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高分子材料設計におけるマテリアルズインフォマティクス適用の最新動向

高分子材料設計におけるマテリアルズインフォマティクス適用の最新動向

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年7月29日(月) 13時00分 16時30分

プログラム

 高分子材料の物性はプロセス条件によって変化する。この意味で高分子設計を行う際に、プロセス情報を取り込んだモデルを構築し、それを逆解析することが重要となってくる。これは「何を作るか」を考える際に「どう作るか」を考えることにつながる。さらに「どう作るか」の先には、品質管理を念頭に置いた生産がある。この生産時の品質管理までつなぐことで材料設計とプロセス管理が完結する。これをプロセスインフォマティックスとして提唱している。プロセスインフォマティクスを構成するにあたって必要となるデータ解析の姿を紹介する。

  1. はじめに
    1. データ解析の基礎
    2. 扱うデータの特性を把握する
    3. 主成分分析
    4. 回帰分析の基礎
  2. ケモインフォマティクスとは
    1. データのモデル化法について
    2. モデルの逆解析について
  3. 分子設計の事例紹介
    1. 医薬品分子設計
    2. 化学空間の可視化による構造探索
    3. タンパクと化合物の相互作用空間の可視化と構造探索
  4. ポリマーアロイを題材とした有機材料の設計
    1. 輝度向上性フィルムの成分組成とプロセス条件の最適化
    2. PPを主体として輸液用パックの開発
    3. 共重合ポリマーの設計
      • 構造の記述子化について
  5. 触媒設計についての事例紹介
  6. ケモインフォマティクスを進めるにあたっての環境、データフォーマット、ツールについて
  7. 少ない実験データから出発して少ない実験回数で目的物性を実現させるには
  8. ソフトセンサー
    1. 化学プラントの監視のためのソフトセンサー
    2. ソフトセンサーの構築法
    3. ソフトセンサーの劣化
    4. 適応型ソフトセンサーの開発
    5. ソフトセンサーを用いた制御
  9. プロセス・インフォマティクス
    • 材料設計・プロセス設計・品質管理と制御の連動
    • 質疑応答

講師

  • 船津 公人
    奈良先端科学技術大学院大学 データ駆動型サイエンス創造センター
    センター長, 特任教授

会場

連合会館

502会議室

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

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: 40,000円 (税別) / 43,200円 (税込)
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