技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

樹脂製品の破面解析と破壊メカニズム並びに破壊寿命の予測

樹脂製品の破面解析と破壊メカニズム並びに破壊寿命の予測

東京都 開催

概要

本セミナーでは、プラスチック・ゴム・両面テープに関する各種劣化寿命をアレニウス式やラーソンミラー式に回帰する方法について解説いたします。

開催日

  • 2018年12月7日(金) 10時30分 16時30分

プログラム

 樹脂製品において破損不具合が発生した際、その破面には破損に至った原因と、破損の経過が刻み込まれていることから、破面解析は破損原因の解明に重要な手がかりを与えてくれる。破面解析により破壊原因の手がかりが得られれば、その後に実施する破損の原因究明や再現試験への移行が容易となる。
 本講座では、破面解析のポイントから対策品の寿命予測まで一連の不具合対応の内容について解説しているので、破損不具合が発生した際、本内容を参考としていただければ幸甚である。

  1. 破面解析並びに寿命予測の概要
    1. 破面解析の概要
    2. 破壊不具合の原因究明~再発防止に至る取り組みの流れ
    3. 樹脂製品の劣化現象に対する寿命予測と劣化加速の対応可能項目
    4. 寿命予測 (アレーニウス&ラーソンミラー法) の概要
    5. 重回帰分析結果の展開
  2. プラスチック製品の破損トラブルの事例
    1. ソルベントクラック
    2. 環境応力割れ
    3. クリープ破壊
    4. 疲労破壊
    5. 成形工程が原因の破壊
    6. ストレスクラック
  3. ゴム製品の破損トラブル
    1. 熱による破損
    2. 光による破損
    3. オゾンクラック
    4. 残留塩素による劣化
    5. 疲労破壊
    6. 銅害
    7. 溶剤による膨潤
    8. ブリスター破壊
    9. 加水分解
  4. 樹脂製品・材料における破面解析
    1. 破壊モードの判定フロー
    2. 応力レベルと破壊までの経過時間
    3. プラスチック製品の破面
      1. ボイドとフィブリル
      2. 静的破壊
      3. 衝撃破壊
      4. 性破面
      5. 延性破面
      6. ストレスクラック
      7. ソルベントクラック
      8. 環境応力割れ
      9. クリープ破壊
      10. 疲労破壊
      11. 脆性ストライエーション
      12. スティックスリップ
    4. ゴム製品の破面
      1. 延性破面
      2. オゾンクラック
      3. 脆性破面
      4. 加水分解
      5. 疲労破壊
      6. 塩素水アタック
      7. ブリスター破壊
  5. プラスチック製品の破壊メカニズム
    1. ソルベントクラック
    2. 環境応力割れ
    3. クリープ破壊
    4. 疲労破壊
    5. ストレスクラック
    6. 延性破壊と脆性破壊の決定因子
  6. 環境因子によるプラスチックの劣化
    1. 紫外線
    2. 加水分解
    3. 銅害
  7. ゴム製品の破壊メカニズム
    1. ゴムの4大トラブル
    2. 加硫ゴムの破損要因
    3. ポリマー構造の違いによる耐候性・耐オゾン性
    4. ゴムのオゾン酸化反応
    5. 残留塩素によるゴムの劣化
    6. 銅害
    7. 溶剤膨潤による亀裂の発生
    8. ブリスター破壊
    9. 加水分解
    10. ゴムポリマーの酸化劣化
  8. 樹脂材料の劣化寿命予測の基礎
    1. アレーニウス型
      1. 寿命予測式の導出
      2. 取得データによる予測式の設定
      3. 重回帰分析
    2. ラーソンミラー型
      1. 寿命予測式の導出
      2. 定数・Cの特定と検証
      3. マスターカーブの作成
    3. 寿命予測における検討内容並びに計算手法
      1. 活性化エネルギーの算出
      2. 取得データの相関性の検討
      3. 加速係数 (倍率) の算出
      4. 判定基準の設定方法
    4. エクセルによる重回帰分析
      1. 分析ツールによる方法
      2. INDEX (LINEST) 関数による方法
      3. 統計量の計算と判定
  9. プラスチック・ゴムの寿命予測
    1. 製品または材料の寿命予測の流れ
    2. 温度・時間・応力データの重回帰分析方法
      (アレーニウス型並びにラーソンミラー型)
    3. 環境応力割れを誘発するPA66の吸水率予測
    4. POM製品のクリープ破壊寿命予測
    5. PPSの疲労寿命予測
    6. PBTの加水分解寿命の予測
    7. 加硫ゴムのオゾンクラック寿命の予測
  10. 劣化不具合の原因と対策
    1. 不具合が発生した際のチェック表
      1. 全般
      2. 材料組成
      3. 材料の特性
      4. 設計
      5. 成形
      6. 輸送
      7. 組立
      8. 環境
      9. 製品の使われ方
    2. プラスチック製品の衝撃破壊解析フロー
    3. プラスチック製品の経時劣化による破損解析フロー
    4. 劣化モード別対策内容
      1. ソルベントクラック
      2. 環境応力割れ
      3. クリープ破壊
      4. 労破壊
      5. 加水分解
      6. 耐光性
      7. 耐熱性
  11. 発生応力の計算
    1. プレスフィット
    2. 肉厚設計
    3. コーナーRと衝撃強度
    4. 締め付けトルクから軸力への変換
    5. 矩形品の曲げ応力
  12. ワイブル統計解析によるソルベントクラック寿命の予測
    1. 応力緩和データの重回帰分析
      (アレーニウス型並びにラーソンミラー型)
    2. 時間~応力線図の作成
    3. アタック薬剤による臨界応力の把握
    4. 市場回収品のワイブル2母数の把握
      (分布図・最尤法・変動係数からの算出)
    5. 信頼度曲線と時間~応力線図の対比による寿命予測
  13. 破損不具合の再現試験
    1. ソルベントクラック
    2. 環境応力割れ
    3. 疲労破壊
    4. クリープ破壊
  14. 劣化加速条件の設定
    1. 劣化加速条件設定の流れ
    2. マイナー則による熱劣化加速条件の設定
    3. シール・ゴム部品の加速条件設定
    4. POM製品のクリープ破壊加速条件設定

