技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

リビング重合の基礎知識とリビングラジカル重合を用いた応用技術

リビング重合の基礎知識とリビングラジカル重合を用いた応用技術

~リビングラジカル重合での精密合成と構造解析、物性や機能とは~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、リビング重合の基礎知識からリビングラジカル重合を用いた高分子合成やそのノウハウ、最新動向を解説いたします。
さらにミセルやハイドロゲルなどの自己組織化材料などの機能性材料設計についても言及いたします。

開催日

  • 2021年7月21日(水) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 重合を用いた高分子合成と材料設計、高分子構造解析に関心のある方
    • 高分子合成
    • 重合反応
      • ラジカル重合
      • アニオン重合
      • カチオン重合
    • リビングラジカル重合など

修得知識

  • 重合反応、リビング重合、高分子合成に関する基礎知識
  • リビングラジカル重合を用いた高分子合成やそのノウハウ
  • 構造を制御した高分子材料の最先端研究

プログラム

 リビング重合は、高分子の分子量や末端基構造を制御でき、ブロック共重合体やグラフトポリマー、星型ポリマーなど構造が制御された高分子を合成する手法として有効です。今では様々なリビング重合系が開発されており、狙いの構造をもつ高分子を自在に設計できる時代になりつつあります。
 そこ本講演では、リビング重合の基礎知識からリビングラジカル重合を用いた応用技術まで幅広くご紹介いたします。まず、リビング重合の種類や特徴、選択方法についてお話し、リビングラジカル重合を用いた高分子の精密合成と構造解析、物性や機能、さらにミセルやハイドロゲルなどの自己組織化材料など、様々な機能性材料の設計に関する実例を紹介し、リビング重合の基礎から最先端までお話いたします。リビング重合や精密高分子合成に関する本講演が魅力ある機能材料開発の一助となれば幸いです。皆様のご参加をお待ちしております。

  1. リビング重合の基礎
    1. リビング重合の特徴と原理:通常の連鎖重合や逐次重合との違い
    2. リビング重合による高分子合成と一次構造の制御
    3. リビングアニオン重合
    4. リビングカチオン重合
    5. リビングラジカル重合
      1. ニトロキシドを用いた重合
      2. 原始移動ラジカル重合 (ATRP)
      3. 可逆的付加開裂連載移動 (RAFT) 重合
    6. その他のリビング重合
  2. リビングラジカル重合を用いた精密高分子合成と一次構造制御
    1. 高分子の分子量制御と構造解析
    2. ランダム,グラジエント,ブロック共重合体の合成と物性
    3. 末端機能性ポリマーと局所機能化ポリマーの合成
    4. 星型ポリマーの合成と機能
    5. 環化ポリマーの合成と機能
  3. 両親媒性高分子・ランダム共重合体の自己組織化と集合構造制御
    1. ミセルのサイズと会合数の制御
    2. 自己修復性ハイドロゲル
    3. ミクロ相分離材料
    • 質疑応答

講師

  • 寺島 崇矢
    京都大学 大学院 工学研究科 高分子化学専攻
    准教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/3 加速する国内外のプラスチック規制の動向とリサイクルの最新事情 オンライン
2024/12/4 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ オンライン
2024/12/4 高分子結晶化の基礎と解析技術および結晶成長 オンライン
2024/12/5 乳化重合・ソープフリー乳化重合によるポリマー微粒子の合成と粒子径・形状制御 オンライン
2024/12/5 高分子の結晶化と結晶高次構造の特徴・各種分析法 オンライン
2024/12/6 プラスチック用添加剤の作用機構と使い方 東京都 会場
2024/12/9 架橋技術によるポリマーの性能向上と物性・特性改良方法 オンライン
2024/12/9 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ オンライン
2024/12/9 高分子材料の末端基・構造解析テクニック オンライン
2024/12/10 樹脂部品の特性と材料費/加工費/型費の概算法から検図法まで学ぶ超実務設計 オンライン
2024/12/10 フィラー最密充填構造設計とポリマー系複合材料の高熱伝導化 オンライン
2024/12/10 高分子材料の劣化・変色技術の基礎と防止処方技術 オンライン
2024/12/11 低誘電特性樹脂の技術開発動向と設計手法 オンライン
2024/12/11 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法 オンライン
2024/12/11 ポリマー・高分子材料のモノマー化・解重合技術の基礎とケミカルリサイクルの技術動向 オンライン
2024/12/13 高分子絶縁材料の劣化・絶縁破壊メカニズムと計測・データ解釈法 オンライン
2024/12/13 乳化重合・懸濁重合の基礎、反応機構と装置設計、重合プロセスの機能化 オンライン
2024/12/13 プラスチック加飾技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2024/12/13 エポキシ樹脂の基礎、硬化剤との反応および副資材による機能化 オンライン
2024/12/16 架橋剤を使うための総合知識 オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/7/15 乳化・懸濁重合法の基礎と応用
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2012/11/1 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ
2012/9/27 熱膨張・収縮の低減化とトラブル対策
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)