技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品LCM延長戦略事例・判例のウラ側と見落としがちな権利化の穴

医薬品LCM延長戦略事例・判例のウラ側と見落としがちな権利化の穴

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年5月23日(木) 10時30分 17時00分

受講対象者

  • 医薬品に関連する研究開発担当者、事業開発担当者、知的財産担当者

修得知識

  • 2017年1月20日 知財高裁・大合議判決「オキサリプラチン事件」:延長された特許権効力の初めての判断
  • 各社のドラッグリポジショニング/LCM戦略事例検討
  • 薬価制度の解説~高薬価 (満足できる適正な薬価) を獲得するためには
  • ドラッグリポジショニング/LCM戦略に対する発想と気づき

プログラム

 今回、LCM書籍の全面改訂出版にあたり、皆様にお会いする機会に恵まれました。最近は、大学での教育、学会や製薬会社で意見を交換する場面も劇的に増えました。笑えない失敗事例、落とし穴も数多くあります。また当然知っておかなければならないことがあります。研究開発にとって無知 (勉強不足?) が原因で落とし穴にハマる事態は避けなければなりません。
 判断し決定するのはヒトです。そして、研究開発を成功に導くのもヒトです。本書籍発売記念セミナーでは、製品開発、事業開発、ライセンス部門でLCM、DR戦略を練っておられる方はもちろん、特に、製剤・薬物動態・分析・薬理などの研究者が「主役」となってLCM、DRを提案するアイデアやヒントをつかんでいただきたいと思います。また失敗事例や落とし穴を学んで、一貫した戦略ビジョンを持ってプロジェクトを進める力を養っていただければ幸いです。

第1部 医薬品LCM延長戦略事例・判例のウラ側と見落としがちな権利化の穴

(10:30~14:45)

  1. 医薬品業界の再編と生き残り
    • 大型M&A業界再編の津波
    • 薬事行政の変化
    • 生き残るための製薬会社のビジネスモデルの変化、
  2. 研究・開発担当者と知財担当者の協力から生み出されるLCM/DRの知恵
    • 気づきの権利化
    • 研究者を巻き込んだ明確なLCM戦略
    • 中堅製薬会社とLCM/DR活用戦略
  3. 世界各国、世界各社で展開されるLCM、DRの取り組みと落とし穴
    • 事例とその戦略の分析研究
    • 日米欧の行政・当局、各種団体のLCM/DR取り組み事例と動向
    • 海外・日本各社のLCM/DRの取り組み
  4. 人工知能AIとLCM/D R
    • ビッグデータ (BD) 創薬、各種データベースの利用法、調査研究手法
    • DRの基本原理と研究手法
    • 日本、世界各社の動向
  5. バイオ医薬品の政策、判例とLCM戦略
    • 各国のバイオ医薬品の産業政策
    • バイオシミラーの開発と訴訟
    • バイオ医薬品関連特許の権利化の穴
  6. LCM/DRと薬価戦略
    • 薬価制度を踏まえた高薬価 (満足できる適正な薬価) の獲得に向けて
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 審査官からみたノウハウ管理・特許延長に配慮した明細書の書き方

(15:00~17:00)

  1. 現状と課題
    1. 特許審査の現状
    2. 特許明細書の課題
  2. ノウハウ管理と明細書の書き方
    1. ノウハウとLCM戦略
      1. 特許性の有無 (観点①) 、侵害立証の容易性 (観点②)
      2. 他社の技術レベル (観点③) 、ノウハウ管理の困難性 (観点④)
    2. ノウハウ管理と明細書の書き方
      1. 事例1 (観点①、観点②)
      2. 事例2 (観点②、観点③)
      3. 事例3 (観点④)
  3. 特許権の存続期間の延長と明細書の書き方
    1. 特許権の存続期間の延長の要件
      1. 要件①、要件②について
      2. 実質的同一性について
    2. 審査事例と解説
      1. 事例1 (鎮痛薬) 、事例2 (鎮痛薬)
      2. 事例3 (注射剤) 、事例4 (注射剤)
    3. 特許出願戦略に基づくLCM戦略
      1. 基本発明の特許出願のタイミング
      2. 応用発明の特許出願のタイミング
    4. 知的財産権ミックスによるLCM戦略
      1. 不正競争防止法、意匠権、商標権
      2. 医薬品医療機器等法 (薬機法)
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 嶋田 薫
    ラクオリア創薬 株式会社
    研究開発エグゼクティブ・ディレクター
  • 加藤 浩
    青山特許事務所
    顧問弁理士

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

6F 中会議室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/27 洗浄バリデーションでの洗浄方法選択、残留限度値とホールドタイム設定 オンライン
2025/1/28 遺伝子治療薬の開発・薬事戦略と承認取得 オンライン
2025/1/28 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/1/29 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2025/1/29 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/1/29 特許請求の範囲 (クレーム) をしっかり読めますか? オンライン
2025/1/30 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 東京都 会場・オンライン
2025/1/30 一般医薬品向け: CTD-M2作成 / 規格及び試験方法と分析法バリデーション / 技術移転と同等性評価 (全3コース) オンライン
2025/1/30 CTD-M2 (CMC) 作成セミナー オンライン
2025/1/30 一般医薬品における有効期間を考慮した規格及び試験方法の設定と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/1/30 一般医薬品における技術移転 (製法・試験法) の手順と同等性の評価方法 オンライン
2025/1/30 変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) オンライン
2025/1/30 特許情報からみた5G・6G材料開発戦争 2022 オンライン
2025/1/30 特許情報からみたBeyond 5G 材料開発戦争 2023 オンライン
2025/1/30 導入品 (アカデミアへの委託試験も含む) の信頼性基準対応と信頼性基準試験の生データの取扱い オンライン
2025/1/30 生成AIの知財業務への適用と特許出願実務・データ分析の実践 オンライン
2025/1/31 リスクベースのGCP監査 オンライン
2025/1/31 GMP対応工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2025/2/4 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/2/5 GMP省令が要求するQAの逸脱の防止対策とCAPA/変更管理 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/3/31 経営・事業戦略に貢献する知財価値評価と効果的な活用法
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書