技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

フロー合成の設計と操作で起こるトラブル対策

フロー合成の設計と操作で起こるトラブル対策

~送液不良、混合不良、除熱不良、閉塞への具体的対策 / 量産プロセス構築へ向けた温度や滞留時間制御の考え方とは~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年1月10日(木) 10時00分17時00分

プログラム

第1部. フロー合成の設備 (装置) 設計のポイント

(2019年1月10日 10:00〜12:00)

  1. マイクロリアクタ事業紹介
    1. マイクロリアクタとは
    2. マイクロリアクタ三大特徴
    3. KeyChem用ミキサの選択方法
    4. マイクロリアクタ 反応の利用例
  2. マイクロリアクタ
    1. 液-液反応用システム KeyChem-L
    2. 導入用システム KeyChem-Basic
    3. 異相系フロー合成装置 KeyChem-Integral
    4. 気-液反応用フローリアクタ
  3. マイクロリアクタ ~専用機~
    1. 光-液反応システム KeyChem-Lumino
    2. 水素化反応用システム KeyChem-H
    • 質疑応答

第2部. 量産プロセスにおいて考慮すべき配管システムと法規に関して

(2019年1月10日 12:45〜14:45)

 フロー合成は新しい技術であり、量産プロセスの配管システムが確立されていない状況にある。ラボ用のシステムからのスケールアップ、プロセス用のバッチシステムの技術の流用だけでは、配管システムを構築することが出来ない。Swagelokの分析計の前処理ステムを始めとした、プロセス用の配管システムに関する経験、知識を活用し、フロー合成の量産プロセスを構築する際に考慮が必要な項目に関して説明する 。

  1. 会社紹介
    1. Swagelokの歴史
    2. 現在のビジネス
  2. フロー合成設備で考慮すべき配管システム
    1. 考慮すべき配管システムの要件
    2. バッチプロセスとフローシステムの配管システムの違い
    3. パイプ配管とチューブ配管の規格の違い
    4. チューブ配管の利点
  3. フロー合成設備で考慮すべき法規
    1. 消防法対応
      • 危険物の規制に対する法令に関して
      • 機器の防火対応の例
    2. 防爆対応
      • 防爆とは
      • 防爆対応が求められる製造現場の種別
      • 防爆対応機器と規格に関して
      • その他、防爆対応の例
    3. 高圧ガス取締規則
      • 高圧ガス保管規則とは
      • 高圧ガス法規の種類
      • 高圧ガス取締規則適応範囲
      • 大臣認定品と高圧ガス設備試験
      • 完成検査とは
      • 高圧ガス取締規則対応機器
  4. サンプリングの問題点
    1. フロー合成に求められるサンプリングとは
    2. インライン定量サンプリング
    • 質疑応答

第3部. フロー合成プロセス操作で起こる不具合とトラブル対策

(2019年1月10日 15:00〜17:00)

 フロー合成プロセスは近年注目を浴びつつある一方で、本来の目的に合った形でプロセスを構築ができないなどの不具合、トラブルも多く発生しています。
 今回の講座ではフロー合成の基礎からプロセス操作における不具合事例、そしてそのトラブル対策について、ラボプロセスからパイロットプロセスに向けた検討をモデルケースにしながらご紹介します。

  1. フロー合成の発展と歴史
    1. フロー・マイクロ合成の歴史と発展
    2. 開発に向けた取り組み ~開発事例紹介~
  2. フロー合成の目指すところ
    1. 高速混合
    2. 精密温度制御
    3. 滞留時間の精密制御
    4. 単位プロセスの連続化
  3. フロー合成で起こりやすい不具合
    1. パラメータの多さ
    2. 送液不良
    3. 混合不良
    4. 除熱の不良
    5. 閉塞
    6. ラボからパイロットへ
  4. フロー合成プロセスの構築ならびにトラブル対策
    1. ポンプの選択
    2. ミキサ・リアクタの選択
    3. 計測・制御システム
    4. 運転システム
    5. 流体解析技術
  5. 国内外の研究開発動向、今後の展望
    • 質疑応答

講師

  • 前澤 真
    株式会社 ワイエムシィ 国内営業部
    次長
  • 松浦 貴
    日本スウェージロックFST株式会社
    シニアフィールドエンジニア
  • 中原 祐一
    味の素 株式会社 バイオファイン研究所
    主席研究員

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/12/18 医薬品・医療機器・体外診断薬品・再生医療等製品の保険制度の最前線 オンライン
2025/12/18 化学プロセスにおける反応速度式の求め方とスケールアップへの応用 オンライン
2025/12/18 QA部門における製造記録・試験検査記録の照査の内容・視点・範囲と報告書作成の留意点 オンライン
2025/12/18 生体試料中薬物濃度分析 (バイオアナリシス) とバリデーションのポイント 基礎講座 オンライン
2025/12/18 造粒・コーティング装置の解説およびメカニズム〜トラブルシューティングとスケールアップ オンライン
2025/12/18 改訂版ICH Q5A (R2) に求められる試験概要と次世代シーケンシング (NGS) を利用した細胞培養管理 オンライン
2025/12/19 原料等供給者管理の留意点 オンライン
2025/12/19 QA部門のためのGMP文書・記録類の照査のポイント オンライン
2025/12/19 環境モニタリングにおけるポイント設定根拠・手順とアラート・アクションレベル設定の妥当性および汚染管理戦略に従ったSOP記載事項/作成上の留意点 オンライン
2025/12/19 高剪断成形加工技術の原理・新材料創製・量産化 オンライン
2025/12/19 医薬品・医療機器・体外診断薬品・再生医療等製品の保険制度の最前線 オンライン
2025/12/19 GCP領域のクラウドシステムを含むCSV実施/必要範囲とデータインテグリティ確保 オンライン
2025/12/19 新規モダリティにおける事業性評価手法 オンライン
2025/12/19 実験室における高薬理活性物質の取り扱い/封じ込め対応と区分による要求レベル オンライン
2025/12/19 造粒・コーティング装置の解説およびメカニズム〜トラブルシューティングとスケールアップ オンライン
2025/12/19 PV業務においてグローバルSOPとローカルSOP、マニュアルをどう棲み分け、整合性を図るか オンライン
2025/12/19 医薬品製造の品質強化に向けたヒューマンエラーの予防対策 オンライン
2025/12/22 ICH (Q1) をふまえた開発段階の安定性試験実施と試験結果からの有効期間の設定 オンライン
2025/12/22 高剪断成形加工技術の原理・新材料創製・量産化 オンライン
2025/12/22 三極 (米国FDA、EU EMA、日本PMDA) の指針に基づくプロセスバリデーションの実施と適格性評価の考え方 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/4/28 ケモインフォマティクスにおけるデータ収集の最適化と解析手法
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/8/2 カーボンニュートラルのためのグリーン燃料と化学品
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善