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研究開発~製造・出荷後対応に活用する実験・測定の心得と正しいデータ解析・解釈の仕方 (2日間)

研究開発~製造・出荷後対応に活用する実験・測定の心得と正しいデータ解析・解釈の仕方 (2日間)

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年6月27日(水) 10時00分 17時00分
  • 2018年7月25日(水) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • 製造業での実験や測定にこれから携わる方
  • 実験や測定にすでに携わっているが、実験方法やデータ解析に自信のもてない方

修得知識

  • 平均、分散、標準偏差などの値の信頼性と標本サイズとの関係
  • 母平均の推定、母平均の差の推定などの原理
  • 母分散比の推定・検定、分散分析などの原理
  • Excel関数を利用して、母平均の推定、母平均の差の推定などを実行できる。
  • Excel関数を利用して、母分散比の推定・検定、分散分析などを実行できる。
  • 解析結果を正しく解釈できる

プログラム

2018年6月27日「わかりやすい統計解析入門講座」

 統計的推定・検定の基本的な手法には、母平均、母平均の差、母分散、母分散の比の推定・検定などがあります。各手法の原理的な考え方はほぼ共通なので、第1日の講義では、最も基本的な母平均の推定、母平均の差の推定に絞り、基礎知識を準備したうえで丁寧に解説します。そのほかの手法については、独習できる詳しい解説資料とExcelサンプルファイルを配布します。

  1. 真値、測定結果、誤差
    1. 真値、測定結果、誤差
    2. 誤差は永久にわからない
    3. 真値も永久にわからない
  2. 全数検査と抜取検査
    1. 母集団と標本の違い
    2. 知りたいことと実際にわかることの違い
    3. 全数検査でも測定結果は標本として考える
  3. 分布とはなにか?
    1. いろいろな分布
    2. 正規分布の特徴
    3. 相対度数、確率、確率密度、累積確率の違い
    4. ばらつきとかたよりの違い
    5. 統計解析ではかたよりは除去できない
    6. 平均、分散、標準偏差の意味
    7. 分散、標準偏差の式のn-1の意味
    8. いつもn-1で割るとは限らない
  4. 標本サイズと信頼性
    1. 生データの分布と平均という量の分布の違い
    2. 測定を繰り返せばばらつきは減るか?
    3. 分散の式で、n-1で割ることの効果
    4. 平均をとれば、どんな分布も正規分布に近づく (中心極限定理)
  5. 統計的推定・検定の原理
    1. 推定・検定とは?
    2. どの解析手法を選択すればよいか?
    3. 母平均の推定 (母分散既知/未知の場合) :平均の値はどのくらいか?
    4. 両側信頼区間と片側信頼区間
    5. 信頼区間の意味
    6. 信頼率が高いと得るものも少ない
    7. 母平均既知の場合と未知の場合で何が変わるか?
    8. 母平均の差の推定 (母分散既知/未知の場合) :試料間の差はどのくらいか?
    9. 無意味な有意差
    10. 測定を繰り返せば何でも有意差になる
    11. 検定より推定のほうが望ましい
    • 質疑応答
以下 解説資料のみ
  • 母分散の推定:ばらつきはどのくらいか?
  • 正規分布に従わない場合に母平均・母分散を推定するとどうなるか?
  • 正規分布に従わない場合に母平均を推定するとどうなるか?
  • 母平均の検定 (母分散既知の場合) : 製品を出荷してよいか?
  • 第1種の誤り (生産者危険) と第2種の誤り (消費者危険)
  • 母平均の推定における標本サイズの決めかた
  • 各種推定・検定手順のまとめ

2018年7月25日「わかりやすい分散分析入門講座」

 3種類以上の試料の母平均に差があるかどうかを調べるには、分散分析といわれる手法が用いられます。第2日の講義では、分散分析の基礎となる母分散比の推定・検定について解説した上で、分散分析の原理、1元配置、2元配置の分散分析の手法までを丁寧に解説します。本講義で解説した手法については、Excelサンプルファイルを配布します。(一部、第1日目の内容と重複します)

  1. 実験の3原則
    1. ばらつきとかたより
    2. 繰返し性と再現性
    3. 実験の反復
    4. 実験の局所管理
    5. 実験の無作為化 (ランダム化)
  2. 母分散比の推定・検定の原理
    1. 母分散比の推定:ばらつきはどのくらい異なるか?
    2. カイ2乗分布の意味
    3. F分布の意味
    4. 母分散比の検定:ばらつきが異なるといえるか?
    5. 第1種の誤り (生産者危険) と第2種の誤り (消費者危険)
    6. P値の意味
    7. 両側推定・検定と片側推定・検定
  3. 分散分析
    1. 分散分析で何がわかるか?
    2. なぜ母分散比を調べると母平均を比較できるのか?
    3. 1元配置の分散分析
    4. 因子、主効果、誤差
    5. 平方和の分解
    6. 分散分析表の作成
    7. 効果の有無のF検定
    8. Tukey法による多重比較:どれとどれに差があるか?
    9. 2元配置の分散分析
    10. 交互作用とはなにか?
    11. 分散分析手順のまとめ
  4. 演習
    • 質疑応答

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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受講料

1名様
: 71,250円 (税別) / 76,950円 (税込)
複数名
: 37,500円 (税別) / 40,500円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 37,500円(税別) / 40,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 71,250円(税別) / 76,950円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 75,000円(税別) / 81,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 112,500円(税別) / 121,500円(税込)
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  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
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  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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