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有機系材料を用いたナトリウムイオン電池の特性と最新研究動向

有機系材料を用いたナトリウムイオン電池の特性と最新研究動向

オンライン 開催

視聴期間は2025年5月14日〜28日を予定しております。
お申し込みは2025年5月26日まで承ります。

概要

本セミナーでは、ポストリチウムイオン電池の一つとして期待されるナトリウムイオン電池について取り上げ、ナトリウムイオン電池用の正極材料開発の現状、有機分子・高分子・MOFなどの有機系材料を用いたナトリウムイオン電池の特性と最新研究動向、有機系ナトリウム電池の将来展望について解説いたします。

開催日

  • 2025年5月26日(月) 13時00分 2025年5月28日(水) 16時00分

修得知識

  • ポストリチウムイオン電池の最新動向
  • 有機系材料を用いた二次電池の動向

プログラム

 クリーンなエネルギーデバイスである二次電池は、現代社会の必需品といっても過言ではないが、携帯型電子機器、電気自動車、大容量スマートグリッドといった今後ますます大容量の電気貯蔵が求められる用途への要請から、その高性能化は今なお重要な研究課題の一つである。現在、最も利用されている二次電池は遷移金属酸化物を正極とするリチウムイオン電池であるが、環境や資源問題、低コスト、ファブリケーションのし易さといった観点から、有機材料を電極とするナトリウムイオン電池を始めとしたポストリチウムイオン電池の開発が非常に重要である。
 本講演では、有機材料を用いた高性能なポストリチウムイオン電池であるナトリウムイオン電池の最新研究動向を述べる。

  1. はじめに
    1. ナトリウムイオン電池
    2. ナトリウムイオン電池用正極材料開発の現状
    3. 有機系材料の電池電極への応用
  2. 有機分子を用いたナトリウム電池特性
    1. 有機分子を用いたナトリウム電池正極特性
    2. 有機高分子を用いたナトリウム電池正極特性
    3. 共有結合性有機構造体を用いたナトリウム電池正極特性
  3. 金属有機構造体を用いたナトリウム電池特性
    1. MOFを用いたナトリウム電池正極特性
    2. MOFナトリウム電池の反応機構解明
    3. リチウム電池特性との比較
  4. まとめ
    1. 有機系ナトリウム電池のまとめ
    2. 有機系ナトリウム電池の将来展望

講師

  • 吉川 浩史
    関西学院大学 工学部 物質工学課程
    教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
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  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年5月14日〜28日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

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