技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

診断薬における希望点数算定と保険適応申請の進め方

診断薬における希望点数算定と保険適応申請の進め方

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、体外診断用医薬品に対して製品価値に見合った希望保険点数を設定するポイントを詳解いたします。

開催日

  • 2018年11月7日(水) 10時00分17時15分

プログラム

第1部. 臨床性能試験で得られたエビデンスに基づく保険点数算定の考え方

(2018年11月7日 10:00〜12:00)

 体外診断用医薬品の発売には、製造販売承認申請 (薬事申請) と保険適用申請が必要になります。保険適用申請には、薬事申請とは異なり、医療経済学的な検討が必要になります。また、臨床性能試験におけるプロトコルの出来栄えによって、成果に大きな差が生じます。 本セミナーでは、体外診断用医薬品の開発全体について概説し、特に保険適用申請の進め方について、ポイントとなる項目について概説するとともに、臨床性能試験で得られたエビデンスに基づいて保険点数を検討していく考え方について講義いたします。 体外診断用医薬品の開発を進めておられる方だけでなく、これから進めようとご検討の皆様はぜひご参加ください。

  1. 体外診断用医薬品とは
    1. 体外診断用医薬品とは
    2. 体外診断用医薬品の開発の概要
  2. 保険適用申請について
    1. 保険適用申請の概要
    2. 保険適用申請の区分
    3. 申請に必要な書類
      1. 体外診断薬保険適用希望書
      2. テスト数とテスト当たりの価格
      3. 希望点数とその根拠
      4. 販売予測
      5. 検査の概要
      6. 臨床上の有用性を示す文献等
      7. 医療経済上の有用性を示す資料
      8. 薬事承認 (認証) 書および承認 (認証) 申請書の写し
    4. 資料作成の準備
      1. 希望点数の考え方
      2. 医療経済上の有用性について
    5. 添付資料のまとめ方
  3. 臨床性能試験について
    1. 開発品の臨床的意義の考え方
      1. 臨床現場での使われ方の設定
      2. ガイドラインへの適用
      3. 新しい臨床的意義とは
    2. 臨床性能試験のプロトコル作成
    3. 検体収集と測定結果の解析
    4. 保険適用申請の為のストラテジー構築
    5. PR活動
    • 質疑応答

第2部. 医療経済評価から見た診断薬の保険点数算定

(2018年11月7日 12:45〜14:45)

 科学技術の進歩により新しい装置や試薬による診断法が開発されている。本講演では、遺伝子マーカーに着目し、次世代シークエンサー等を用いた新しい診断薬開発の現状をご紹介するとともに、それらの費用対効果と保険点数の実際について議論したい。

  1. はじめに
    1. 高齢化社会とは
    2. 増加する医療関連費用
    3. 診断薬に必要な要素
    4. 各国の動き
    5. 遺伝子に関する検査
  2. 疾患別の診断薬
    1. がん
    2. 関節リウマチ
    3. メタボリックシンドローム
    4. うつ病
    5. アルツハイマー病
    6. 出生前診断、着床前診断
  3. 診断薬の費用対効果
    1. 技術のクオリティと費用
    2. 医療費における経済効果
    3. 医療費以外の経済効果
    4. 保険点数の実際
    5. 予防医学~将来に向けて~
    • 質疑応答

第3部. 新規保険の希望書による適用と学会要望~希望点数と保険適用審査の実際、折衝のポイント~

(2018年11月7日 15:00〜17:00)

 診断薬の新規保険適用は極めて厳しい査定が見られる分野であり、予め行政当局の審査ルールとその意図を十分に理解しておくことが重要であり、審査の中で求められる情報の用意と的確な表現が求められる。 また実際の使用者であるアカデミアとの連携も適正な保険適用の重要な作業である。 両者に対する活動の要点を詳説する。

  • 前例の調査と援用
  • 製品の評価
  • 薬機承認内容と有用性の主張
  • 最終アウトカムの評価
  • 臨床的有用性
  • 経済的有用性
  • ヒアリング対応
  • 有識者の起用について など
  • 質疑応答

講師

  • 稲垣 貴之
    株式会社 TKResearch
    代表取締役
  • 的場 亮
    株式会社 DNAチップ研究所
    代表取締役
  • 村井 弘一
    エムベックス株式会社
    代表取締役

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/13 医薬品開発プロジェクトを成功に導くファシリテーション & 合意形成 スキルアップ オンライン
2025/11/13 医薬品製造におけるGMP監査プロセスと適性なGMP監査員を目指すためのポイント オンライン
2025/11/13 グローバルGMPをふまえた非無菌医薬品の製造、品質管理における環境モニタリング・空調・製薬用水の管理範囲と必要レベル オンライン
2025/11/13 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2025/11/13 臨床研究法の改訂 (2025) の正しい理解・運用と新しい手続き オンライン
2025/11/13 ICH M7/ニトロソアミン不純物のリスク評価・限度値設定と新規ニトロソアミン類の許容摂取量におけるCPCAとリードアクロス設定基準の考え方 オンライン
2025/11/13 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発・スケールアップの考え方 オンライン
2025/11/13 医薬品開発における非臨床安全性評価とCTDの記載・信頼性確保 オンライン
2025/11/14 中国医薬品・生物製剤の承認申請の留意点と中国DMF (原薬/添加物/包装材) 登録申請の全容 オンライン
2025/11/14 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2025/11/14 医薬品の処方・剤型変更におけるBE試験回避の考え方 オンライン
2025/11/14 再生医療等製品・遺伝子治療薬開発のための生物由来原料基準/カルタヘナ法 徹底解説 オンライン
2025/11/14 ペプチド医薬品における品質評価・規格設定と不純物分析の留意点・事例 オンライン
2025/11/17 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2025/11/17 原薬GMPガイドライン実践編 オンライン
2025/11/17 医薬品開発における安全性評価およびリスク最小化のポイント オンライン
2025/11/17 医薬品Cocrystal (共結晶) の設計による物性/製剤特性の改善と新規探索/製造方法 オンライン
2025/11/17 開発早期段階における患者数、売上、薬価予測 オンライン
2025/11/17 承認申請パッケージにおける外国データ利用のポイントと対面助言の事例 オンライン
2025/11/17 GMP準拠の現場作業員が身に着けるべき手技・手順・管理基準と誤りやすいトラブル対策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座