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透明フィルム延伸技術と分子配向、構造制御

透明フィルム延伸技術と分子配向、構造制御

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年7月18日(水) 10時30分 16時00分

プログラム

第1部 フィルム成形における結晶化挙動

(2018年7月18日 10:30〜12:00)

  1. はじめに
  2. PETフィルムの製造プロセス
  3. フィルム延伸過程における結晶化挙動の解析
  4. 一軸延伸過程におけるPETフィルムの結晶化挙動
  5. 幅拘束一軸延伸におけるPETフィルムの結晶化挙動
  6. 同時二軸延伸過程におけるPETフィルムの配向形成と結晶化挙動
  7. 逐次二軸延伸過程における結晶化挙動
  8. 二軸延伸PETフィルムにおける結晶配向
    • 質疑応答

第2部 フィルム延伸技術と延伸過程における構造発現・評価技術

(2018年7月18日 12:45〜14:15)

 高分子フィルムの延伸課程における構造形成について、その高分子材料の基礎物性、延伸性をはじめ、その延伸課程における分子配向形成について紹介する。

  1. フィルム延伸過程における現象
    1. 高分子材料とフィルム成形加工技術
    2. 延伸過程と光学異方性発現の関係
    3. 一軸延伸と配向挙動
    4. 二軸延伸・逐次延伸と配向挙動
  2. フィルム延伸過程における構造発現および評価技術
    1. 一軸および二軸延伸における分子配向特性
    2. 延伸フィルムの構造・物性評価
    3. 国内外のフィルム延伸の研究開発動向
    4. フィルム成形・延伸過程におけるオンライン光学異方性計測
  3. 非晶性光学フィルム延伸過程における構造発現および評価技術
    1. 一軸延伸と分子配向特性
    2. 光学延伸フィルムの構造・物性評価
    3. フィルム延伸・緩和過程におけるオンライン構造計測 (研究開発動向含
    • 質疑応答

第3部 位相差フィルムの特徴とフォルムキャストと延伸解析

(2018年7月18日 14:30〜16:00)

 ディスプレイ等に用いられる光学フィルムの製造・延伸技術等を概観する。特に、テンター延伸 (横延伸) の有限要素シミュレーションや、フィルムキャスト工程の数理モデルによる解析例を紹介する。

  1. 光学フィルムの製造プロセスと用途
    1. 原料樹脂からロールフィルム製造まで
    2. フィルム製造の各種要素プロセス
    3. プラスチックの特性と用途
  2. 位相差フィルムの光学特性と用途
    1. 位相差フィルムの分類
    2. TN、VA、IPS液晶ディスプレイの補償
    3. OLED用途としての反射防止用1/4波長板
  3. フィルム延伸のシミュレーション技術
    1. 高次構造と応力 – 光学側
    2. 横延伸の有限要素シミュレーション
    3. 屈折率楕円体予測
    • 質疑応答

講師

  • 宝田 亘
    東京工業大学 大学院理工学研究科 有機・高分子物質専攻
    助教
  • 伊藤 浩志
    山形大学 大学院 理工学研究科 機能高分子工学専攻
    教授
  • 佐藤 隆 (日本ゼオン)
    日本ゼオン株式会社 総合開発センター 生産技術研究所
    主席研究員

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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複数名
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    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
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