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医薬品工場における原価マネジメント 原価計算・原価情報活用と製造原価低減への取り組み

医薬品工場における原価マネジメント 原価計算・原価情報活用と製造原価低減への取り組み

~原価を構成する要素ごとの原価低減のポイント、原価情報活用 / 原価計算の基礎 (仕組み) について練習問題を交え、原価情報活用について事例考察にて解説 / 今のコスト体制を見直すヒントを探る~
京都府 開催 会場 開催 演習付き

概要

本セミナーでは、医薬品工場の製造原価について、原価計算の基礎について練習問題も交えながら解説し、事例を交えながら、原価を構成する要素ごとに原価低減の進め方、原価情報の活用について詳解いたします。

開催日

  • 2019年6月13日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品の開発・設計・技術担当者、管理監督者、原価管理コストダウン関係部門の担当者など

修得知識

  • 医薬品産業のおかれている環境と原価マネジメントの必要性
  • 医薬品の製造原価計算
  • 原価の分類、材料費会計、労務費会計、活動基準原価計算など
  • 委受託に関する原価マネジメント・価格設定について
  • 間接費の取り扱い、配賦方法の事例
  • 原価低減活動を進めるうえでのポイント

プログラム

 超高齢化社会を迎えて増加一方の医療費を抑制するため、薬価制度改革が進められており、毎年薬価改定や長期収載品薬価の大幅引き下げなど、薬価の引き下げ圧力が益々強まっている中、製薬メーカーとして適正な利益を確保していくためには更なる製造原価低減に取り組むことが必須となってきています。
 製造原価低減に取り組むうえで重要なのは、製造原価計算における数値の持つ意味を正しく理解し、活用し、原価低減活動の目標設定や評価につなげていくことです。
 本セミナーでは、医薬品工場の製造原価について、原価計算の基礎を練習問題も交えながら解説し、原価を構成する要素ごとに原価低減の進め方のポイント、原価情報の活用については事例を交えながら考察します。

  1. 医薬品企業をとりまく環境
    1. 海外製薬企業の動向 – ビジネスモデルの多様化
    2. 世界の中での日本の製薬業
    3. 医薬品産業強化総合戦略と医薬品産業ビジョン2013 のインパクト
    4. 医薬品メーカーのValue Chainとその変化
    5. 医薬品製造のアライアンスモデル
  2. 医薬品工場と原価
    1. 医薬品工場の原価構成
    2. 2018年4月薬価改定
    3. 薬価制度改定の影響
    4. 後発医薬品の数量シェア目標
    5. 長期収載品売上高推移
    6. 医薬品製造業の原価率
    7. 医薬品工場の抱えるリスク
    8. 医薬品工場の競争力
    9. 医薬品製造業の原価率
    10. なぜ原価マネジメントか
  3. 原価の仕組みと計算方式のいろいろ
    1. 原価計算の目的と原価計算方式のいろいろ
    2. 原価の分類 (練習問題 1)
    3. 費目別計算 材料費会計 (練習問題 2)
    4. 部門別原価計算
    5. 直課と配賦
    6. 間接費の配賦と操業度
    7. 費目別計算 労務費会計
    8. 労務時間管理と労務費単価計算 (練習問題 3)
    9. 費目別計算 経費会計
    10. 活動基準原価計算 (Activity Based Costing)
    11. 活動基準原価計算と伝統的原価計算 (練習問題 4)
  4. 原価情報の活用
    1. 生産効率を測る指標
    2. 実際原価と標準原価
    3. 標準原価計算における原価要素別の計算
    4. 原価マネジメントのサイクル
    5. 標準原価設定スケジュール
    6. 標準原価との差異分析
    7. 製造委受託での価格設定のイメージ
  5. 原価マネジメント
    1. Cost Reduction (CR) と Cost Control (CC)
    2. 医薬品のライフサイクルと製造コストマネジメント
    3. 労務費のマネジメント – 要員稼働率/直間比率
    4. 設備費のマネジメント
    5. OEEと設備の6大ロス/設備稼働率の定義
    6. 経費のマネジメント
    7. QCコストのマネジメント
    8. 原価マネジメント事例紹介
    9. KPIによる工場マネジメント
    10. 原価マネジメントまとめ
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 村田 兼一
    村田兼一コンサルティング株式会社
    代表取締役

会場

京都府民総合交流プラザ 京都テルサ

東館 3F A会議室

京都府 京都市 南区東九条下殿田町70番地 新町通九条下ル 京都府民総合交流プラザ内
京都府民総合交流プラザ 京都テルサの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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