技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

シリカ微粒子の分散・凝集性と表面改質方法

シリカ微粒子の分散・凝集性と表面改質方法

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、シリカの微粒子 (シリカゲル) について取り上げ、その表面構造・形状の多様性、コロイド粒子としての分散凝集性の基礎、シリカ微粒子の表面改質法とその応用例について解説いたします。

開催日

  • 2019年8月23日(金) 13時00分 16時00分

修得知識

  • シリカ微粒子の分散、凝集のコロイド化学的な知識
  • シリカ微粒子の表面水酸基の性質 (定性・定量)
  • シリカ微粒子の表面改質方法に関する伝統的な技術・最近の特殊技術

プログラム

 シリカ微粒子は、サイズ (ナノオーダーからミリメートルに至るまで) ・形状 (単分散球状や中空カプセルなど) とも多岐に渡り、その表面に様々な化学種 (親・疎水性基やポリマーなど (を固定できることから、工業的用途は幅広い。また、シリカ微粒子の分散性および表面改質に関する研究の歴史は長く基礎的知見の蓄積も豊富であるが、これらをターゲットとした書籍や講座は多くないようである。
 本講座では、樹脂のフィラーやクロマトグラフィー担体、人工オパール等の光沢材料などシリカ材料の設計指針に資するため、非晶質 (アモルファス) なシリカの微粒子 (シリカゲル) について、その表面構造および形状の多様性、コロイド粒子としての分散凝集性の基礎、シリカ微粒子の表面改質法とその応用例について紹介する。

  1. シリカ微粒子の基本特性と製法
    1. シリカ材料の多様性 (用途・性質)
    2. 粒子の大きさ・形状とその機能
    3. シリカ微粒子の調製法
  2. シリカ表面のキャラクタリゼーション
    1. 表面水酸基の性質
    2. 表面水酸基の定性・定量
  3. シリカ微粒子の分散・凝集の基礎
    1. シリカ粒子の分散・凝集に関わる因子
    2. コロイド粒子の帯電
    3. 凝集の評価法
    4. 分散剤の添加によるシリカ粒子の分散・凝集
  4. シリカ微粒子の表面改質法
    1. 表面処理法の分類
    2. 化学的表面改質法とその評価
    3. 表面改質と分散性
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/3 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン
2024/6/4 バイオマスプラスチック/生分解性プラスチックの開発動向と海洋分解を含めた将来展望 オンライン
2024/6/4 摩擦振動と異音の発生メカニズムと抑制・対処方法 オンライン
2024/6/5 顔料の分散安定化と使いこなし術 オンライン
2024/6/5 UV硬化とEB硬化の基礎と技術比較および応用技術 オンライン
2024/6/5 プラズマCVDによるナノ・微粒子材料の作製技術とプロセスモニタリング オンライン
2024/6/5 チクソ性 (チキソ性) の基礎と評価および活用方法 オンライン
2024/6/6 ナノカーボン材料 (カーボンナノチューブ・グラフェン) の分散技術・凝集制御における物理化学の基礎と分散状態の観察・評価 オンライン
2024/6/6 乳化・懸濁重合の反応機構と装置設計、重合反応の制御 オンライン
2024/6/6 ゴムの架橋と特性解析・制御 オンライン
2024/6/6 エポキシ樹脂の実用の基礎知識とフィルム化 & 接着性の付与技術とその応用 オンライン
2024/6/7 二軸押出機における樹脂流動解析の基礎と AI/IoT 活用展開 大阪府 会場
2024/6/10 プラスチックフィルムにおける各樹脂特性、添加剤・成形加工技術および試験・評価方法 オンライン
2024/6/10 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2024/6/11 機械加工技術 オンライン
2024/6/11 分子シミュレーションの基礎と高分子材料の研究・開発の効率化への展開 オンライン
2024/6/11 各種プラスチック成形品の破損トラブルと原因解析 オンライン
2024/6/11 高分子複合材料のレオロジーとメカニズムに基づく材料設計 オンライン
2024/6/12 可食から非可食バイオマス原料への転換が進む次世代バイオプラスチックの最新開発動向 オンライン
2024/6/12 光重合開始剤の種類、選び方、使い方 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/4/30 建築・住宅用高分子材料の要求特性とその開発、性能評価
2021/2/16 ポリマーアロイ/ブレンドにおける相溶性・分散条件の最適設計、評価応用の最新技術
2021/1/29 高分子材料の絶縁破壊・劣化メカニズムとその対策
2020/11/30 高分子の延伸による分子配向・結晶化メカニズムと評価方法
2020/11/30 高分子の成分・添加剤分析
2020/10/30 ポリウレタンを上手に使うための合成・構造制御・トラブル対策及び応用技術
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/3/31 自己修復材料、自己組織化、形状記憶材料の開発と応用事例
2020/1/31 添加剤の最適使用法
2020/1/31 溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の求め方と微粒子の分散安定化への活用術
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2019/10/31 UV硬化技術の基礎と硬化不良対策
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/11/30 複雑高分子材料のレオロジー挙動とその解釈
2018/11/30 エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2018/2/28 顔料分散の基礎講座