技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

人工皮革・合成皮革の入門講座

人工皮革・合成皮革の入門講座

~その構成と使用されるポリウレタン樹脂の基本と劣化・評価の基礎知識~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年7月31日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 人工皮革・合成皮革の基礎
  • ポリウレタン樹脂の組成と物性
  • ポリウレタン樹脂の劣化と対策

プログラム

 人工皮革・合成皮革は、衣料・靴・カバン等のファッション素材や、家具・車両を含めたインテリア素材として広く用いられています。本講演では、「人工皮革・合成皮革とは?」からはじまり、人工皮革と合成皮革などの構造上の違い、それらに使われるポリウレタン樹脂の組成、物性、劣化とその評価方法について解説すると共に、最近の環境対応レザーについても解説します。

  1. 皮革の構成
    1. 人工皮革と天然皮革との違い
    2. 人工皮革
      • 人工皮革とは
      • 従来型人工皮革の製造方法
      • 人工皮革の構成
      • 環境対応型人工皮革の製造方法
      • 環境対応型人工皮革の例
    3. 合成皮革
      • 合成皮革とは
      • 従来型合成皮革の製造方法
      • 合成皮革の構成
      • 環境対応型 無溶剤乾式発泡合成皮革
    4. 塩ビ (PVC) レザー
      • 塩ビ (PVC) レザーとは
      • 塩ビ (PVC) レザーの用途
      • 塩ビ (PVC) レザーの構成
    5. 「合成皮革」と「人工皮革」区分分け
    6. 天然皮革
      • 天然皮革のの構成断面
      • スプリットレザーとは
      • スプリットレザーの製造方法
      • 天然皮革の表面仕上げ
  2. ポリウレタン樹脂の構成と特徴
    • ポリウレタン樹脂の合成について
    • ポリウレタン樹脂構成成分
    • ポリオールの特性
    • ジイソシアネートの特性
    • ポリオールによる一般的性能と特徴
  3. 様々な用途におけるポリウレタン樹脂の劣化例
    • 人工皮革、合成皮革用途
    • エラストマー用途、塗料、接着剤、防水剤用途
    • ポリウレタン樹脂の水分による劣化
    • ポリウレタン弾性繊維 (スパンデックス) 用途
    • ポリウレタン樹脂の光 (酸化) による劣化
    • 軟質・半硬質・硬質フォーム用途
    • ポリウレタン樹脂の熱 (酸化) による劣化
    • 溶剤・薬品によるトラブル
    • ポリウレタン樹脂のNOxによる変色
    • 添加剤による劣化防止
  4. ポリウレタン樹脂の劣化に起因する耐久性の評価方法
    • 加水分解による劣化促進試験
    • 耐光性試験
    • 耐熱性試験
  5. 人工・合成皮革の物理的性能に関する耐久物性の評価方法
    • 耐ブロッキング性試験
    • 耐屈曲性試験
    • 耐揉性試験
    • 耐摩耗性試験
  6. 人工皮革・合成皮革の取り扱い絵表示
    • 合成皮革製品の取り扱い絵表示の例
    • 天然皮革製品の取り扱い表示の例
    • スエード調製品の取り扱い表示の例
    • 合成皮革製品の取り扱い表示の例
    • 質疑応答

講師

  • 榎本 雅穗
    京都女子大学 家政学部 生活造形学科
    教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

6F 中会議室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/14 高分子の粘弾性挙動と時間-温度換算則の活用事例 オンライン
2024/6/14 溶解度パラメータ (3D, 4DSP値) の基礎と活用技術 オンライン
2024/6/14 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2024/6/14 サステナブルパッケージ・循環型ポリマー利用に向けたシール技術動向と対策 オンライン
2024/6/14 溶融紡糸の基礎と工業生産技術及び生産管理の実践 オンライン
2024/6/17 ブリードアウト・ブルームの基礎と制御方法 オンライン
2024/6/17 プラスチック・ゴムの劣化メカニズムと劣化評価法および高耐久性設計 オンライン
2024/6/17 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2024/6/18 高分子絶縁材料の劣化メカニズムと部分放電計測ならびに寿命評価 オンライン
2024/6/19 粘弾性測定を用いた材料物性評価 オンライン
2024/6/19 ポリウレタン技術 入門講座 オンライン
2024/6/20 高分子結晶化の基礎と制御および分析技術 オンライン
2024/6/20 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/6/20 においの姿・正体の見える化 オンライン
2024/6/21 熱分析入門 オンライン
2024/6/21 エポキシ樹脂の耐熱性向上と機能性両立への分子デザイン設計および用途展開における最新動向 オンライン
2024/6/21 ゴム・高分子材料のトライボロジー特性と接触面の観察および評価方法 オンライン
2024/6/21 アニオン重合の基礎知識と高分子の精密制御 オンライン
2024/6/21 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2024/6/24 粘着剤の基礎知識と評価法 オンライン