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粘度、粘弾性の測定法とデータの読み方、活用例

Zoomを使ったライブ配信セミナー

粘度、粘弾性の測定法とデータの読み方、活用例

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、粘度・粘弾性測定の概要、測定治具の選択方法など粘弾性測定の基礎から、チクソトロピー性、塗工性能の評価、濃厚スラリーの分散特性評価、化粧品のゲル構造の評価など測定データの解釈並びに応用例まで詳しく解説いたします。

開催日

  • 2020年11月24日(火) 10時30分16時30分

プログラム

 粘度・粘弾性測定の概要並びに測定治具の選択方法など粘弾性測定の初心者の方から、チクソトロピー性、塗工性能の評価、濃厚スラリーの分散特性評価、化粧品のゲル構造の評価など測定データの解釈並びに応用例まで詳しく解説する。

  1. 粘弾性測定とは
    1. 粘弾性・粘弾性体とは ~身近に存在する粘弾性物質~
    2. 従来の粘度測定手法とは ~回転粘度計の特徴と測定の限界~
    3. 粘弾性測定装置とは ~最新の粘弾性測定装置の特徴~
  2. 粘弾性測定の基礎
    1. 粘弾性測定の概要 ~回転測定と振動測定~
  3. 回転 (静的) 測定の概要
    1. 回転測定の概要 ~変形方法、粘弾性変数~
    2. 回転測定応用例 (チクソトロピー性評価)
      1. ニュートン流動現象 ~粘度が回転によらず一定?~
      2. シアシックニング ~粘度が回転と共に上昇?~
      3. シアシニング ~粘度が回転と共に下降?~
      4. シアシニング現象の可視化 ~流動場の可視化 (レオマイクロスコープ) ~
  4. 振動 (動的) 測定の概要
    1. 振動測定の測定対象と概要
    2. 各種振動測定の紹介
      1. ひずみ分散測定と測定例
      2. 周波数分散測定と測定例
      3. 温度分散測定と測定例
      4. 時間分散測定と測定例
  5. 測定治具と温度制御システムの選択
    1. 各測定治具の詳細と使い分け
    2. 各治具のせん断速度の求め方
    3. 各治具での温度分散測定
    4. ゲルサンプルの場合
    5. 粒子分散系の測定
    6. 乾燥しやすいサンプルの測定
    7. 測定治具のサイズ選択のポイント
    8. 温度制御システムの選択
  6. 塗料の塗工性能の評価
    1. 塗工性能の評価の概要
    2. 従来の粘度測定法と問題点
    3. 塗工性能の評価事例
    4. 応用例
      • 高速塗布
      • プリンタインク
      • ボールペンの書きやすさ
  7. 粒子分散特性の評価
    1. 濃厚系スラリーの粘度特性
      • 粘度上昇
      • シアシックニング
    2. 凝集、分散特性評価 ~分散特性と粒度分布の関係など~
    3. 長期分散安定性 ~沈降する?しない?~
  8. 化粧品材料の評価
    1. 化粧品の官能特性の評価
    2. 化粧品用基材のレオロジー挙動 ~アルファゲル構造の評価~
    3. 泡立ち、泡強度、泡切れの評価
  9. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 宮本 圭介
    株式会社 アントンパール・ジャパン ビジネスユニット
    キャラクタリゼーションマネージャー

主催

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受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
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複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

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本セミナーは終了いたしました。

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