技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

3Dプリンター用造形樹脂の開発トレンド

Zoomを使ったライブ配信セミナー

3Dプリンター用造形樹脂の開発トレンド

オンライン 開催

開催日

  • 2021年1月14日(木) 10時00分 17時10分

プログラム

第1部 樹脂3Dプリンターとその造形材料の技術動向と期待される応用展開

(2021年1月14日 10:00〜12:00)

 Stratasys社 (樹脂) 及びDesktopMetal社 (金属・樹脂) の正規販売代理店としての立場から、3Dプリンター製品の概要、造形原理、特長を述べ、特に自動車製造での設計、試作、生産各工程における3Dプリンティングの活用事例と可能性について述べる。

  1. 3Dプリンターの基本造形原理と材料種類特性
    1. 「3Dプリンター」とは何か
    2. 3Dプリンターの代表的な工法と造形材料
    3. 3Dプリンターの使い方
    4. 3Dプリンターの選び方
    5. 3Dプリンターの世界の動向
  2. Stratasys FDM (樹脂熱溶融積層) 方式について
    1. FDM方式の原理
    2. FDM方式の造形機種
    3. FDM方式の材料種類と特性
  3. Stratasys Polyjet方式 (光硬化性樹脂インクジェット) 方式について
    1. Polyjet方式の原理
    2. Polyjet方式の造形機種
    3. Polyjet方式の材料種類と特性
      • 3DesktopMetal Fiber (日本未発売) 造形方式について
    4. Fiber造形方式の原理
    5. Fiber材料種類と特性
  4. 様々な分野での3Dプリンティング活用事例と可能性
    1. デザイン及び試作用途事例と効果
    2. 製造用型・治工具生産、実用部品生産用途事例と効果
    3. 今後の活用可能性
    • 質疑応答

第2部 3Dプリンター用PLAフィラメントの要求特性と開発事例

(2021年1月14日 12:50〜14:20)

 材料押出型3Dプリンターは安価で扱い易いため急速に普及している。主力素材はABSとPLAの2種であり、造形精度ではPLAが有利だが、精度・物性・機能性などの改善は随所で続いている。本講演では、造形用材料としてのPLAフィラメントについて、高性能化に向けた開発の実例とそのポイントを解説する。また他の機能性フィラメントの開発事例についても紹介する。

  1. 3Dプリンター用造形材料としてのポリ乳酸
    1. PLAの用途展開と訴求点
    2. ABSとPLAの相反する特性
    3. 市販PLAフィラメントの例
  2. PLAフィラメント開発の実例
    1. より良いプリント結果を求めた高性能化への動き
    2. 材料選定
    3. フィラメントの製法
    4. さらなる高性能を目指した開発の方向性
  3. 機能性フィラメント
    1. 他社製品例
    2. 機能性フィラメントの開発事例
    • 質疑応答

第3部 シリコーンゴムの3Dプリンティングの基礎と活用

(2021年1月14日 14:30〜15:30)

 シリコーンゴムの3Dプリンティングについて、主に今まで聞いたことがないという方を対象として、シリコーン材料と3Dプリンターの両面から基礎的なことを説明する。材料については、シリコーンゴムの基礎知識から3Dプリンター用材料であるSILASTICTM 3335 LSRについてまで、一方、プリント方式については、液体積層法 (LAM) について説明する。また、活用例としてカスタマイズシューズについても紹介する。

  1. 概要
    1. 3Dプリンターの利点
    2. シリコーンゴムの利点
    3. シリコーンゴムの特徴を生かした3Dプリンティングとは?
  2. シリコーンゴムについて
    1. シリコーンゴムの基礎知識
      1. 製法
      2. 化学構造
      3. 他のゴムとの比較
      4. 用途
      5. シリコーンゴムの種類
        • HCR
        • LSR
        • シーラント
    2. 3Dプリンター用シリコーンゴムSILASTICTM 3335 LSRについて
      1. レオロジー特性について
      2. ビーズサイズと硬化時間
  3. 液体積層法 (LAM方式)
    1. 造形方法
    2. 3Dプリンターについて
    3. プリンティング工程
  4. 特長
    1. 射出成形との物性比較
    2. 異方性について
  5. 用途・活用例
    1. カスタマイズシューズでの活用例
    2. その他期待される用途
  6. オプション
    1. カラーリング
    2. 供給方法
    • 質疑応答

第4部 3Dプリンター用フッ素樹脂造形材料の特徴と期待される応用展開

(2021年1月14日 15:40〜17:10)

  1. フッ素樹脂「PFA」
    1. フッ素樹脂
    2. フッ素樹脂「PFA」の特徴
  2. 粉末床溶融結合
    1. 付加製造技術
    2. 粉末床溶融結合 (Powder bed fusion : PBF)
  3. PFAを用いた粉末床溶融結合
    1. PFA粉体 (開発品)
    2. PFA造形品の物性
    3. PFA粉体のリサイクル性
    • 質疑応答

講師

  • 丸岡 浩幸
    丸紅情報システムズ株式会社 製造ソリューション事業本部 モデリングソリューション技術部 アプリケーション推進課
    スペシャリスト
  • 中谷 雄俊
    ユニチカ株式会社 産業繊維事業部 繊維資材生産開発部
  • 小渕 喜一 (ダウ・東レ株式会社)
    ダウ・東レ株式会社 研究開発部門 応用技術3部
    主任研究員
  • 松尾 岳之
    ダイキン工業 株式会社 化学事業部 マーケティング部
  • 小森 洋和
    ダイキン工業 株式会社 化学事業部 マーケティング部

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 ミーティングテスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/3 加速する国内外のプラスチック規制の動向とリサイクルの最新事情 オンライン
2024/12/4 エポキシ樹脂の基礎および各硬化剤の使い方・選び方 オンライン
2024/12/4 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ オンライン
2024/12/4 高分子結晶化の基礎と解析技術および結晶成長 オンライン
2024/12/5 高分子の結晶化と結晶高次構造の特徴・各種分析法 オンライン
2024/12/5 乳化重合・ソープフリー乳化重合によるポリマー微粒子の合成と粒子径・形状制御 オンライン
2024/12/6 プラスチック用添加剤の作用機構と使い方 東京都 会場
2024/12/9 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ オンライン
2024/12/9 架橋技術によるポリマーの性能向上と物性・特性改良方法 オンライン
2024/12/9 高分子材料の末端基・構造解析テクニック オンライン
2024/12/10 樹脂部品の特性と材料費/加工費/型費の概算法から検図法まで学ぶ超実務設計 オンライン
2024/12/10 高分子材料の劣化・変色技術の基礎と防止処方技術 オンライン
2024/12/10 フィラー最密充填構造設計とポリマー系複合材料の高熱伝導化 オンライン
2024/12/11 低誘電特性樹脂の技術開発動向と設計手法 オンライン
2024/12/11 ポリマー・高分子材料のモノマー化・解重合技術の基礎とケミカルリサイクルの技術動向 オンライン
2024/12/11 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法 オンライン
2024/12/13 高分子絶縁材料の劣化・絶縁破壊メカニズムと計測・データ解釈法 オンライン
2024/12/13 プラスチック加飾技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2024/12/13 エポキシ樹脂の基礎、硬化剤との反応および副資材による機能化 オンライン
2024/12/16 エポキシ樹脂の最新技術動向と設計技術および今後の課題 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/12/16 バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/25 3Dプリンタ 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/25 3Dプリンタ 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/6/26 UV・EB硬化型コート材の基礎、各種機能向上技術
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)