技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

MF (マスターファイル) 記載法とDMFのeCTD化

MF (マスターファイル) 記載法とDMFのeCTD化

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年7月17日(水) 10時00分17時00分

プログラム

第1部. CTD形式でのマスターファイル (MF) 関連資料の作成

(2019年7月17日 10:00〜13:45) 間に45分の昼食

 原薬等登録原簿 (マスターファイル/MF) の登録申請用資料の審査において内容に疑義があった場合は、審査側から照会が出され、申請者は照会事項に回答する必要があります。照会事項に対する回答が不十分であれば、何度も照会事項が出され、審査に時間がかかることになります。より迅速に審査を終えるには、照会事項を極力減らすことが重要です。そのためには、ガイドラインに従った不足ない、科学的根拠に基づいた適切な申請用資料を作成することが必須となります。本セミナーでは、MF審査の際に審査側からの照会を少なくするための申請用資料の作成上の留意点について解説します。

  1. 原薬等登録原簿 (マスターファイル/MF) 制度とは
  2. CTD形式でのMF関連資料の作成
    1. 登録申請書と参考情報 (モジュール3等)
    2. MF登録事項の審査
    3. MF登録情報の様式について
    4. 申請書に添付すべき資料
    5. CTDの構成
    6. 品質に関する添付文書の構成
  3. CTD作成上の留意点
    1. モジュ – ル3およびモジュール2の作成
    2. 製造に関する資料
      1. 作成要領
      2. 照会事例に学ぶ
    3. 規格及び試験方法に関する資料
      1. 作成要領
      2. 照会事例に学ぶ
    4. 安定性に関する資料
      1. 作成要領 (ガイドライン)
      2. 照会事例に学ぶ
    • 質疑応答

第2部. DMFにおけるeCTD化 (電子化) とは? eCTDの基本から準備すべきこと

(2019年7月17日 14:00〜17:00)

 本年度2019年5月5日より米国向けDMFの提出がTypeⅢを除き電子化義務化となりました。 eCTDについて基本的な構造や仕組みを冒頭にご案内いたします。 今回eCTDの基本的構造をご理解いただくことで、今後のeCTDに対応するうえで、今後どのような準備が必要なのかをご理解いただける内容としております。 「eCTDとは何か?」についてデモンストレーションをまじえ前半でご案内し「どのように対応すべきか」を後半でご案内いたします。 また、実際の電子化に関連する業務委託ケースや、既に電子化に対応した企業様の声などにも触れさせていただき、今後のeCTD対応におけるご参考として頂ける内容となっております。

  1. eCTDとは
    1. DMFのeCTD化
    2. eCTDの基本と概要
    3. eCTDと紙申請の違い
  2. eCTD詳細
    1. eCTD構成
    2. リーファイル
    3. ディレクトリ
    4. XML
  3. 日米欧三極の特徴
    1. 日本
    2. 米国
    3. 欧州
    4. その他地域
  4. eCTD作成における注意点 (一部実演含む)
    1. Wordの執筆について
    2. PDFの加工について
    3. Wordの品質の重要性について
    4. eCTD組上げ作業について
  5. eCTD化と合わせて必要な対応
    1. DMF構成の確認
    2. ESG申請の準備
    3. 軽微変更・年次報告対応などについて
  6. DMFホルダーからの視点 (実例からのご紹介)
    1. 紙から電子への切り替えについて
    2. 承認審査~変更管理
    3. Agent利用について
  7. DMF委託においての選定判断
    1. 国内と海外の比較
    2. 費用目安
    3. Agentの役割
    4. eCTDベンダーの役割
    • 質疑応答

講師

  • 高橋 謙一
    合同会社 KMT Pharm. Consulting Japan CMC開発推進部
    部長
  • 鈴木 玲央
    イーサ 株式会社 業務本部
    マネージャー
  • 松浦 千尋
    イーサ株式会社 オペレーション部
    マネージャー

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/7 GVP実践講座 オンライン
2025/8/7 今、改正GMP省令により医薬品・医薬部外品製造業者が求められる適切なGMP文書とは オンライン
2025/8/8 医薬品製造における逸脱・異常/変更管理のクラス分けと逸脱予防策 オンライン
2025/8/8 コンピュータ化システムバリデーションの効率的な実施法 オンライン
2025/8/12 トラブル事例から学ぶ問題なく技術移転 (製造と試験) を行うために知っておくこと オンライン
2025/8/15 GMP文書の集約・削減と体系整理/効率的管理 オンライン
2025/8/18 製造オペレーターのためのGMPの基本と記録書の作成管理 オンライン
2025/8/18 ICH-GCPが要求する医薬品開発・臨床QMS入門と効果的かつ効率的運用 (2日間) オンライン
2025/8/18 GVP実践講座 オンライン
2025/8/18 ICH-GCPが要求する医薬品開発・臨床QMS入門 オンライン
2025/8/18 ICH-GCPが要求する医薬品開発・臨床QMSの効果的かつ効率的運用 オンライン
2025/8/18 バイオ医薬品 GMP入門講座 オンライン
2025/8/18 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2025/8/18 国内外の査察対応にむけた製造設備の適格性評価及びメンテナンスに関する文書化対策 オンライン
2025/8/19 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2025/8/19 研究所における医薬品を含む化学物質の管理と管理体制の構築 オンライン
2025/8/19 海外製造所に対して実施する監査のためのGMP英語表現 入門講座 オンライン
2025/8/20 研究所における医薬品を含む化学物質の管理と管理体制の構築 オンライン
2025/8/20 医薬分野における英文契約書の読み方入門講座 オンライン
2025/8/20 逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/11/30 eCTD (基礎から応用まで)