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デモと実データで理解する眼球・瞳孔運動を指標とした人の状態推定技術

デモと実データで理解する眼球・瞳孔運動を指標とした人の状態推定技術

~自動車ドライバの状態検知を中心に~
東京都 開催 会場 開催 デモ付き

概要

本セミナーでは、自動車ドライバの注意・覚醒度状態のモニタリング技術について、眼球運動計測と解析法のデモを交えてわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2018年12月12日(水) 10時00分17時00分

受講対象者

  • ドライバ状態モニタリングに関連する技術者、研究者
  • 生体信号処理に関連する技術者、研究者

修得知識

  • 生体信号処理の基礎
  • 自動車ドライバの注意・覚醒度状態のモニタリング技術
  • 眼球運動計測と解析

プログラム

 「目は口ほどにものを言う。」それを証明する神経科学の知見と、そうした知見を人 (脳) の状態推定に応用した例を整理して、リアルタイム眼球運動計測デモを交えながら紹介する。自動車運転時、自動運転車乗車時、仕事中、授業中などの覚醒度低下や、漫然状態、注意力低下などを目や瞳孔の動きから推定する方法を紹介する。

  1. 眼球運動の解剖と生理概論
    1. 眼球と筋肉系の構造
    2. 三次元剛体回転の非可換性と眼球運動 (Donders, Listingの法則)
    3. 眼球運動に関わる脳部位と生理・解剖学
  2. 様々な眼球運動とそれらの特性…リアルタイム眼球運動計測によるデモ
    1. サッカード
    2. サッカード後の眼位保持 (中枢積分器)
    3. 滑動性眼球運動
    4. 輻輳性眼球運動
    5. 視運動性眼球運動
    6. 前庭動眼反射
    7. 固視微動
  3. 研究紹介
    1. 瞳孔反応からの自律神経活動推定 (交感,副交感神経活動分離推定法)
    2. 瞳孔ゆらぎによる眠気予兆検知
    3. 輻輳ゆらぎによる漫然状態検知
    4. サッカードを指標とした漫然状態検知
    5. 前庭動眼反射を指標とした眠気予兆検知
    6. 固視微動 (マイクロサッカード:MSC) に現れるドライバの注意状態
    7. MSCのリアルタイム検出によるオキュロフィードバックトレーニング
    8. 前庭動眼反射の学習と車酔い
    9. 予測性眼球運動と眼球速度蓄積機構
    10. 愛知県「知の拠点あいち重点研究プロジェクト」で開発中のEye Tracker紹介

講師

  • 平田 豊
    中部大学 工学部 ロボット理工学科
    教授

会場

株式会社オーム社 オームセミナー室
東京都 千代田区 神田錦町3-1
株式会社オーム社 オームセミナー室の地図

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,000円 (税別) / 50,760円 (税込)
1口
: 59,000円 (税別) / 63,720円 (税込) (3名まで受講可)
本セミナーは終了いたしました。

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