技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

金属ナノ粒子・微粒子 徹底解説

金属ナノ粒子・微粒子 徹底解説

~合成、形状制御、ペースト化、応用~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、金属ナノ粒子・微粒子の合成、サイズ・形状制御、表面と金属コアの構造解析、低温焼結、応用について解説いたします。

開催日

  • 2025年7月18日(金) 10時30分16時30分

受講対象者

  • ナノ粒子材料の開発に従事している方、これから携わる方
    • ナノ粒子合成
    • ナノ粒子触媒
    • ペースト開発 など
  • ナノ粒子の合成で課題を抱えている方
  • ナノ粒子の需要を開拓されたい方
  • 分散・安定性について考えたい方
  • ナノ粒子の表面有機膜、表面酸化膜について

修得知識

  • 金属ナノ粒子の化学合成法
  • 金属ナノ粒子のサイズ制御法、形状制御法
  • 保護剤分子の設計
  • ナノ粒子の微細構造解析法
  • 分散安定化の基礎・安定化評価法
  • インク化・ペースト化の機器、添加剤選択の指針
  • ナノ粒子の焼結指針の獲得法

プログラム

 本セミナーは、金属ナノ粒子・微粒子の設計から応用までを 1日で体系的に理解できる 集中的プログラムです。最新の研究成果を交えながら、化学的手法や凝集制御を活用した 合成プロセスの理論と実践 をわかりやすく解説します。金属ナノ粒子の サイズ・形状制御 の基本原理から、精密合成の実際、さらには大量合成を可能にするスケールアップ技術まで詳しく紹介します。また、得られたナノ粒子の 表面構造解析、酸化膜評価、金属コアの微細構造解析 についても、最先端の分析技術を用いた具体例を交えて解説します。ナノ粒子の合成と評価技術をマスターした後は、電子部品や触媒、導電性材料としての 応用展開 にも焦点を当て、特に 低温焼結技術 の原理と実践について詳細に議論します。本セミナーでは、当研究室で得られた知見のみならず、最新の研究トレンドや実用化事例にも言及し、ナノ粒子材料の 産業応用の可能性 を探ります。
 さらに、材料としてのナノ粒子を活用するための 分散・凝集制御技術 やその評価手法についても深掘りし、低温焼結を可能にする 銅微粒子の設計と焼結メカニズム について解説します。最新の研究成果や 独自の解析手法 を共有し、参加者と共に議論を深める機会を提供します。また、時間が許す限り、ナノ粒子の 光学応用・磁性応用 にも触れ、幅広い分野での活用可能性を示します。本セミナーを通じて、 ナノ粒子の合成・評価・応用に関する包括的な知識 を身につけるとともに、高付加価値ナノ粒子の創成 に向けた知見を深め、実際の研究・開発現場で活用できるスキルを習得できます。受講者のみなさんには、次世代材料の開発に活かしていただければ幸いです。

  1. 金属ナノ粒子・微粒子の設計と合成
    1. 金属ナノ粒子研究の発展と歴史
    2. 金属ナノ粒子の基礎科学
    3. 高機能金属ナノ粒子の設計指針
    4. 金属ナノ粒子の合成手法
      1. 金ナノ粒子
      2. 銀ナノ粒子
      3. 白金族ナノ粒子
      4. 銅・ニッケルナノ粒子
      5. 他の遷移金属ナノ粒子
      6. 触媒材料向けナノ粒子の設計と合成
      7. 導電性材料向けナノ粒子の最適化
      8. アプリケーションに適したナノ粒子の特性と制御
    5. 化学還元法以外の革新的合成法
    6. 金属ナノ粒子の低コスト合成戦略
    7. 均一粒子径ナノ粒子の精密合成
      1. 合成プロセスの最適化
      2. 保護剤・添加剤による粒径制御
    8. 大量合成技術の確立
      1. 小スケールから大規模バッチ生産へ
      2. 高収率・低コスト原料の探索
    9. 遷移金属ナノ粒子の耐酸化性向上
      1. 耐酸化コーティング技術
      2. 耐酸化性の定量評価
    10. ナノ粒子の高度な構造評価技術
      1. 金属コアのナノ構造解析
      2. 表面酸化層の形成と評価
      3. 表面吸着分子の特性解析
  2. 金属ナノ粒子の評価技術
    1. 先端電子顕微鏡 (TEM、STEM、SEM) を用いた形態・構造解析
    2. 表面吸着物の高感度検証技術
    3. ゼータ電位・粒度分布の高精度測定
  3. 金属ナノ粒子の凝集分散技術および分散安定性評価
    1. ナノ粒子の回収・固液分離技術
      1. 高効率回収手法
      2. 固液分離プロセスの最適化
      3. 再分散性を考慮したナノ粒子分離
    2. 金属ナノ粒子の再分散と分散安定化
      1. 固体ナノ粒子の再分散技術
      2. 溶媒交換を利用した分散制御
      3. 長期安定なナノ粒子分散のための基礎と実践
      4. 高性能インク・ペーストの作製と評価
      5. 分散安定性向上のための表面修飾戦略
      6. 金属ナノ粒子分散安定化の細やかなノウハウ
      7. 分散安定性の客観的評価法
  4. 金属ナノ粒子ペーストと焼結技術
    1. 金属ナノ粒子ペーストの調製と特性評価
    2. 低温焼結銅微粒子技術の最前線
    3. 高安定性・新規銅ナノ粒子システムの開発
    4. 焼結挙動のリアルタイム観察技術
      1. SEMを用いた焼結プロセスの可視化
      2. 最新技術による詳細な焼結解析
    5. 焼結特性の解析と応用展開
  5. 金属ナノ粒子の応用と未来展望
    1. 電子部品・高性能電子材料への応用
    2. 電極材料としての金属ナノ粒子
    3. 触媒分野での利用と発展可能性
      1. 均一触媒系としての活用
      2. 担持触媒系における機能性向上
    4. 産学連携による次世代ナノ材料の創出

