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マイクロプラスチック汚染と生分解性プラスチックの最新動向

マイクロプラスチック汚染と生分解性プラスチックの最新動向

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年6月18日(火) 10時30分 15時30分

受講対象者

  • 生分解性プラスチック製品の企画・開発担当者
  • バイオプラスチック製品の企画・開発担当者
  • プラスチック射出成形品の企画・開発技術者
  • プラスチック射出成形金型開発の実務担当者
  • プラスチック・樹脂製品の製造・販売に関わる企業の方、法規制対応担当者、レスポンシブルケア部門、品質保証・品質管理担当者
  • プラスチック代替技術の研究・開発者、環境の浄化技術に従事する方

修得知識

  • 生分解性プラスチックとバイオプラスチックの正確な特性や知識
  • 海洋マイクロプラスチック問題の正確な理解
  • バイオプラスチックの世界的な最新開発動向
  • バイオプラスチックの世界的な法規制の動向
  • バイオプラスチック製品の先行開発事例 (ヨーロッパ、日本)
  • 実務的な生分解性プラスチック製品の射出成形技術、実力、コスト競争力
  • マイクロプラスチックの分析技術の概況

プログラム

 現在、最も注目されている課題の一つである、マイクロプラスチック汚染及び海洋プラスチック問題に関して、小松技術士事務所・所長の小松道男氏から、現地欧州では何がおき、何が動いているか、またバイオプラスチック製品と生分解プラスチック製品の事例について講演していただきます。さらに、京都大学の田中周平氏からはマイクロプラスチックに関する研究動向、最新研究等について解説していただきます。
 2019年6月15,16日に開催されるG20環境大臣会合後でもあり、海洋プラスチック対策についてホットなニュースになります。研究者と実務家の異なる視点から得られる最新情報セミナーになっております。

第1部 海洋マイクロプラスチック汚染問題と生分解性プラスチックの世界的な動向

(10:30~12:30)

 石油由来プラスチック製の使い捨てストローによる海洋汚染報道がきっかけとなり、マイクロプラスチック問題が世界的に大きな課題として急浮上し、EC ヨーロッパ委員会は2025年までに非分解の使い捨てプラスチック製品の使用禁止の方針等を次々と打ち出してきています。それに呼応するようにスターバックス、マクドナルド、IKEA、日清食品等が生分解性素材の採用を発表するに至っています。来年6月下旬に開催されるG20 大阪サミットでは日本が中心となって海洋プラスチック汚染関連条約をEU、米国、中国、ロシア、インド、ASEAN 等へ提唱し合意を目指す準備を進めているようです。しかし、マイクロプラスチック問題の正確な報道や実用に耐え得る生分解性プラスチック製品の情報は不十分で、ブームに便乗した物性に重大な課題が残る製品の流通が始まるなど混迷した状態にあると言えるでしょう。
 本セミナーでは、生分解性プラスチックの実務的な射出成形技術の世界的第一人者の一人である小松道男氏を迎え、同氏が15年に渡りフランス、ドイツ、アメリカ等で実際に収集した貴重で信頼性の高いデータや写真、サンプル等に基づいて、マイクロプラスチック問題の本質と課題、生分解性プラスチックやバイオプラスチック製品の開発事例、世界各国の法規制の動向等を解説します。本年5 月に開催された北米最大のプラスチックショーNPE2018における米国プラスチック業界の動向、また本セミナー直前にフランス各地で収集したヨーロッパ最新情報もご紹介します。

  1. 海洋マイクロプラスチック汚染問題の正確な理解
    1. マイクロプラスチックとは?
    2. マイクロプラスチックが及ぼすリスク
    3. マイクロプラスチックが発生する原因
    4. 生分解性プラスチックはマイクロプラスチックにならないか?
  2. 生分解性プラスチックとバイオプラスチックの正確な知識
    1. プラスチックの70年の歴史的レビュー
    2. 石油由来プラスチックと植物由来プラスチックの相違点
    3. 非分解性プラスチックと生分解性プラスチックの相違点
    4. 生分解性プラスチックの認定基準
    5. バイオプラスチックは生分解性プラスチックなのか?
    6. 生分解性プラスチックの主な種類と特徴
    7. 生分解性プラスチックの生分解に要する時間
    8. 生分解性プラスチックは海洋で生分解するのか?
  3. 世界各国のプラスチック廃棄物に関する規制の動向
    1. EUヨーロッパ連合
    2. フランス
    3. 英国
    4. インド
    5. 米国
  4. バイオプラスチック製品と生分解プラスチック製品の事例
    1. ポリ乳酸シート真空成形品
    2. ポリ乳酸厚肉射出成形品
    3. 耐熱ポリ乳酸射出成形品
    4. ポリ乳酸薄肉射出成形品
    5. ポリ乳酸超臨界微細発泡射出成形品
    6. セルロースファイバー/ポリ乳酸射出成形品
  5. 日本政府のバイオプラスチック推進に関する施策の動向
    1. 環境省
    2. 経済産業省

第2部 水環境におけるマイクロプラスチック汚染の現状と最新の研究事例

(13:30〜15:30)

 マイクロプラスチックに関する最新の研究事例と世界各国の規制の動向、海外の研究者による研究事例を紹介する。表層水、底泥、魚類の消化管、下水汚泥中のマイクロプラスチックの分析方法については講師らの研究事例を紹介する。また、パーソナルケア製品中の存在実態や、環境中の存在実態についても紹介し、特に吸着した微量化学物質について、その最新の研究成果を紹介する。

  1. マイクロプラスチックの規制に関する動向
  2. マイクロプラスチックに関する研究動向
    1. 海洋生物への影響
    2. 魚介類の内臓からの検出例
  3. マイクロプラスチック汚染の現況と最新研究
    1. 琵琶湖・大阪湾におけるマイクロプラスチック汚染の現況
    2. パーソナルケア製品中のスクラブ剤中のマイクロプラスチック
    3. マイクロプラスチックに吸着した微量化学物質の挙動
    4. 魚類の消化管内のマイクロプラスチック
    5. マイクロプラスチックの下水処理工程における挙動など

会場

ちよだプラットフォームスクウェア
東京都 千代田区 神田錦町3-21
ちよだプラットフォームスクウェアの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,370円 (税別) / 49,000円 (税込)
複数名
: 20,370円 (税別) / 22,000円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,741円(税別) / 44,000円(税込)
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本セミナーは終了いたしました。

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