技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ぬれ性の基礎と測定・評価方法

Zoomを使ったライブ配信セミナー

ぬれ性の基礎と測定・評価方法

~表面張力の理解、接触角の測定方法、分析法と応用例など~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、濡れる、という現象を理解するために必要な知識を、基礎の基礎から解説いたします。
また、素材のぬれ性の測定法、評価法、ぬれを上手に利用するポイントについて詳解いたします。

開催日

  • 2020年12月16日(水) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • ぬれ性制御に関連する技術者
    • 表面処理
    • 撥水・親水
    • 化学
    • 材料
    • 機械潤滑
    • 半導体製造プロセス
    • 培養培地・細胞・細菌・微生物の付着制御 など
  • 超撥水の応用分野に関連する技術者
    • ディスプレイ
    • 電極材料
    • 太陽電池
    • 燃料電池
    • 衣料品・繊維
    • ガラス など
  • 超親水の応用分野に関連する技術者
    • ナノエレクトロニクス
    • 医療材料
    • プリント基板
    • LCD
    • 熱交換器
    • 燃料電池
    • 衣料品 など
  • 超親水・超撥水を製品開発に応用したい方
    • 防汚
    • 防雪
    • 防氷
    • 防曇
    • セルフクリーニング など

修得知識

  • ぬれ性の基礎
  • 表面張力の理解
  • 接触角の測定方法
  • ぬれ性の制御法の考え方

プログラム

 素材を濡れやすくしたり、濡れにくくしたりする技術は、さまざまな分野で必要とされ、また、問題になっています。本セミナーでは、濡れる、という現象を理解するために必要な知識を、基礎の基礎から徹底的に解説します。そして,理論に基づいた素材のぬれ性の測定法、評価法を解説します。さらに,ぬれを上手に利用するには、どうすればよいか、その考え方をお教えします。

  1. ぬれの基礎
    1. ぬれとは何か
      1. 用語解説
      2. 表面・界面張力の原理
      3. ぬれは熱力学的な現象である
      4. 表面・界面張力の熱力学的な定義
      5. 単位のはなし
      6. 液体の表面張力の測定法
    2. どうしてぬれたり,ぬれなかったりするのか
      1. ぬれるための条件
      2. 付着ぬれ
      3. 拡張ぬれ
      4. 浸漬ぬれ
    3. ヤングの式とラプラスの式
      1. ヤングの式の意味
      2. ラプラスの式の意味
      3. 液滴の形状を考える
  2. ぬれ性の測定と評価
    1. さまざまな接触角
      1. 複合面のぬれ (カシーの式)
      2. 凸凹面のぬれ (ウェンゼルの式)
      3. 気体の吸着と液体の吸着 (ウェンゼルの式の破綻)
      4. 超はっ水の発現は難しい
      5. 各種接触角のまとめ
    2. 表面とは何か
      1. 金属の表面
      2. 高分子の表面
      3. 接触角の文献値はアテにならない
    3. 接触角の二大測定法
      1. ウィルヘルミの吊り板法 (垂直板法)
      2. 液滴法 (静滴法)
      3. 接触角が0度のときはどうするか?
  3. ぬれ性の分析法と応用例
    1. なぜ表面自由エネルギーの理論が必要なのか?
      1. モデル化の功罪
      2. 分子間力の種類
    2. 表面自由エネルギーに基づく表面分析法
      1. フォークスの式
      2. 分散成分の測定法
      3. 拡張フォークスの式
      4. バナスの酸・塩基の式
    3. ぬれのさまざまな利用法
      1. ぬれ性の制御の考え方
      2. フッ素がもてはやされる理由
      3. さまざまな利用法
      4. 今後の方向性

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 ミーティングテスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。電子媒体での配布はございません。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/4 金属の表面処理技術 オンライン
2024/4/5 シランカップリング剤を効果的に活用するための総合知識 オンライン
2024/4/5 めっきの基礎および処理方法とトラブル対策 オンライン
2024/4/10 FT-IR測定・同定の実務実践とアプリケーションテクニック・コツ オンライン
2024/4/11 表面観察・分析装置を用いた電子部品の不具合箇所の特定・観察・解析と不良対策 オンライン
2024/4/16 自動車のEV化とプラスチックの電磁波シールドめっき オンライン
2024/4/19 副資材を利用した高分子材料の設計技術 オンライン
2024/4/19 異種材料接着に向けた金属の表面処理技術と接着性の改善 オンライン
2024/4/22 電子機器の防水設計の基礎と応用・不具合対策 オンライン
2024/4/22 高機能化、高性能化のための表面処理法の基礎と表面分析法 オンライン
2024/4/22 アノード酸化皮膜 (陽極酸化皮膜) の基礎と構造・特性制御および応用 オンライン
2024/4/23 ポリマー表面へのタンパク質吸着制御と評価、表面設計 オンライン
2024/4/23 トライボロジー (摩擦、摩耗、潤滑) の基礎と耐摩耗対策、摩擦制御法 オンライン
2024/4/23 めっき膜の密着性評価と剥離対策 オンライン
2024/4/25 耐指紋・防汚性材料の設計、評価、応用、今後の展望 オンライン
2024/4/25 プラスチックフィルムの表面処理・改質技術と接着性の改善評価方法 オンライン
2024/4/26 塗布膜乾燥プロセスの解明・考察・本質の理解と塗布膜の設計、不良・欠陥対策への応用 オンライン
2024/4/26 塗装・コーティング現場のゴミ・異物対策実践セミナー 東京都 会場
2024/4/30 アノード酸化皮膜 (陽極酸化皮膜) の基礎と構造・特性制御および応用 オンライン
2024/5/6 トライボロジー (摩擦、摩耗、潤滑) の基礎と耐摩耗対策、摩擦制御法 オンライン

関連する出版物