技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

熱分析入門

熱分析入門

~DSC/TGA/TMAによる高分子熱分析のポイントからトラブルシューティングまで~
東京都 開催 会場 開催 個別相談付き

概要

本セミナーでは、熱分析の原理から測定条件の決め方・考え方、測定チャートの見方、装置メンテナンスまで実践の場で役立つノウハウを詳解いたします。

開催日

  • 2019年10月31日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 熱分析に関連する技術者、分析担当者

修得知識

  • 熱分析の基礎
  • 各種熱分析の原理・測定・解析・応用
    • 示差走査熱量測定(DSC)
    • 熱重量分析 (TG)
    • 熱機械分析 (TMA)
    • 動的粘弾性測定(DMA)
  • 新しい熱分析法
  • 測定条件の決め方・考え方
  • 熱分析装置の保守管理

プログラム

 熱分析を行ううえで分析の目的に対して的確な情報を得るためには、熱分析の原理や性質を正しく理解し、適切な測定条件で分析するとともに、得られたデータを適確に解釈することが肝要です。
 本講では初心者の方々を対象に、熱分析の原理から測定条件の考え方・決め方、測定チャートの見方の基本、装置のメンテナンスまで、熱分析に関する基本的な知識および実践の場で役立つノウハウを平易に解説します。

  1. 熱分析とは
    1. 熱分析の定義
    2. 熱分析の種類
    3. 熱分析データの概念
  2. 示差熱分析 (DTA) および示差走査熱量測定 (DSC) の原理と応用
    1. DTAの原理
    2. DSCの原理
    3. DTAおよびDSCの測定・解析
      1. 測定条件の決め方とサンプリング・操作上の注意点
      2. 測定チャートの解析の基本
      3. 分析結果に及ぼす測定条件の影響
    4. DTAおよびDSCの応用
      1. 融解
      2. ガラス転移
      3. 結晶化
      4. 熱硬化性樹脂の硬化反応
      5. 熱履歴
      6. 比熱容量測定
      7. 酸化誘導測定
  3. 熱重量測定 (TG) の原理と応用
    1. TGの原理
    2. TGの測定・解析
      1. 測定条件の決め方とサンプリング・操作上の注意点
      2. 測定チャートの解析の基本
      3. 分析結果に及ぼす測定条件の影響
    3. TGの応用
      1. 分解
      2. ゴム中の添加カーボンブラックの定量
      3. 反応速度論解析
  4. 熱機械分析 (TMA) の原理と応用
    1. TMAの原理
    2. TMAの測定・解析
      1. 測定条件の決め方とサンプリング・操作上の注意点
      2. 測定チャートの解析の基本
      3. 分析結果に及ぼす測定条件の影響
    3. TMAの応用
      1. 熱膨張率
      2. ガラス転移
      3. 軟化点
      4. 熱膨張・熱収縮の異方性
  5. 熱分析装置の保守管理
    1. 装置校正 (キャリブレーション)
      1. 装置校正と装置チェック
      2. 装置校正用標準物質
      3. 熱分析装置のトレーサビリティー
    2. トラブルシューティング
      1. DTA・DSCにおける異常データの原因と解決法
      2. TGにおける異常データの原因と解決法
      3. TMAにおける異常データの原因と解決法
  6. 新しい熱分析法
    1. 試料観察熱分析
    2. 湿度制御熱分析
    3. 温度変調DSC法
    4. 発生気体分析 (EGA)

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/4 バイオマスプラスチック/生分解性プラスチックの開発動向と海洋分解を含めた将来展望 大阪府 会場・オンライン
2024/6/4 摩擦振動と異音の発生メカニズムと抑制・対処方法 オンライン
2024/6/4 マーセル化による天然繊維の樹脂複合化と特性改善 オンライン
2024/6/5 UV硬化とEB硬化の基礎と技術比較および応用技術 オンライン
2024/6/5 マテリアルズ・プロセスインフォマティクスの基礎とポリマー材料設計への応用 オンライン
2024/6/5 チクソ性 (チキソ性) の基礎と評価および活用方法 オンライン
2024/6/6 ゴムの架橋と特性解析・制御 オンライン
2024/6/6 エポキシ樹脂の実用の基礎知識とフィルム化 & 接着性の付与技術とその応用 オンライン
2024/6/7 二軸押出機における樹脂流動解析の基礎と AI/IoT 活用展開 大阪府 会場
2024/6/10 プラスチックフィルムにおける各樹脂特性、添加剤・成形加工技術および試験・評価方法 オンライン
2024/6/10 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2024/6/11 機械加工技術 オンライン
2024/6/11 分子シミュレーションの基礎と高分子材料の研究・開発の効率化への展開 オンライン
2024/6/11 各種プラスチック成形品の破損トラブルと原因解析 オンライン
2024/6/11 高分子複合材料のレオロジーとメカニズムに基づく材料設計 オンライン
2024/6/12 可食から非可食バイオマス原料への転換が進む次世代バイオプラスチックの最新開発動向 オンライン
2024/6/12 光重合開始剤の種類、選び方、使い方 オンライン
2024/6/12 FT-IRを用いた樹脂の劣化解析と寿命予測への活用可能性 オンライン
2024/6/13 二酸化炭素 (CO2) 、二硫化炭素 (CS2) を原料とする高分子材料の合成技術と応用 オンライン
2024/6/14 高分子の粘弾性挙動と時間-温度換算則の活用事例 オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/11/1 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ
2012/9/27 熱膨張・収縮の低減化とトラブル対策
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/5/28 微量ガスの高感度分析方法
2011/11/25 アクリル酸エステル 技術開発実態分析調査報告書
2011/6/20 高分子材料のフラクトグラフィ
2010/12/15 エポキシ樹脂市場の徹底分析
2010/3/1 シリコーン製品市場の徹底分析
2009/11/24 高分子材料の劣化と寿命予測