技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ウレタンアクリレートの構造、物性と選び方、使い方

ウレタンアクリレートの構造、物性と選び方、使い方

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年7月30日(月) 10時00分 17時50分

受講対象者

  • ウレタンアクリレートに関連する技術者、開発者、研究者

修得知識

  • ウレタンアクリレートの基礎
  • ウレタンアクリレートの種類、構造の違いによる反応性、物性の違い
  • ウレタンアクリレートの設計
  • ウレタンアクリレートの応用展開事例

プログラム

第1部 多官能アクリレートの設計、種類、構造

(2018年7月31日 10:00〜11:20)

  1. UV/EB硬化インキの役割と構成
  2. ラジカル重合系の硬化インクに用いるモノマーおよびオリゴマー
    1. 単官能モノマー
    2. 二官能モノマー
    3. 多官能モノマー
    4. 側鎖にアクリル基を配するポリマー (フォトポリマー)
    5. ウレタン (メタ) アクリレート (またはオリゴマー)
    6. 酸エポキシ系ポリアクリル (メタ) アクリレート (オリゴマー)
    7. デンドリマーアクリレートハイパーブランチポリマー
      1. ハイパーブランチ型アクリルオリゴマー、SIRIUS – 501
      2. 硬化速度の向上
      3. 酸素阻害の抑制
      4. 高硬度と高柔軟性の両立
      5. 硬化収縮の低減
    • 質疑応答

第2部 ウレタンアクリレート用 多官能アクリレートの特徴、応用事例

(2018年7月31日 11:30〜12:50)

  1. ウレタンアクリレート用水酸基含有アクリレート
    1. 水酸基含有多官能アクリレートの種類
    2. 高水酸基価多官能アクリレート (開発品)
    3. 多官能ウレタンアクリレートの塗膜物性
  2. ウレタンアクリレート用反応性希釈剤
    1. 反応性希釈剤の種類
    2. 低粘度多官能アクリレート (開発品)
    • 質疑応答

第3部 イソシアネートモノマーとウレタン系モノマーの構造と硬化特性およびその応用性

(2018年7月31日 13:30〜14:50)

 イソシアネートモノマーは非常に反応性の高い化合物であり、ウレタン系モノマーをはじめ様々なモノマー、ポリマーで利用されている。本講演は、そのイソシアネートモノマーやそれにより合成されるウレタン系モノマーの構造や特性、およびその利用について紹介する。

  1. イソシアネートモノマーの種類と特徴
    1. イソシアネートモノマーの種類
    2. イソシアネートモノマーの合成
  2. イソシアネートモノマーの反応とウレタン系モノマーの合成
  3. イソシアネートモノマー構造と硬化特性および硬化物特性
    1. イソシアネートモノマーとウレタン系モノマーの構造
    2. 硬化特性
    3. 密着強度特性
    4. 機械強度特性
    5. 光学特性
  4. イソシアネート基の反応性とブロックイソシアネートモノマー
  5. イソシアネートモノマーのポリマー化
  6. 他の硬化材料 (チオール化合物) との併用効果
  7. イソシアネートモノマーの硬化膜形成への応用
    • 質疑応答

第4部 ウレタン、エポキシアクリレートの 構造・物性とその応用

(2018年7月31日 15:00〜16:20)

  1. 光硬化の概要
    1. 光硬化と熱硬化
    2. アクリレート樹脂の光硬化機構
    3. 光重合開始剤
  2. アクリレート樹脂系モノマー・オリゴマー
    1. アクリレートモノマー
    2. アクリレートオリゴマー
    3. エポキシアクリレート
    4. ウレタンアクリレート
    5. ポリエステルアクリレート
  3. 機能性アクリレート樹脂の応用
  4. 今後の展望
    • 質疑応答

第5部 UVハードコート用アクリル樹脂の設計と各種機能性付与

(2018年7月31日 16:30〜17:50)

  1. UV硬化技術
    1. UV硬化の目的
    2. 使用用途
  2. UV硬化型モノマー、オリゴマー
    1. 種類
    2. 特長
  3. UV硬化型アクリル樹脂の合成
    1. ラジカル重合の合成例
    2. マクロモノマーの合成例
    3. UV硬化型アクリル樹脂の合成
    4. UV硬化型アクリル樹脂の設計の幅
    5. UV硬化型アクリルウレタン樹脂の設計
  4. UV硬化型アクリル樹脂の性能、評価
    1. 硬度、タックフリー性、伸度
    2. デュアルキュアの例
    3. 低収縮による低カール化
    4. 耐SW性を向上させた例
    5. 伸びるハードコートの設計処方
    6. 加飾フィルム、及び光学フィルム等への応用展開
  5. 機能性UV硬化型アクリル樹脂の設計
    1. 高屈折率
    2. 撥水性
    3. 帯電防止ポリマー
    4. 親水性
    • 質疑応答

講師

  • 猿渡 欣幸
    大阪有機化学工業 株式会社 事業本部 化学品部
    次長
  • 橋本 直樹
    東亞合成 株式会社 R&D総合センター 生産技術研究所
  • 室伏 克己
    昭和電工 株式会社 事業開発センター 融合製品開発品研究所
    シニアリサーチャー
  • 山本 和義
    日本化薬 株式会社 機能化学品研究所 第1G
    研究員
  • 朝田 泰広
    大成ファインケミカル 株式会社 樹脂事業部 技術グループ
    課長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/24 プラスチックフィルムの種類、添加剤、 製膜、応用、評価 オンライン
2024/12/25 プラスチック廃棄、海洋汚染防止、再生プラスチック、PFAS問題に関する国内外規格規制の動向と対応 オンライン
2024/12/25 加工の基礎と機械加工技術 オンライン
2024/12/26 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/12/27 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/12/27 静的・動的光散乱法を中心とした粒径計測の基礎と応用 オンライン
2025/1/6 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法 オンライン
2025/1/7 高感度化フォトレジスト材料の合成・設計・開発技術 オンライン
2025/1/8 高分子・ポリマー材料の合成、重合反応の基礎、プロセスと工業化・実用化の総合知識 オンライン
2025/1/8 UV硬化型接着剤の設計・開発と技術動向 オンライン
2025/1/10 欧州連合 (EU) の食品包装規制と安全問題の最新動向 オンライン
2025/1/15 高分子の劣化・変色メカニズムと対策技術、評価方法 オンライン
2025/1/15 高分子重合反応の基礎とモノマー・開始剤の選定、プロセス最適化 オンライン
2025/1/15 分子シミュレーションによる高分子材料の内部構造と破壊メカニズムの解析 オンライン
2025/1/16 プラスチック・樹脂における耐衝撃性向上技術と衝撃特性解析 オンライン
2025/1/17 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ オンライン
2025/1/20 化学反応型樹脂の硬化率・硬化挙動の測定・評価法 オンライン
2025/1/20 「ポリプロピレン」の材料としての基本的な構造、特性、その応用 オンライン
2025/1/20 プラスチックのリサイクル促進に向けた材料設計・成形加工の技術と知識 オンライン
2025/1/21 UV硬化の基礎と硬化不良対策および影部の硬化 東京都 会場