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プラスチックリサイクルの最新動向と課題・展望および高度マテリアルリサイクル手法

プラスチックリサイクルの最新動向と課題・展望および高度マテリアルリサイクル手法

東京都 開催 会場 開催

概要

世界中で問題視されている、プラスチックによる環境汚染。
本セミナーでは、その解決策となるプラスチックリサイクルについて、現状や課題・今後の展望、特に有効とされているマテリアルリサイクルの実践的手法などに関して解説いたします。

開催日

  • 2019年7月12日(金) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • プラスチックのマテリアルリサイクルに取り組んでいる技術者、研究者
  • これからプラスチックのマテリアルリサイクルに取り組む方
  • 将来のプラスチック産業の方向性の検討を行っている研究者
  • 環境問題に関心のある方

修得知識

  • 高分子の内部構造と力学特性との関係性
  • 結晶性高分子の構造記憶機能
  • プラスチックのマテリアルリサイクルに関する最新知識

プログラム

 1950年代にはじまったプラスチック産業は、その後急速に成長し、現在では全世界で年間3億tを生産するまでになり、さらに増大することが見込まれている。一方でプラスチックの廃棄処理手法に関する研究はほとんど手が付けられておらず、多くは行き場のない産業廃棄物となり、世界の多くの地域で環境汚染を引き起こしている。この問題の解決法としては、プラスチックのマテリアルリサイクルが有効な手法であると考えられているが、一方でその比率は2000年以来30%程度に留まり、低迷したままである。
 本セミナーではその原因について考察するとともに、最近見出されたプラスチックの物理劣化・物理再生理論と、その実践的な取り組みについて紹介する。

  1. プラスチックによる環境汚染について
    1. 海洋プラスチック問題に関する考察
    2. 廃棄プラスチックの処理課題に関する考察
  2. 日本におけるリサイクルの現状
    1. 主なリサイクル手法
    2. 現状のマテリアルリサイクルに対する認識
  3. プラスチックの物理劣化・物理再生理論
    1. プラスチックの物理劣化現象
    2. リサイクルプラスチックの物理再生現象
    3. 物理劣化発現メカニズム
    4. 内部構造と物理劣化・物理再生との関係
  4. 実践的なマテリアルリサイクル手法
    1. リサイクルプラスチックのペレタイズ条件依存性
    2. 樹脂溜まり
    3. 樹脂溜まり付きエクストゥルーダの機能
    4. 射出成形条件の影響
  5. 今後のマテリアルリサイクルに関する考察
    1. 高度なマテリアルリサイクル
    2. 難物性劣化プラスチック製品
  6. まとめ
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 八尾 滋
    福岡大学 研究推進部
    特命研究教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

6F 中会議室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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