技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

開発段階における事業性評価 (NPV・リアルオプション) と売上予測の考察

開発段階における事業性評価 (NPV・リアルオプション) と売上予測の考察

~開発初期段階にどういう部分をどの程度行えばよいのか~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年5月30日(水) 10時30分 16時20分

プログラム

第1部 『医薬品開発段階における事業性評価の役割およびリアルオプション的投資判断の考察』

(10:30~13:00)

 医薬品開発段階における事業性評価は、NPVを使った投資判断だけでなく、価値向上のための課題や重要な要因を把握するための業務に進化してきています。
 このため、NPVの不確実性が高い開発早期の段階でも事業性評価が行われるようになっており、本講演ではその際のポイントを解説します。また、リアルオプション的な考え方を取り入れた段階的投資判断の考え方と医薬品開発プロジェクト投資判断における効用について説明します。

  1. 事業性評価とは何か
    1. 新薬開発型製薬業における事業性評価とは
    2. 新薬開発型製薬業のビジネス上の特徴と中長期視点の必要性
    3. 企画業務としての事業性評価
    4. 事業性評価に使われる指標:NPVの解説
  2. 開発早期など、より不確実性が高い段階での事業性評価のポイント
    1. 開発早期における事業性評価の位置づけ
    2. 開発早期における標準プロセスのポイント・事例
      • オプションとシナリオの検討
      • モデル化
      • データの設定とシミュレーション分析
    3. 定期的なモニタリング (実行管理) の重要性
      • モニタリングのための定期的な評価サイクルの構築・事例
  3. リアルオプション的な投資判断とは何か
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 『アーリーステージ製品の売上予測の実践』

(13:50~16:20)

 製品の売上予測は、その製品自身の将来像を描く基礎となるのはもちろん、販売する会社自体の運命を左右する場合もある重要な指標である。しかしながら、その方法論は会社あるいは担当者個人によってまちまちでありゴールドスタンダードがあるわけではない。
 本講演では売上予測の手順、製品の価値を決める要因、予測の精度を決める要因などを経験に基づき解説し売上予測を実行する際のヒントとしていただきたい。

  1. アーリーステージ製品の売上予測の実践
    1. 標的市場の定義・確定
    2. 総患者数の確定
      • 疫学
      • 既存治療の評価
    3. Potential患者数の確定
      • 現況からの患者数推計
      • 新治療施行後の患者数推計
  2. 顧客の処方動向の見極め
    1. アンメットメディカルニーズか否か?
    2. メディカルニーズが満たされている場合は?
  3. 新規薬剤の市場浸透
    1. エビデンスレベルの評価
    2. 製品力の評価
    3. マーケティング・営業力による評価
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 井上 淳
    インテグラート株式会社 ビジネスシミュレーション事業部
    事業部長 / エグゼクティブコンサルタント
  • 内堀 雅之
    東京薬科大学
    非常勤講師

会場

大田区産業プラザ PiO
東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/28 高薬理活性物質を扱うマルチパーパス設備での洗浄評価基準と洗浄管理の留意点 オンライン
2025/1/29 研究開発テーマ、プロジェクトの費用対効果の算出と見える化 オンライン
2025/1/29 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練 オンライン
2025/1/29 日米欧主要国の医療・薬価制度の概要と価格戦略のポイント オンライン
2025/1/29 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2025/1/29 細胞培養 超入門講座 オンライン
2025/1/29 凍結乾燥製剤の基礎、スケールアップ技術とバリデーション実施のポイント オンライン
2025/1/29 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2025/1/29 再生医療等製造施設におけるGCTP (製造管理・品質管理) 対応のポイントと査察対応 オンライン
2025/1/29 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/1/29 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2025/1/30 デザインレビュー (DR) の基本とすすめ方、抜け漏れ防止策 オンライン
2025/1/30 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 東京都 会場・オンライン
2025/1/30 一般医薬品向け: CTD-M2作成 / 規格及び試験方法と分析法バリデーション / 技術移転と同等性評価 (全3コース) オンライン
2025/1/30 CTD-M2 (CMC) 作成セミナー オンライン
2025/1/30 一般医薬品における有効期間を考慮した規格及び試験方法の設定と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/1/30 一般医薬品における技術移転 (製法・試験法) の手順と同等性の評価方法 オンライン
2025/1/30 変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) オンライン
2025/1/30 導入品 (アカデミアへの委託試験も含む) の信頼性基準対応と信頼性基準試験の生データの取扱い オンライン
2025/1/30 医薬品工場の空調設備設計とバリデーション実施のポイント及びトラブル対策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/27 実験の自動化・自律化によるR&Dの効率化と運用方法
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/10/31 出口戦略に基づく研究開発テーマの設定と事業化への繋げ方
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/8/31 研究開発部門と他部門の壁の壊し方、協力体制の築き方