講師

  • 米澤 徹
    北海道大学 大学院 工学研究院 材料科学部門 マテリアル設計分野
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/5/30 ナノ粒子の分散・凝集メカニズムと評価 オンライン
2025/6/2 ナノ粒子の分散・凝集メカニズムと評価 オンライン
2025/6/4 めっき技術の基礎と品質トラブル対策 東京都 会場
2025/6/4 高熱伝導材料の基礎と熱マネジメント技術 大阪府 会場
2025/6/5 ファイバーレーザ加工技術の基礎と応用および動向 東京都 会場・オンライン
2025/6/5 ファインセラミックス高機能化に向けた成形プロセスの基礎と応用 大阪府 会場
2025/6/5 ダイコーティングの基礎理論とトラブル対策 オンライン
2025/6/5 塗膜の濡れ・付着・密着コントロールとトラブル対策 オンライン
2025/6/6 無機ナノ粒子の粒子径、形状制御と表面処理、分散性向上 オンライン
2025/6/6 無機ナノ粒子の総合知識 オンライン
2025/6/10 溶解度パラメータ (SP値、HSP値) の基礎、求め方、応用技術 オンライン
2025/6/11 溶解度パラメータ (SP値、HSP値) の基礎、求め方、応用技術 オンライン
2025/6/11 加飾技術の環境負荷低減に向けた開発と自動車への応用 オンライン
2025/6/12 フッ素フリー撥水・撥油技術の開発動向とその評価 オンライン
2025/6/12 粉体・粒子を密充填するための粒子径分布、粒子形状、表面状態の制御 オンライン
2025/6/12 粒子分析技術の基礎から応用まで オンライン
2025/6/12 窒化物フィラーの表面処理技術と凝集力、充填量、配向の制御 オンライン
2025/6/12 製造分野における大気圧・真空プラズマ技術を用いた各種表面処理プロセス技術 オンライン
2025/6/13 繊維、不織布のフッ素フリー撥水技術 オンライン
2025/6/13 粒子分析技術の基礎から応用まで オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/4/30 非フッ素系撥水・撥油技術の開発動向と性能評価
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/2/29 セラミックス・金属の焼成、焼結技術とプロセス開発
2023/8/31 分散剤の選定法と効果的な使用法
2023/8/31 “ぬれ性“の制御と表面処理・改質技術
2023/5/31 塗布・乾燥のトラブル対策
2022/12/16 金属ナノ粒子の合成・設計・制御と応用技術
2022/5/20 コーティング技術の基礎と実践的トラブル対応
2021/10/29 金属ナノ粒子、微粒子の合成、調製と最新応用技術
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻) (製本版 + ebook版)
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻)
2021/2/16 ポリマーアロイ/ブレンドにおける相溶性・分散条件の最適設計、評価応用の最新技術
2020/12/25 金属ナノ粒子の合成/構造制御とペースト化および最新応用展開
2020/1/31 溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の求め方と微粒子の分散安定化への活用術
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2018/8/31 防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング、評価・応用
2018/3/29 超親水・親油性表面の技術
2018/2/28 顔料分散の基礎講座