技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

グローバル申請を念頭においた試験法の設定方法と分析法バリデーションの実施例

中級編

グローバル申請を念頭においた試験法の設定方法と分析法バリデーションの実施例

~規制当局にデータを提示し、試験法の妥当性を説明するポイントとは / 試験法設定の考え方とシステム適合性試験 / 開発期間中の精度管理と分析法バリデーションの計画と実施方法~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年4月17日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • CTDに提示する試験方法とSOPとの違い
  • システム適合性試験の重要性
  • 規格設定に必要とされる精度管理
  • 試験法が相応しいとは
  • 必要とする精度管理と分析法バリデーションの判定基準の差
  • 判定基準の設定
  • 判定基準を満たせなかった場合、試験法の見直しは行えるのか
  • 局方試験法の妥当性確保の必要性

プログラム

 グローバル申請を念頭においた試験方法は、原薬又は製剤の品質を保証・確認するために不可欠となる試験項目について設定することになる。また、それらの試験方法を使用する際に個々の分析システムが適切に運用できるかどうかを確認する目的で行うシステム適合性試験を試験方法に盛り込む必要がある。
 更に、分析法バリデーションは製品の品質試験を行う試験検査室の精度管理を保証する目的として、製造承認申請する規制当局にデータを提示し、合わせて設定された規格の妥当性を説明することになる。この「規格及び試験方法」と「分析法バリデーション」について、規制当局の視点を踏まえたCTDへの記載方法を解説する。

  1. 試験法の設定要件
    1. 試験法設定の考え方
      • 申請書記載の試験方法と標準作業手順書との差異
      • 日局収載品 (バイオ製品を含む) の試験方法の要点解説
    2. 規格設定と分析法バルデーションとの関係
    3. システム適合性
      • 試験法における必要性と分析法バリデーションの関係
  2. 分析法バリデーション
    1. バリデーションの目的
    2. 精度管理と分析法バリデーションの計画
    3. 試験法による分析法バリデーションの実施方法
      • 判定基準の考え方
    4. 提示するパラメータの取得方法とまとめ方
      • 当局審査を踏まえた検討手順のポイントと種々の実施例
      • 統計解析手法と許容基準
    5. 特異性:定量 (HPLC,UV) ,確認試験 (IR,ペプチドマップ,など)
    6. 直線性:範囲と検量線のy切片の考察
    7. 検出限界と定量限界
      • SN比による設定
      • 検量線に基づく設定
      • 確実に検出又は定量できる濃度を確認する方法とは
    8. 真度:検討内容と評価基準 (回収率と母平均の区間推定)
    9. 精度:バラツキの要因と変動要因の考え方と評価手順
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 伊東 雅夫
    大杉バイオファーマ・コンサルティング 株式会社
    代表取締役社長 / CMCコンサルタント

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/9/27 ICH Q2 (R2) 、Q14をふまえた承認申請時の分析法バリデーションの留意点 オンライン
2024/10/30 GMP対応工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (全2コース) オンライン
2024/10/30 GMP対応工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2024/10/30 GMP対応工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2024/10/30 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品のCTD (CMC) :妥当性の根拠とまとめ方 (2日間) オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における規格及び試験方法の設定と安定性試験 (長期保存試験) による有効期間の設定 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン
2024/10/30 専門の知識をもたない初級担当者のためのCTD-Qのまとめ方 (入門講座) オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/11/28 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン