技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

地域包括ケア・在宅医療にむけた製薬企業のエリアマーケティング戦略

地域包括ケア・在宅医療にむけた製薬企業のエリアマーケティング戦略

~公開医療データの加工・分析、プロモーションターゲット、MRの攻め方~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年12月22日(金) 10時00分16時30分

プログラム

第1部. 在宅医療でのプロモーションターゲットと情報提供先としての狙い所

(2017年12月22日 10:00〜12:00)

 2018年の診療報酬・介護報酬のダブル改定では、病床機能分化と削減、在宅医療の推進がますます進みます。各都道府県の地域医療構想を紐解くと、2025年には在宅医療患者数は全病床数を上回り、近いうちに在宅医療が医療のメインストリームとなることが予想されます。
 本講では、近年、在宅医療が推進されている政策的背景と、メディヴァが行った最新の調査から在宅医療マーケットの分析と在宅医療時代における製薬会社の採るべき戦略についてご提案します。

  1. 在宅医療が推進される政策背景
    1. 高齢社会がもたらす影響
    2. 医療介護政策の概要
    3. 医療介護総合確保推進法と基金
    4. 地域医療ビジョンと地域包括ケアシステム
    5. その他の社会保障制度改革
  2. 在宅医療の実際
    1. 在宅医療の歴史
    2. 進化した在宅医療の実際
    3. 在宅クリニックの1 日
    4. 在宅医療の制度
    5. 在宅医療の実際
  3. 在宅医療のマーケットとプロモーションターゲット
    1. 将来の在宅医療患者数の試算
    2. 在宅医療のプロモーションターゲット
    3. ターゲットごとの特性
  4. 外来と在宅の薬剤選択基準の違い
    1. 在宅で頻度の高い疾患と薬剤
    2. 処方箋の流れ (薬局選択含めて)
    3. 薬剤切替時の選択基準
  5. 在宅現場から求められる製薬会社像
    1. 在宅医が求めるMR像とは
    2. 地域包括ケア時代のMRの攻め方
    3. 在宅での課題 (アドヒアランス、飲み残し、過量投与、ポリファーマシー)
    4. 年ダブル改定とその後の見通し
    5. 2018年ダブル改定の見通しと採るべき戦略
    6. 2025年、2035年に向けた展望
    • 質疑応答

第2部. 公開医療データを活用した医薬品エリアマーケティング

(2017年12月22日 12:45〜16:00)

 医療分野で豊富な公開データを活用すれば、「医薬品エリアマーケティングの90%が可能」です。このことを、地域医療ネットワークの可視化、エリアターゲティングの精密化、地域医療ハブ病院の発見という3つの実践的事例でご説明します。データの収集方法や加工・分析上の留意点、MR活動への応用等についても併せてご説明します。

  1. 地域医療政策と病院経営の動向
    1. 地域医療政策の基本的な考え方、および代表的な医療政策とその背景
    2. 地域医療構想の位置付けと地域包括ケアのコンセプト
    3. 地域医療政策を受けての、病院の戦略的対応の考え方
  2. 医薬品エリアマーケティングのエッセンス
    1. 医薬品マーケティングおよび医薬品エリアマーケティングのエッセンス
    2. エリアに対する売上アップの公式とは?
    3. 医薬品エリアマーケティングに活用可能な公開医療データ
  3. 医療連携データを活用した地域医療ネットワークの可視化
    1. 地域医療ネットワークに関する各種データと入手方法、および加工・分析の留意事項
    2. 地域医療ネットワークの可視化と診療圏の範囲、在宅医療の取組み状況の可視化
    3. 医薬品エリアマーケティングへの示唆
  4. NDBオープンデータを活用した医薬品エリアマーケティング
    1. NDBオープンデータの概要と入手方法、および加工・分析の留意事項
    2. 特定薬効領域 (抗ウイルス剤) のエリアバリューマトリックス (AVM) の作成・解釈
    3. 医薬品エリアマーケティングへの示唆
  5. DPCデータを活用した地域医療ハブ病院の発見
    1. DPCデータの概要と入手方法、および加工・分析の留意事項
    2. 特定疾患を対象とした都道府県内地域医療のハブ病院の発見手順
    3. 医薬品エリアマーケティングへの示唆
  6. まとめ – 公開医療データの活用でエリアマーケティングの90%が可能
    1. 公開医療データのメリットと留意点
    2. 公開医療データだけでは分からない「残り10%」の情報・データとは?
    • 質疑応答

講師

  • 村上 典由
    株式会社 メディヴァ コンサルティング事業部
    シニアマネージャー
  • 武藤 猛
    MarkeTech Consulting
    代表

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/12/9 バイオ医薬品生産用の遺伝子組換え体細胞の構築とセルバンクの作製・管理・各種試験と承認申請への対応 オンライン
2025/12/10 記録ミスを低減するGMP製造記録の取り方・様式と不備があった場合の記録の残し方 オンライン
2025/12/10 QA部門のためのGMP文書・記録類の照査のポイント オンライン
2025/12/10 日本型パテントリンケージ制度の実務と考慮した特許戦略 オンライン
2025/12/10 バイオ医薬品における品質審査の考え方と新規性の高い生物製剤特有の議論のポイント オンライン
2025/12/10 キメラ型タンパク質分解誘導薬 (PROTAC) の分子設計と実用化への課題 オンライン
2025/12/11 ザ・治験薬のGMP 2026年に向けて 東京都 会場・オンライン
2025/12/11 QC (試験部門) における効果的な電子化、電子化後のデータファイルの保管・管理における実務ポイント オンライン
2025/12/11 生成AI、AIを活用したマーケティング業務効率化と運用のポイント オンライン
2025/12/11 バイオ医薬品の開発/品質管理で必要となるタンパク質科学の基礎と凝集・安定性の解析 オンライン
2025/12/11 原薬製造プロセスバリデーション実施方法とスケールアップ、MF登録申請 オンライン
2025/12/11 ICH E6 (R3) / ICH E8 (R1) が要求するTPP、CTQ 要因、QTLの考え方を取り入れたプロトコル・臨床開発計画の組み方 会場・オンライン
2025/12/11 造粒・打錠・コーティング技術の基礎とスケールアップ / トラブル対策 オンライン
2025/12/11 信頼性基準適用試験における信頼性保証担当者・監査担当者・QC担当者のための着眼点・QC/QA手法とそのレベル オンライン
2025/12/11 技術を売上利益に変える技術マーケティングの進め方と潜在ニーズの発掘 オンライン
2025/12/11 再生医療/細胞・遺伝子医薬の保険適用申請と事業化戦略 オンライン
2025/12/11 開発段階/承認後の処方・剤形変更時の生物学的同等性評価 オンライン
2025/12/11 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/12/12 クオリティカルチャーの醸成にむけた活動事例と作業者のマインドセット・定着化・教育訓練への方策 オンライン
2025/12/12 承認申請に向けたリスクベースのGCP監査 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/11 タンパク質分解医薬の実用化に向けた基盤技術と評価
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/2/20 医薬品製造を目的としたプロセス化学と薬事規制及び製薬企業の動向
2025/1/27 世界の中分子医薬・抗体医薬、およびCDMO最新業界レポート
2024/11/30 技術マーケティングによる新規事業・R&Dテーマの発掘
2024/11/29 ファインケミカル、医薬品の連続生産プロセス
2024/9/30 タンパク質、細胞の吸着制御技術
2024/9/30 最新GMPおよび関連ICHガイドライン対応実務
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応