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薬物動態の基礎と活用 (2日間講座) アーカイブ配信

アーカイブ受講対応

薬物動態の基礎と活用 (2日間講座) アーカイブ配信

~各パラメータの意味とデータの読み方、併用薬による毒性発現機作とは?~
オンライン 開催

2021年1月28,29日「薬物動態の基礎と活用 (2日間講座)」のアーカイブ配信となります。
視聴期間は、2021年2月1日〜5日の期間となります。

開催日

  • 2021年2月5日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 薬の吸収、分布、代謝、排泄、相互作用の基礎
  • 薬物動態速度論の各パラメータの意味
  • 薬物の血漿タンパクとの結合が薬効・毒性発現に与える影響
  • 副作用発現の事例から、その発現機作、薬物相互作用
  • 薬物に起因した肝毒性、ホスホリピドーシス

プログラム

  • 薬物動態の変動要因:
    • 薬物の吸収、分布、代謝、排泄、相互作用の基本を説明し、薬物の生体内動態に影響を与える要因の全体像を解説する。
  • 薬物動態の解析:
    • コンパートメントモデルを用いた薬物動態速度論の各パラメータを知り、その意味を理解し、グラフを描き、練習問題を解くことにより、薬物動態データの読み方を解説する。さらに、非線形モデルを含むその他の薬物速度論についても解説する。
  • 薬物動態の活用:
    • 新薬開発において血漿タンパクとの結合が薬物の薬効・毒性に与える影響・考え方を解説する。
    • 薬物動態の基礎知識を修得したうえで、薬の毒性発現メカニズム、特に代謝的活性化、薬物相互作用に起因した毒性発現機作を解説する。さらに、薬物に起因した肝毒性、ホスホリピドーシスについて解説する。
  1. 薬物体内動態 (2021年1月28日 13:00~16:30)
    1. 薬物の生体膜通過
      1. 単純拡散
      2. 能動輸送
      3. 促進拡散
      4. 膜動輸送
    2. 吸収
      1. 小腸
      2. リンパ管系
      3. 口腔、その他
      4. 影響因子
      5. Caco2及び iPS細胞由来小腸上皮細胞
    3. 分布
      1. 薬物分布に影響を与える因子
      2. 脳への薬物の移行
    4. 代謝
      1. 代表的な薬物代謝酵素
      2. 薬物代謝酵素の変動要因
      3. 遺伝的素因
    5. 排泄
      1. 腎排泄
      2. 胆汁中排泄
      3. 腸管循環
    6. 薬物相互作用
      1. 代謝過程
      2. 排泄過程
      3. 薬力学的 (薬理学的) 作用
  2. 薬物動態解析 (2021年1月29日 10:30~)
    1. 1 – コンパーメントモデル
      1. 静脈内投与モデル
        • 体内の薬物の消失速度、消失速度定数
        • 血中薬物濃度式と半減期、分布容積、全身クリアランス、AUC
        • 簡単な数学と演習問題
      2. 経口投与モデル
        • 血中薬物濃度式
        • 吸収速度定数と消失速度定数
        • CmaxとTmax
      3. クリアランス
        • 組織クリアランスと固有クリアランス
        • 肝クリアランス、腎クリアランス、初回通過効果
      4. バイオアベイラビリティ
        • 絶対バイオアベイラビリティと相対バイオアベイラビリティ
        • 量的バイオアベイラビリティと速度的バイオアベイラビリティ
        • 生物学的同等性
      5. 2 – コンパートメントモデル
      6. 非線形速度論
      7. 線形と非線形速度論のまとめ
      8. 生理学的モデル
      9. 線形1 – コンパートメントモデルでの点滴静注
      10. 線形1 – コンパートメントモデルでの繰り返し投与
      11. モーメント解析
      12. 母集団薬物速度論
      13. 薬物動態変動 (疾病、妊娠、加齢、生活環境など)
      14. TDM (therapeutic drug monitoring)
      15. PK/PD解析
  3. 新薬開発におけるタンパク結合の評価
    • 血漿中の主な結合タンパク質
    • タンパク結合の変動要因
    • 承認薬のタンパク結合率の推移
    • ドラッグデザインにおけるタンパク結合
    • 臨床におけるタンパク結合の影響
      • オピオイド鎮痛薬:モルヒネ、オキシコドン、フェンタニルを例に
  4. 薬物の代謝的活性化、相互作用に起因した毒性発現
    1. 肝毒性
      • 中毒性肝障害
      • アレルギー性肝障害
    2. ホスホリピドーシス (リン脂質症)
    3. アセトアミノフェン
      • 肝毒性発現のメカニズム
      • アセトアミノフェン中毒の解毒
    4. ソリブジン
      • 代謝酵素の特性
      • 薬物の相互作用に起因した毒性発現
    5. ワルファリン
      • 代謝酵素の遺伝的多型
      • 薬物の相互作用に起因した毒性発現
    6. リファマイシン
      • 黄疸発現のメカニズム
      • 併用毒性

主催

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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

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