技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

架橋剤を使うための総合知識

架橋剤を使うための総合知識

~種類・特性、選び方、使い方、反応メカニズム、効果 / 架橋剤の架橋によるポリマーの物性変化 / 各種架橋剤の反応性と特徴、架橋剤の効果 / 架橋剤使用上の注意点~
オンライン 開催

このセミナーは2024年6月に開催したセミナーのオンラインセミナー:オンデマンド配信です。
オンラインセミナーは、お申し込み日より10営業日の間、動画をご視聴いただけます。
お申込は、2024年12月26日まで受け付けいたします。
(収録日:2024年6月20日 ※映像時間:約4時間3分)

概要

本セミナーでは、架橋について取り上げ、架橋の基礎、架橋剤の架橋によるポリマーの物性変化、各種架橋剤の反応性と特徴、架橋剤の効果 (接着改良、耐熱性改良、その他の性能改良)、架橋剤使用上の注意点について詳解いたします。

開催日

  • 2024年12月26日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 接着剤や塗料の接着改良に関心のある方
  • コーティングの耐熱性や耐水耐油性の改良に関心のある方
  • 架橋剤を実際に使用するための知識が必要な方

修得知識

  • 架橋剤の架橋によるポリマーの物性改良
  • 各種架橋剤の反応性と特徴
  • 架橋剤使用上の工夫と注意点
  • 架橋剤の効果の具体例
    • 接着改良
    • 耐熱性改良
    • その他の性能改良
  • 架橋剤使用上の注意点

プログラム

 塗料や接着剤において、架橋剤は性能を向上させるための有効な素材である。架橋剤を用いる事により、塗料や接着剤の物性や性能を改良することができる。この講演では架橋剤による塗料や接着剤の物性変化について説明する。また世の中には多種の架橋剤があり、広く使用されている。
 ここではこれらの架橋剤の反応性、特徴について述べる。さらに、架橋剤による接着性、耐熱性などの改良効果の例を紹介する。架橋剤の使用に当たっては色々な注意が必要である。そこで架橋剤を使用する上での具体的な注意点についても説明する。なお、本講座の内容は接着剤と塗料だけでなく、プラスチックや金属などの接着にも有効である。また本講座は架橋剤を使い慣れていない技術者、架橋剤の知識の無い技術者にも分かりやすい説明になっている。

  1. 初めに
  2. ポリマーの架橋
    1. ポリマー鎖の動き
      1. ポリマーの架橋
      2. ポリマー鎖の動き
    2. 架橋によるポリマー物性の変化
      1. 架橋によるポリマー鎖の動きの変化
      2. 架橋によるポリマー物性の変化
  3. 架橋剤
    1. 架橋剤による架橋の特徴
      1. 架橋剤とは
      2. 架橋剤による架橋の特徴
      3. 層内架橋と層間架橋
    2. 架橋剤の種類とその特徴
      1. 架橋剤と反応するポリマーの官能基
      2. イソシアネート系架橋剤
      3. エポキシ系架橋剤
      4. オキサゾリン系架橋剤
      5. カルボジイミド系架橋剤
      6. ビドラジド系架橋剤
      7. アルデヒド系架橋剤
      8. アジリジン系架橋剤
      9. メチロール系架橋剤
      10. アセトアセチル系架橋剤
      11. 金属系架橋剤
    3. 特別な架橋剤
      1. 金属イオン架橋剤
      2. 吸着型架橋剤
      3. ホウ酸架橋剤
      4. イオウ架橋剤
      5. シランカップリング剤
  4. 架橋剤の使用方法
    1. 架橋剤の使用方法
      1. 架橋剤の使用方法
      2. 架橋剤の塗布
    2. 架橋剤使用の注意
      1. 架橋剤の反応速度
      2. 架橋剤の凝集防止方法
      3. 反応進行不足の対策
      4. 単層塗布系の架橋剤の添加方法
      5. 重層塗布系の架橋剤の添加方法
  5. 架橋剤の効果
    1. 架橋剤によるポリマーの物性変化
      1. 架橋剤によるポリマー物性の変化
    2. 架橋による接着の改良
      1. 層内架橋、層間架橋と接着
      2. 層間架橋と接着1
      3. 層間架橋と接着2
      4. 層間架橋と接着3
      5. 層内架橋と接着4
      6. 層内架橋と接着1
      7. 層内架橋と接着2
    3. 架橋による耐熱性の改良
      1. 耐熱性の改良1
      2. 耐熱性の改良2
      3. 耐熱性の改良3
      4. 耐熱性の改良4
    4. 架橋によるその他の性能の改良
      1. 耐水性の改良
      2. 耐油性の改良
      3. 透明性の改良
      4. ゲルの強度の改良
  6. まとめ
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 36,200円 (税別) / 39,820円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,200円(税別) / 39,820円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

オンデマンドセミナーの留意点

  • 申込み後、すぐに視聴可能なため、本セミナーのキャンセルは承りかねます。 予めご了承ください。
  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 3営業日後までに、メールをお送りいたします。
  • 視聴期間は申込日より10営業日の間です。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください
    • セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    • サンプル動画が閲覧できるかを事前にご確認いただいたうえで、お申し込みください。
  • 本セミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/8 異種材料接着・接合理論と強度・信頼性・耐久性向上、寿命予測法 オンライン
2024/11/8 増粘剤・ゲル化剤の種類とメカニズム、選び方と使い方 オンライン
2024/11/8 水・湿度による高分子の劣化、加水分解メカニズムとその評価 オンライン
2024/11/11 タイ分子の基礎とプラスチック製品の高性能化 オンライン
2024/11/12 高分子材料の劣化診断、寿命予測 オンライン
2024/11/12 プラスチックの耐候性向上に関する添加剤の特性と活用のコツ オンライン
2024/11/13 異種材料接着のメカニズムと接着界面の密着性評価 オンライン
2024/11/13 動的粘弾性測定 オンライン実習講座 オンライン
2024/11/13 リグニンの構造・特性と産業利用の可能性 オンライン
2024/11/14 プラスチック金型の特徴と加工・選択技術 オンライン
2024/11/14 ヒートシールの基礎、接合のメカニズムと品質管理・不具合対策 オンライン
2024/11/14 フェノール樹脂の基礎講座 オンライン
2024/11/14 粘着・剥離現象の基礎と可視化・モデリング事例 オンライン
2024/11/14 無機ナノフィラーのポリマーへの分散・複合化技術 オンライン
2024/11/15 各樹脂別の難燃化技術と難燃剤のブリードアウト、その対策 オンライン
2024/11/19 光硬化型材料の基礎と応用のポイント オンライン
2024/11/19 高分子材料における劣化メカニズムとケミカルリサイクル技術 オンライン
2024/11/19 粘着・剥離のメカニズムとその制御 オンライン
2024/11/21 架橋技術によるポリマーの性能向上と物性・特性改良方法 オンライン
2024/11/21 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ 東京都 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用