講師

  • 川瀬 豊生
    川瀬テクニカル・コンサルタンシー

会場

オームビル
東京都 千代田区 神田錦町3-1
オームビルの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,000円 (税別) / 49,680円 (税込)
1口
: 57,000円 (税別) / 61,560円 (税込) (3名まで受講可)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時
2019/4/23 液晶ポリマーの材料設計と複合化、応用技術、高周波特性評価 東京都
2019/4/23 プラスチックの劣化評価・診断方法と成形品の破損トラブル解析 東京都
2019/4/23 車体軽量化の技術ロードマップと未来予測 東京都
2019/4/24 ポリウレタンの材料設計と分子構造・物性の制御 東京都
2019/4/25 プラスチック製品の強度設計 東京都
2019/4/25 レオロジーの必須基礎知識と測定・解析技術 1日速習講座 東京都
2019/4/25 レオロジー入門講座 東京都
2019/4/25 プラスチック・エラストマーおよび添加剤の赤外吸収スペクトルの読み方 : 実践ガイド 東京都
2019/4/26 生分解性バイオマスプラスチックの基礎と構造制御による高性能化 東京都
2019/4/26 高分子ゲル材料の設計・構造制御および機能化 東京都
2019/4/26 イソシアナート活用のための総合知識と応用技術 東京都
2019/4/26 持続可能な社会におけるプラスチックの使い方 東京都
2019/5/9 3Dプリンタ用フィラメントの材料設計と応用事例 東京都
2019/5/10 ポリマーアロイ、ブレンドの構造解析、物性評価 東京都
2019/5/13 高分子材料の耐衝撃性向上と評価 東京都
2019/5/13 ラミネート技術の基礎、応用と産業ニーズへの対応 東京都
2019/5/13 ゴム・プラスチック材料のトラブル解決 (2日間) 東京都
2019/5/13 高分子材料の劣化・不具合分析および寿命評価と対策事例 東京都
2019/5/13 マレイミド樹脂の材料設計と合成 東京都
2019/5/14 高分子トライボロジーの制御と特性評価 東京都

関連する出版物

発行年月
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/11/30 エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方
2018/11/30 複雑高分子材料のレオロジー挙動とその解釈
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/2/20 自動車用プラスチック部品・材料の新展開 2016
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/11/26 エンプラ市場の分析と用途開発動向 2013
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/8/29 長期信頼性・高耐久性を得るための接着/接合における試験評価技術と寿命予測
2013/8/1 ガラスの破壊メカニズムと高強度化
2013/6/3 プラスチックのタフニングと強度設計
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)