技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高出力全固体電池に向けた界面制御の基礎と研究最前線

高出力全固体電池に向けた界面制御の基礎と研究最前線

~全固体電池の動作を電気化学と半導体物理の両面から理解する~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年11月13日(火) 12時30分 16時30分

修得知識

  • 全固体電池の基礎知識
  • 全固体薄膜電池の作製と評価
  • 固体電解質/電極界面の電気化学評価と構造解析

プログラム

 全固体電池の開発は世界中で競争となっており、特に、より高電圧で大電流が取り出せる高出力型全固体電池が注目されている。この実用化のために解決すべき課題の1つが、固体電解質と電極が形成する界面での電気抵抗低減である。
 固体電解質/電極界面の電気抵抗、つまりイオン伝導特性は、固体電解質と電極材料の組み合わせだけではなく、その界面の形成プロセスに強く依存する。そこで、高いイオン伝導特性を示す界面構造、ならびに全固体電池の開発設計指針について、最新の研究成果を紹介する。
 さらに、本セミナーでは半導体物理と電気化学の橋渡しをすることも狙いのひとつとする。全固体電池は固体からなっている。したがって、界面制御に向けて、全固体電池の動作と界面状態について、半導体物理 (固体物理) と電気化学の両面から理解することが重要である。現在の電池技術の発展において、物理や化学の縦割りは無意味であり、使える学問はすべて導入して最短時間で開発を成し遂げなければならない。そこで、電気化学の専門家には固体物理の一部である半導体物理の入門として、固体物理を専門とする方には電池研究の入門としての講義も行う。

  1. 全固体リチウム電池の基礎
    1. 全固体電池の現状と実用化への課題
    2. 半導体界面の基礎
    3. 電解質/電極界面の基礎
  2. 固体電解質/電極界面研究
    1. 界面研究の方法論
    2. 電池材料の薄膜作製と評価
    3. 薄膜型全固体電池の作製
    4. 固体電解質/金属界面におけるリチウム振る舞い
    5. 固体電解質/電極界面のイオン伝導特性
  3. 固体電解質/電極界面の構造評価
    1. 透過電子顕微鏡を用いた構造評価
    2. X線回折を用いた構造評価
    3. 全固体電池の開発設計指針
  4. 高電位正極を用いた全固体電池
    1. 電解質/電極界面におけるリチウムイオンの拡散現象
    2. 低抵抗界面の形成と高速充放電
    3. 界面アニール処理の影響
    4. ガス曝露の影響

講師

会場

ちよだプラットフォームスクウェア

B1 ミーティング R001

東京都 千代田区 神田錦町3-21
ちよだプラットフォームスクウェアの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 44,444円 (税別) / 48,000円 (税込)
複数名
: 19,907円 (税別) / 21,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、2名様目以降は半額 (税込 21,500円)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 39,815円(税別) / 43,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 59,722円(税別) / 64,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 79,630円(税別) / 86,000円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 44,444円(税別) / 48,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 88,889円(税別) / 96,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 133,333円(税別) / 144,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 23,148円(税別) / 25,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/8 高分子の接着性改善と表面処理、界面の構造評価技術 オンライン
2024/5/10 材料化学から見た「全固体電池」の課題とその解決に向けた最新研究開発動向 東京都 会場・オンライン
2024/5/17 入門 インピーダンス測定法とリチウムイオン電池への応用 オンライン
2024/5/17 電力・ガス業界のしくみ・ビジネス概説と秘話 東京都 会場・オンライン
2024/5/21 表面・界面分析手法の基礎と実務への活用 オンライン
2024/5/27 燃料電池・水電解の基本および最新技術動向 オンライン
2024/5/28 車載電池・リチウムイオン電池の爆発・火災事故の傾向、 その安全性向上技術、過酷試験の進め方、規制対応 オンライン
2024/5/31 リチウムイオン電池電極スラリーの分散、混練技術とその最適化 オンライン
2024/6/4 欧州のxEV及び電池業界動向 東京都 オンライン
2024/6/10 FT-IRの基礎と異物分析への実践応用テクニックとコツ・ノウハウ オンライン
2024/6/12 EV用リチウムイオン電池および全固体電池のリサイクル オンライン
2024/6/19 電気化学測定の基礎と実験データの解釈のポイント オンライン
2024/6/20 燃料電池、アンモニア、水素を取り巻く最新動向と今後のビジネス・チャンス オンライン
2024/6/24 シランカップリング剤のメカニズムと使用方法 オンライン
2024/6/27 全固体リチウム電池の高性能化に向けた界面制御技術とその評価 オンライン
2024/6/28 バッテリーマネジメント用リチウムイオン電池のインピーダンス測定の考え方 オンライン
2024/7/2 全固体リチウム電池の高性能化に向けた界面制御技術とその評価 オンライン
2024/7/29 分析におけるスペクトル解析の基本から応用テクニック オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/8/29 2014年版 風力発電市場・技術の実態と将来展望
2014/8/25 ぬれ性のメカニズムと測定・制御技術
2014/7/25 2014年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2014/6/30 マイクロセンサ 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/15 燃料電池車 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/15 自動車向け燃料電池〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/4/15 自動車向け燃料電池〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/15 燃料電池車 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/12/13 2014年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2013/9/27 リチウムイオン2次電池の革新技術と次世代2次電池の最新技術
2013/5/24 分散型電源導入系統の電力品質安定化技術
2013/5/17 2013年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2013/4/15 リチウムイオン電池 製品・材料・用途別トレンド 2013
2013/4/5 2013年版 キャパシタ市場・部材の実態と将来展望
2013/3/30 電池の充放電技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/3/30 電池の充放電技術 技術開発実態分析調査報告書
2012/11/9 2013年版 蓄電デバイス市場・部材の実態と将来展望
2012/9/3 2012年版 燃料電池市場・部材の実態と将来展望
2012/7/13 '13 一次電池・二次電池業界の実態と将来展望
2012/6/15 '12 電気自動車市場・技術の実態と将来展望