技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

樹脂の高熱伝導化に向けたフィラー活用のポイント

Zoomを使ったライブ配信セミナー

樹脂の高熱伝導化に向けたフィラー活用のポイント

オンライン 開催

開催日

  • 2021年2月5日(金) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 高熱伝導材料、フィラーの混練・分散技術に関心のある方
  • 高熱伝導材料、フィラーの設計・技術・評価・試験などに携わっている方

修得知識

  • 高熱伝導材の理論と技術動向
  • 窒化物フィラーを使用した高熱伝導材料の用途、特徴の理解
  • 高熱伝導材料の開発・設計の際の期待する熱伝導性・物性発現に向けた考え方 など

プログラム

 熱伝導フィラーおよび高熱伝導材料の概要説明と設計方法を中心に、近年注目が集まっている高熱伝導材料について、高熱伝導フィラーの特徴や性質の理解および熱伝導率向上に影響する樹脂の選定とその複合化について解説します。

  1. フィラーの活用方法
    1. フィラーの種類とその特性
    2. フィラー径と粒度分布の測定法
      1. 各種粒度分布測定法の違いと原理
      2. 粒子径の違いによる各種物理的特性など
    3. フィラーの分散制御
      1. ポリマー/フィラー界面処理技術
      2. 表面処理の目的
      3. シランカップリング剤の用法など
    4. 複合化プロセス (コンパウンドプロセス) について
      1. フィラーの分散制御
      2. ゴム・熱可塑性樹脂・熱硬化性樹脂の混合
      3. 分散のポイントなど
  2. 高熱伝導材料の概要と理論
    1. 高熱伝導材料の位置づけ
    2. 高熱伝導性コンポジット材料の必要性
    3. 高熱伝導化の理論
      1. フィラー充填系の熱伝導率予測
      2. 熱伝導率測定法
      3. 樹脂の高熱伝導化など
  3. 高熱伝導材料の開発
    1. 高熱伝導材料の種類
    2. 高熱伝導材料設計の要点
      1. 高熱伝導材料に必要な要素
      2. 熱伝導率以外の要素 (絶縁性・熱膨張率等) など
    3. 高熱伝導化のためのフィラーの活用方法
      1. 高熱伝導材におけるフィラーの選択基準
      2. 酸化グラフェンによる窒化ホウ素の表面改質など
    • 質疑応答

講師

  • 伊藤 玄
    株式会社KRI スマートマテリアル研究センター ハイブリッドマテリアル研究室
    上級研究員

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/25 プラスチック用添加剤の適切な選定と材料の劣化・変色対策 オンライン
2025/3/25 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/3/25 ナノカーボン充填による高分子系複合材料の高機能化 オンライン
2025/3/25 顔料分散法と具体的利用法・応用技術 オンライン
2025/3/26 (ナノ) カーボン材料の分散制御と「マイクロ波による複合化」などの各種技術、その評価 オンライン
2025/3/26 プラスチックの疲労破壊と耐久性評価技術 オンライン
2025/3/26 プラスチックの難燃化技術の基礎と技術動向 オンライン
2025/3/27 ポリウレタンの基礎知識および応用展開と高機能化技術 オンライン
2025/3/27 騒音対策 (吸音、遮音) の考え方と音響メタマテリアルの遮音特性 オンライン
2025/3/27 熱工学の基礎と演習 オンライン
2025/3/27 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点と結果の解釈 オンライン
2025/3/27 高分子の相溶性と相分離および結晶化の基礎 オンライン
2025/3/27 シリコーン製品の基礎と用途・取り扱いのポイント オンライン
2025/3/27 プラスチック製品の強度設計に必要な材料力学 オンライン
2025/3/27 廃プラスチックのリサイクル最新動向 東京都 会場・オンライン
2025/3/28 高分子材料のレオロジー (粘弾性) の基礎と動的粘弾性測定 オンライン
2025/3/28 フェノール樹脂の基礎と応用のための組成物設計の実務知識 オンライン
2025/3/28 押出成形のトラブル対策 Q&A講座 オンライン
2025/3/28 シリカ微粒子・合成シリカの基礎と分散・凝集制御および表面改質 オンライン
2025/3/28 光学樹脂における屈折率・複屈折の考え方とその測定・制御 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/12/16 カーボンニュートラルに向けた中低温産業排熱の最新利用技術と実践例
2021/10/29 金属ナノ粒子、微粒子の合成、調製と最新応用技術
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用
2021/7/28 プラスチックリサイクル
2021/6/29 UV硬化樹脂の開発動向と応用展開
2021/5/31 高分子材料の劣化・変色対策
2021/5/31 重合開始剤、硬化剤、架橋剤の選び方、使い方とその事例
2021/4/30 建築・住宅用高分子材料の要求特性とその開発、性能評価
2021/2/16 ポリマーアロイ/ブレンドにおける相溶性・分散条件の最適設計、評価応用の最新技術
2021/1/29 高分子材料の絶縁破壊・劣化メカニズムとその対策
2020/11/30 高分子の成分・添加剤分析
2020/11/30 高分子の延伸による分子配向・結晶化メカニズムと評価方法
2020/10/30 ポリウレタンを上手に使うための合成・構造制御・トラブル対策及び応用技術
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/3/31 自己修復材料、自己組織化、形状記憶材料の開発と応用事例
2020/1/31 添加剤の最適使用法
2020/1/31 溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の求め方と微粒子の分散安定化への活用術
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2019/10/31 UV硬化技術の基礎と硬化不良対策