技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬ライセンスにおけるライセンスフィーの設定方法と企業間で提示されるライセンスフィーに差が生じる理由の考察

医薬ライセンスにおけるライセンスフィーの設定方法と企業間で提示されるライセンスフィーに差が生じる理由の考察

~医薬ライセンス業務における不安を解消~
東京都 開催 会場 開催

概要

同一化合物に対する提示額の製薬企業間の差や類似化合物に対する妥結額のディール毎の差はどうして生じるのでしょうか。
本セミナーでは、提示額の製薬企業間の差や妥結額のディール毎の差が生じる原因について考察し、ライセンス競合に打ち勝つための留意点を詳解いたします。

開催日

  • 2019年8月30日(金) 13時00分 16時30分

プログラム

 医薬ライセンスにおいてライセンスフィーはどのように決められるのでしょうか。歴史的にみると販売委託や共販などのプロフィットシェアに基づく単純なライセンスから始まり、開発リスクを伴う開発化合物のライセンスが主流になるとライセンサーとライセンシー間のリスクシェア/プロフィットシェアの観点からライセンスフィーを決める工夫がなされました。さらに、大型医薬品の開発が盛んになると従量制のロイヤルティと定額制のマイルストンの長所を生かす工夫がなされるようになりました。このような医薬ライセンスの歴史を踏まえて現在のライセンスフィー設定方法について考察したいと思います。
 一方、同一化合物に対する提示額の製薬企業間の差や類似化合物に対する妥結額のディール毎の差はどうして生じるのでしょうか。ライセンサーとライセンシーの置かれた状況の違いを分析して、その原因について考察したいと思います。そして、ライセンス競合に打ち勝つ方法を探りたいと思います。

  1. ライセンスフィー設定に関する歴史的考察
    1. 販売委託のライセンスフィー
    2. 比較的小型の開発化合物のライセンスフィー
      • リスクシェア/プロフィットシェアの考え方
      • 相対的化合物評価法
      • マイルストン配分の工夫
    3. 大型開発化合物のライセンスフィーの設定
      • 大型医薬品のライセンスフィーの問題点
      • 従量制のロイヤルティと定額制のマイルストンの使い分け
      • ブロックバスターモデルのライセンスの留意点
        • メガブランドのライセンスフィー
        • 社会への還元
      • ニッチバスターモデルのライセンスの留意点
        • 研究開発優遇策
        • 適応拡大のライセンスフィー
        • 研究機関と製薬企業の価値観の違い
  2. ライセンスフィーの提示額や妥結額に大きな差が生じる理由
    1. 製薬企業の置かれた状況の違い
      • 製品ポートフォリオにおけるライセンス化合物の位置付け
      • 開発パイプライン戦略
      • 市場での製品構成
    2. フランチャイズの違い
      • 研究開発戦略
      • 販売戦略
    3. ライセンス競合に打ち勝つための戦略について
      • ライセンスにおけるWin – Winの意味
      • パートナーの強みを生かすライセンス戦略
      • マーケットドリブンのライセンス戦略
      • グローバルニッチファーマやグロバルカテゴリーファーマの台頭
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 志甫 理
    特定非営利活動法人 メディッセ
    代表理事

会場

三田NNホール&スペース

スペースA+B

東京都 港区 芝4丁目1番23号 三田NNビル地下1階
三田NNホール&スペースの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/8 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2025/1/9 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/1/9 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2025/1/9 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン
2025/1/9 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/10 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2025/1/10 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/1/14 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2025/1/14 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2025/1/14 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2025/1/14 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2025/1/14 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン
2025/1/15 ファージセラピーの最新開発動向と次世代耐性菌対策への展望 オンライン
2025/1/15 体外診断用医薬品における承認申請書作成ノウハウおよびPMDA相談のポイント オンライン
2025/1/17 遺伝子治療薬の開発・薬事戦略と承認取得 オンライン
2025/1/17 洗浄バリデーションでの洗浄方法選択、残留限度値とホールドタイム設定 オンライン
2025/1/17 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文ライティング入門 オンライン
2025/1/20 GMP業務の前に最低限知るべき12の重要事項 オンライン
2025/1/21 不具合発生の可能性を予測し、未然に原因を排除するための変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) 東京都 オンライン
2025/1/21 相場観をふまえた医薬品ライセンス契約とライセンスフィー設定の課題 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/12/27 「特許の棚卸し」と権利化戦略