技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

創薬・DR成功のためのビッグデータ・人工知能 (ディープラーニング) の活用法

創薬・DR成功のためのビッグデータ・人工知能 (ディープラーニング) の活用法

~創薬/ドラッグリポジショニング (DR) における最新動向と今後の方向性とは / ビッグデータ創薬・AI創薬のポイントや計算創薬によるターゲットの探索法~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、生体ビッグデータを用いて、創薬・DRを行う研究の現状、AIの創薬での使用法の実際、有望視されるビッグデータ創薬・DRおよびAI創薬・DRの方法と実際について詳解いたします。

開催日

  • 2018年9月26日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • ビッグデータ創薬・AI創薬の体系的理解
  • 人工知能 (ディープラーニング) の活用による計算創薬の実際
  • 創薬ターゲットの探索法の詳細

プログラム

 近年、次世代シーケンサーなどのバイオテクノロジーの発展によって膨大な網羅的生命情報が蓄積され、医療・創薬はビッグデータ時代を迎えつつある。これらの生命情報ビッグデータを活用した「生体分子プロファイル型の創薬/ドラッグリポジショニング (DR) 」には、「非学習的アップローチ (「ビッグデータ創薬」) 」に加え、最近急速に進展している人工知能 (AI) 、とくに Deep Learning (深層学習) を活用した「学習的アプローチ (「AI創薬」) 」が注目を集めている。
 本講習会では計算創薬・DRの基本的枠組みを論じるとともに、とくにAI 創薬に関して、著者らの研究を含め国際的な研究状況を解説し、将来の展望を論じる。

  1. 生体分子プロファイル型の計算創薬/DR の基本概念
    1. 創薬を巡る状況とこれからの展望
    2. 疾患・薬剤・生体ネットワークの基本枠組み
      1. 生体分子プロファイル型計算創薬の原理と従来のインシリコ創薬の違い
      2. 非学習的計算創薬/DR と学習型計算創薬/DR
  2. ビッグデータ創薬/DR (非学習型方法)
    1. 遺伝子発現プロファイル比較型の創薬/DR
      1. 薬剤投与時の遺伝子発現プロファイル変化 (CMap と LINCS)
      2. 初期の比較型研究の代表的成果 (Hu、Sirota らの研究)
      3. 最近の展開としての臨床データベースの利用
    2. 疾患ネットワーク準拠の創薬/DR
      1. 疾患原因遺伝子ネットワーク Diseasome (Goh, Barabasi ら)
      2. Butte の遺伝子発現プロファイルネットワーク Genomed
      3. 生体分子ネットワークと遺伝子発現に準拠した疾患ネットワーク
    3. 計算創薬・DRの理論的な枠組み
      1. 疾患関連遺伝子、薬剤標的分子、生体分子ネットワークの関係
      2. タンパク質相互作用ネットワークの3環構造と薬剤標的分子の分布
      3. タンパク質相互作用ネットワークにおける薬剤標的分子、疾患関連分子の関係
      4. 様々な距離の定義 (Wang, Sun, Barabasi ら) による有効薬剤の評価
  3. AI 創薬/DR (学習型方法) の実際と将来の方向
    1. ビッグデータの特性と医療・創薬のパラダイム変革
      1. 新 NP 問題とビッグデータの「構成性原理」
      2. 層別化医療と Real World Data
    2. 人工知能の分類と歴史
      1. 知識型人工知能とニューラルネットワーク
      2. 医療分野での2つの人工知能のアプローチの展開
    3. ニューラルネットワークの発展と ディープラーニング (DL) の革命性
      1. ニューラルネットワークの発展と従来の方式の限界
      2. ディープラーニング (DL) の革命性:「教師なし学習」による特徴表現学習
      3. 多層自己符号化 (deep autoencoder) による超多次元ネットワークの次元縮約
    4. 超多次元複雑ネットワークの革新的縮約法としての DL
      1. 医療・創薬ビッグデータの縮約としての DL
      2. タンパク質相互作用ネットワーク (PPIN) の DL による縮約
      3. DLと従来の統計的縮約法との比較
    5. AI 創薬 – - DLによる薬剤標的分子の探索
      1. 人工知能 (DL) と機械学習による薬剤標的分子の (PPINの縮約準拠型) 探索
      2. Pharm – AI の創薬:薬剤標的分子の探索方法の評価:
      3. Pharm – AI の DR:アルツハイマー症での探索結果とこれまでの結果との比較
    6. AI 創薬発展の将来的方向と国際的研究状況
      1. AI創薬とバーチャル・スクリーニング
      2. AI創薬における疾病情報の導入と臨床知識データベースの導入の効果
      3. AI創薬と疾患システムバイオロジーとの統合による創薬に向けて
  4. 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/30 一般医薬品における技術移転 (製法・試験法) の手順と同等性の評価方法 オンライン
2025/1/30 変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) オンライン
2025/2/4 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/2/7 CMC試験におけるOOS・OOT 判断/発生時の対応 オンライン
2025/2/27 「GMP監査マニュアル」の活用による効果的かつ効率的なGMP監査の実施と現場運用のポイント オンライン
2025/2/27 GMP違反とヒューマンエラーに対する教育訓練の考え方とQA視点による抑制・防止対策事例 オンライン
2025/2/27 改正GMP省令を踏まえたGMP適合性調査対応 効率的なGQP/GMP-QA連携とQA/QC業務範囲の明確化 オンライン
2025/2/27 GMP/GQP-QAが行うべき逸脱管理とCAPAの適切性の評価とチェックリストの活用 オンライン
2025/2/27 改正GMP省令で求められているGMP文書・記録の作成・管理のポイント オンライン
2025/2/27 少人数体制にも対応したGMP-QA業務・監査のポイントセミナー (全5コース) オンライン
2025/2/27 ヒューマンエラー・逸脱・GMP違反を防ぐSOP・製造指図記録書の作成とは? 教育訓練とは? GMP記録とは? オンライン
2025/3/27 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2025/3/27 ラボにおける監査証跡/レビューの項目・頻度・レベルと分析機器毎のレビュー例 オンライン
2025/3/28 海外当局によるGMP査察への準備と対応 オンライン
2025/3/28 試験室QCと信頼性確保を踏まえた分析法バリデーションの統計・基準値設定と分析法変更・技術移転時の同等性評価 (3コース) オンライン
2025/3/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 オンライン
2025/3/28 治験に関わるベンダーの要件調査と監査 オンライン
2025/3/31 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2025/3/31 GMPが適用されないラボにおける封じ込めの基本事項と初期段階でのハザードアセスメント オンライン
2025/3/31 GDPガイドライン入門講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/7/14 AIビジネスのブレークスルーと規制強化
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2021/6/28 AI・MI・計算科学を活用した蓄電池研究開発動向
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2020/8/11 化学・素材業界におけるデジタルトランスフォーメーションの最新調査レポート
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/26 ビッグデータ・AIの利活用に伴う法的留意点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用