技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

核酸を標的とした低分子創薬

核酸を標的とした低分子創薬

~新しいクラスの低分子薬としての可能性、実態、展望 / RNAに対する低分子創薬の海外動向と将来展望~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、低分子化合物創薬理論と実際のステップを例にとって、新しいクラスの低分子創薬の実態と未来への展望を解説いたします。

開催日

  • 2019年1月28日(月) 13時00分 16時30分

プログラム

 RNAに対する低分子創薬の歴史は90年代より始まっている。mRNA構造に対する急速な理解の高まりにつれて、mRNA上の標的構造に対し、何らかのスクリーニング法などを使って化合物を取得する方法論に到達しつつある。
 ここで、VIS社が保有するモダリティのうちの低分子化合物創薬理論と実際のステップを例にとって、新しいクラスの低分子創薬の実態と未来への展望をご紹介する。

  1. RNAに対する低分子創薬の歴史
    1. RNAを標的とする時代
    2. リボスイッチを標的とする時代
    3. miRNA等の構造をもつRNAを標的とする時代
    4. RNA上の未知構造を標的とする時代へ
    5. まとめ – RNAへの理解への進展と同期して核酸標的創薬は展開
  2. RNAの実態
    1. RNAは、4種のモノマーでできている
    2. 短鎖RNA/RNA部分構造の立体構造解析の実態
    3. 長鎖RNAは、1つのかたちにならない
    4. 長鎖RNAの構造を解析する方法論
    5. RNAを創薬標的とするために必要なその他技術
    6. まとめ – 長鎖RNAを創薬標的とするために
  3. RNAに対する低分子創薬の可能性 – VISを例にとって
    1. ヒトmRNA中に見つかる部分構造 (モチーフ) を安定化すると翻訳が低下
    2. アプタマーを挿入したmRNAをリガンドで安定化させると翻訳が低下
    3. ヒトmRNA中にモチーフを発見して解析する技術
    4. モチーフの安定化を指標に低分子化合物をアッセイする技術
    5. 実験系を確立する各種ポジコン
    6. まとめ – RNAに対する低分子創薬は今こそ可能に
  4. RNAに対する低分子創薬の海外動向
    1. 分類 部分構造標的スクリーニング vs 表現型スクリーニング
    2. Arrakis
    3. Expansion
    4. Novation
    5. まとめ
  5. RNA標的低分子創薬将来展望
    1. RNA標的低分子創薬の本命は、mRNAを標的とした創薬
    2. mRNA標的低分子創薬の将来性はまさに無限大
    3. mRNA標的低分子創薬に必須となるアイテムは何か?
    4. mRNA標的低分子創薬に適用可能な既存技術
    5. まとめ
      • mRNA標的低分子創薬は、一連の流れとして実行可能である必要がある
  6. RNA標的低分子創薬は、最後にして最大のパラダイムシフト
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 中村 慎吾
    株式会社 Veritas In Silico
    代表取締役

会場

芝エクセレントビル KCDホール
東京都 港区 浜松町二丁目1番13号 芝エクセレントビル
芝エクセレントビル KCDホールの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/10/30 GMP対応工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2024/10/30 GMP対応工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2024/10/30 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/10/30 責任役員 (上級経営陣) にむけたGMP、GQP教育訓練と法令順守体制の整備 オンライン
2024/10/30 GMP入門講座 オンライン
2024/10/30 再生医療等製品のGCTP対応の基礎をふまえた適格性評価およびバリデーションのポイント オンライン
2024/10/30 GMP省令が求める医薬品品質システム (PQS) と実行的な品質マネジメントシステムの構築 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における規格及び試験方法の設定と安定性試験 (長期保存試験) による有効期間の設定 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品のCTD (CMC) :妥当性の根拠とまとめ方 (2日間) オンライン
2024/10/30 製品品質照査の活用による製造工程、原料・資材及び製品規格の妥当性検証 オンライン
2024/10/30 医薬品・バイオ技術のライセンスイン・アウトの実務ポイント オンライン
2024/10/30 海外当局査察にむけた準備すべき (したほうがよい) 翻訳文書とSOPの英文翻訳例・査察対応 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/10/30 専門の知識をもたない初級担当者のためのCTD-Qのまとめ方 (入門講座) オンライン
2024/10/30 日米欧等各国の安全対策管理法規制の違いをふまえた安全性情報を取り扱う際のMedDRA活用/Codingの留意点 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場