技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

試験室におけるデータインテグリティ対応とデータ管理・運用

試験室におけるデータインテグリティ対応とデータ管理・運用

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、データインテグリティの基礎から、当局指摘事項の対応例までを詳解いたします。

開催日

  • 2019年8月23日(金) 10時30分16時30分

修得知識

  • データインテグリティの基礎
  • データインテグリティの最新規制動向と各ガイダンスの主なポイント
  • 試験室におけるデータインテグリティ対応要件のポイント
  • データインテグリティ要件を踏まえた紙および電子データの運用・管理ポイント
  • 規制当局指摘事項から見えるデータインテグリティ対応のポイント

プログラム

 各規制当局からの関連ガイダンスも最終版が発出されるようになり、その必要性がかなり認識されるようになってきたデータインテグリティ。試験室における対応としては、具体的にはどのように行えばよいのか。
 本セミナーでは、データインテグリティ対応の初心者~中級者に向けて、主な規制当局の当該ガイダンスの最新動向からデータインテグリティの対応要件のポイントを押さえた上で、試験室におけるデータ管理・運用の面において必要な対応例を紹介する。
 また、実際の規制当局の指摘事例を通して、試験室における対応ポイントについて、現場の今を知る演者が丁寧に説明する。

  1. そもそもデータインテグリティとは何か?
    1. なぜ今「データインテグリティ」なのか?
    2. 「不正」VS「不備」
    3. 領域別のデータインテグリティに対する考え方
  2. 各規制当局の「データインテグリティ」に対する最新動向
    1. MHRAガイダンスの概要
    2. FDAガイダンスの概要
    3. PIC/Sガイダンスの概要
    4. その他の規制当局のガイダンス
    5. GMP省令改正に伴い求められるデータインテグリティ
  3. データインテグリティ対応の主なポイント
    1. ALCOA原則
    2. 生データ
    3. メタデータ
    4. オリジナルデータ・真正コピー
    5. ダイナミック (動的) データ・スタティック (静的) データ
    6. 監査証跡
    7. データガバナンス
  4. 監査証跡レビューの実対応ポイント
    1. レビューの目的・意味・位置づけ
    2. 実施者
    3. レビューすべき内容
  5. データインテグリティ要件に準拠した電子データの運用管理
    1. システム設計
      • アクセス管理・運用
      • 監査証跡
      • バックアップ
      • 時刻管理
    2. 生成
      • オリジナルデータ
      • ダイナミックデータ (動的データ)
      • スタティックデータ (静的データ)
    3. 処理・保存・運用管理
      • 再処理/再測定
      • クロマト分析
      • 一貫性のある管理
      • データレビュー
    4. システム更新
      • 保存期間
      • データ移行
  6. データインテグリティ要件に準拠した紙データの運用管理
    1. 手書き記録生成時のポイント
      • 同時性の確保
      • 修正方法 等
    2. 簡易機器 (天秤、pH計等) 印字データ
    3. データ・記録のレビュー
    4. データ・記録の保管管理
    5. ハイブリッド運用の功罪
  7. データインテグリティ関連の当局指摘事例
    1. 当局指摘事例の典型例の解説
    2. 試験室における査察対応
  8. 現場で気になる「あれこれ」の対応ポイント
    1. データガバナンスの具体的対応例
    2. アクセス管理
      • セキュリティ管理
      • 権限の割り当て
    3. 研究領域でのデータインテグリティ
    4. CMC (治験薬GMP) 領域でのデータインテグリティ
    5. 工程管理試験データの取扱い・データインテグリティ
    6. 申請資料の信頼性基準とデータインテグリティ
    7. クラウドコンピューティングのデータインテグリティ
    8. 業務プロセス委託時のデータインテグリティ
    9. スプレッドシートのデータインテグリティ
    10. クロマトグラムにおけるデータインテグリティの注意点 等、気になる対応ポイントを解説
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/1/29 FDA指摘2,900事例をふまえたラボと製造におけるデータインテグリティとCSV基礎から実践まで オンライン
2026/1/29 開発段階に応じた品質規格設定とValidation (特に分析法バリデーション) 実施範囲 オンライン
2026/1/29 医薬品製造のQC/QA業務に使用できるクラウドの導入とバリデーション オンライン
2026/1/29 GMP SOP (標準作業手順書) の必要性とその動画化の効果 オンライン
2026/1/29 臨床試験・治験におけるQuality by Designによる逸脱防止とその対処法、有効かつ速やかなIssue Managementの方法 オンライン
2026/1/29 バイオ医薬品の品質・安定性向上を目指すタンパク質の凝集体分析と安定化戦略 オンライン
2026/1/30 原薬製造プロセスにおける開発段階・承認後に応じた変更管理と同等性確保 オンライン
2026/1/30 データインテグリティ (DI) におけるデータ/記録の不適切な保管管理への対策と手順書へのDI要件の落とし込み・作成・記載レベル オンライン
2026/1/30 GMP監査 (内部・外部・サプライヤー) にむけた準備/チェックリストの活用/リスクベース対応と実地での情報収集の勘所 オンライン
2026/1/30 希少疾病用医薬品等に関する国内規制、欧米制度との比較及び最新の規制動向 オンライン
2026/1/30 最近の裁判例の論点をふまえた核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2026/1/30 ICH M7ガイドラインに則ったニトロソアミン類不純物 (NDSRI含む) の評価・管理に関する最新動向と当局の考え方 オンライン
2026/2/3 GDPにおける輸送車両・コンテナ・倉庫の温度管理とバリデーション オンライン
2026/2/5 医薬品開発の非臨床試験 (薬理・薬物動態・毒性) における文書作成と信頼性確保 (QA/QC) オンライン
2026/2/6 GMP工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース 2026 (2日間) オンライン
2026/2/6 分析法バリデーションの進め方と分析試験計画の策定 オンライン
2026/2/6 GMP工場(増築・新規構築)における 設計/施工時の注意点とUSRの具体的記載例 オンライン
2026/2/6 講師が経験した医薬品製造工程・管理におけるトラブル事例と対応 / 予防策の解説 オンライン
2026/2/6 医薬品開発の非臨床試験 (薬理・薬物動態・毒性) における文書作成と信頼性確保 (QA/QC) オンライン
2026/2/9 GMP SOP (標準作業手順書) の必要性とその動画化の効果 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/11 タンパク質分解医薬の実用化に向けた基盤技術と評価
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/2/20 医薬品製造を目的としたプロセス化学と薬事規制及び製薬企業の動向
2025/1/27 世界の中分子医薬・抗体医薬、およびCDMO最新業界レポート
2024/11/29 ファインケミカル、医薬品の連続生産プロセス
2024/9/30 最新GMPおよび関連ICHガイドライン対応実務
2024/9/30 タンパク質、細胞の吸着制御技術
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用