技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

製造法技術移転の手順および同等性確保のための留意点

製造法技術移転の手順および同等性確保のための留意点

~技術移転の際に重要となる製品標準書の記載、様式例 / 技術移転でのトラブルと対策 / ロット内の品質均質性の保証~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2020年2月12日(水) 10時00分 17時00分

修得知識

  • 技術移転の際に重要となる製品標準書の記載、様式例
  • 技術移転でのトラブルと対策
  • ロット内の品質均質性の保証

プログラム

 開発部門等が製造部門ないし製造受託業者 (CMO) に技術移転する場合、製品標準書を提示するであろうが、開発の経緯、製剤設計の根拠が不明であれば、意図した品質の製品を恒常的に得られない可能性が出てくる。また、製造の経験・ノウハウが乏しく、作業者が頻繁に入れ替わる製造業者であれば、ロット内間の品質均質性を保証できない可能性もでてくる。技術移転には真に必要な情報・ノウハウの移転と製造業者の観察力が必要である。演者の経験を踏まえて具体的な技術移転時の留意点を紹介する。

  1. 製剤開発の流れと技術移転のプロセス
  2. 技術移転の各種ケース
  3. 製造サイドの要件
  4. 技術移転後に発生しやすいトラブル
    1. 設備仕様等の若干の違いによるトラブル
  5. 技術移転に関する法規・ガイドラインの要請
    1. GQP省令、GMP省令、PIC/S GMP
    2. 要するに法規・ガイドラインの要請とは
  6. 知識管理の重要性
    1. 改善のためには情報共有が求められる
    2. 最新バリデーションは工程がバリデートされた状態の継続確認を求める
    3. 受託側に工程観察力があるか
  7. 技術移転文書としての製品標準書
    1. 技術移転時の必要情報
    2. 機器リスト、構造設備の清浄化法も必要
    3. 記載時の留意事項
    4. 設定の根拠の重要性
    5. 製品設計の根拠欄への記載例
    6. 試験関連情報、安全情報
    7. 製品標準書の様式例
  8. 経口投与剤で注意したいこと
    1. 混合工程でのサンプリングサイズ
    2. 原料/中間製品のサンプリングに注意
  9. スケールアップで発生する問題
  10. 固形製剤のトラブル事例と対策 その1 流動層造粒
    1. 流動不良の状態
    2. バグフィルターのトラブル
    3. スプレートラブルの事例
    4. 液送ポンプによる流量トラブル
    5. 凝集造粒時の季節変動
    6. 流動造粒時の確認事項
  11. 固形製剤のトラブル事例と対策 その2 コーティング工程
    1. コーティング錠トラブルの要因
    2. コーティングに適した素錠剤形
    3. フィルム基剤・添加剤に起因するトラブル
    4. ポリマー種によるトラブル事例
    5. コーティング剤と薬物との相互作用
    6. スプレーと表面粗さの関係
    7. 乾燥にかかわる問題
    8. 仕込み量の最適化
    9. 外観不良の原因と対応策
  12. 凍結乾燥製剤のトラブル事例と対策
    1. 予備凍結工程の留意点
    2. 各瓶で凍結開始がばらつく原因
    3. ロット内品質不均質リスク
    4. ロット内の凍結構造均質化策
    5. 外部輻射入熱対策
    6. ロット内の乾燥速度の遅速
    7. 大型機では庫内打栓抵抗は大

講師

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/10/30 専門の知識をもたない初級担当者のためのCTD-Qのまとめ方 (入門講座) オンライン
2024/10/30 日米欧等各国の安全対策管理法規制の違いをふまえた安全性情報を取り扱う際のMedDRA活用/Codingの留意点 オンライン
2024/10/31 CSV手順の最適化 (省力化・効率化・改善) へのヒント オンライン
2024/10/31 品質管理のための統計的モデリングと予測手法 オンライン
2024/10/31 信頼性基準適用試験における運用への落とし込みと (国内外) 委託時の信頼性保証 オンライン
2024/10/31 再生医療等製品・遺伝子治療薬開発のための生物由来原料基準/カルタヘナ法 徹底解説 オンライン
2024/10/31 体外診断用医薬品 (診断薬) の市場動向をふまえたマーケティング戦略 オンライン
2024/11/1 環境モニタリングの測定時およびアラート・アクションレベル設定時の留意点 オンライン
2024/11/1 CSV (コンピュータ化システムバリデーション) 実務入門講座 オンライン
2024/11/5 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2024/11/6 OOS/OOTの正しい理解と判断のポイント オンライン
2024/11/6 FDAから製造所認証を得るための査察対応ポイント オンライン
2024/11/6 GMP・DIガイドラインに沿った製造/試験記録の作成・運用とその監査 オンライン
2024/11/6 生物薬品 (バイオテクノロジー応用医薬品等) におけるCMC開発戦略と開発ステージに応じた対応 オンライン
2024/11/6 バイオ医薬品原薬工場建設プロセスおよびバリデーションのポイント オンライン
2024/11/6 医薬品中の元素不純物分析のデータ試験・管理及びPMDA等の対応ポイント オンライン
2024/11/6 バイオ/抗体医薬品における品質試験/安定性試験と品質規格設定のポイント オンライン
2024/11/7 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2024/11/7 将来の環境や戦略を踏まえた医薬品売上予測 オンライン
2024/11/8 情報不足な開発初期段階において事業性評価を適切に進める為のデータ活用と売上予測の方法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策