技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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2013年8月のGMP施行内容の変更やPIC/Sへの参加により国際的な観点でのバリデーションが求められてきており、洗浄バリデーションにおいてもリスクマネージメントの考え方を取り入れた考え方を基に計画および実施するのが基本となってきている。特に、バイオ医薬品の製造では目的物自体が高分子で非常に複雑であることや、製造工程では水系での製造がほとんどであることなど、従来の医薬品製造とは異なる観点でのバリデーションの考え方が必要となる。
なかでもタンパク質医薬品の製造は遺伝子組み換え微生物や動物細胞を宿主とした培養あるいは発酵工程によりほぼ完了し、その後の工程は遠心分離、膜分離、クロマトグラフィー精製等の分離精製技術がほとんどとなることから、原薬製造における管理は重要である。また、目的物自体が不純物となるリスクや外来の感染性不純物などについても、細心の注意をもって取り組まなくてはならないため、従来の医薬品製造と異なる特有の問題が含まれており、洗浄バリデーションに関しても対応を図らなければならない。
この講義ではPIC/Sをはじめ、FDAやICH、WHOなどグローバルな視点での『バイオ医薬品製造における洗浄バリデーションに関する法規制状況』および『PIC/SのGMP査察時の注目ポイント』や『米国FDAやEMA、日本の厚生労働省などの洗浄バリデーションに関する考え方』を紹介する。また、『実際洗浄バリデーションを実施するに当たってのリスクアセスメントのアプローチと洗浄工程を1つのプロセスとしてとらえたプロセスバリデーションの考え方』もあわせて紹介したい。
日本で承認されたバイオ医薬品の数は、抗体医薬品の62品目を加えすでに159品目を数え、バイオ後続品の25品目を加えると184品目と急激にその数を増やしてきている。なかでも抗体医薬品は74品目とその約半数を占めている (2020年5月現在) 。このように日本国内でバイオ医薬品の承認数が増えてきているが、その多くは海外で原薬製造を行っており、まだまだ国内での生産は少ないのが現状である。最近では徐々に国内での原薬製造も行う会社も増えてきているが、遺伝子組み換え動物細胞や微生物を生産宿主とすることから、従来の合成医薬品製造との違いに戸惑いをみせる会社も多い。特に設備の洗浄に関しては経験が少なく、その運用に苦慮している会社は少なくない。
このような現状から、本講座ではバイオ医薬品の原薬製造における洗浄バリデーションに関してグローバルな観点での注目ポイントと、その管理に関しての注意点を紹介する。特に、バイオ医薬品の製造においては水を多用することから、洗浄に用いる水の管理なども含めて紹介するとともに、GMP現地検査における査察ポイントなどに関しても紹介する。
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
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発行年月 | |
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