技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

効果的な洗浄バリデーションのポイントと査察対応

効果的な洗浄バリデーションのポイントと査察対応

~マスタープラン作成/残留限度値設定/サンプリング/再バリデーション対応/逸脱・変更管理/作業者教育/査察対応ポイント・具体的な指摘事項/Data Integrity etc…~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年9月29日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 各種規制文書が求める洗浄バリデーション実施上の留意点
  • 洗浄バリデーション時に検討すべき事項とその対応事例
  • 残留限度値設定のための考え方 – 従来の方法と毒性に基づいた方法 –
  • 査察に対応するためのポイントと具体的な指摘事項
  • ヒューマンエラーに対する理解と防ぐための対策
  • 高活性物質取り扱いエリアにおける洗浄バリデーションの留意点

プログラム

 洗浄バリデーションは交叉汚染を防ぐ手段として医薬品製造現場で極めて重要な作業の1つであるとともに、査察において最も指摘を受ける事項でもある。しかし、洗浄バリデーションの内容は、各製造施設の実情に合わせて変える必要があり、そのため各社で明確な方針を持って対応に当たる必要がある。
 この洗浄バリデーション実施において検討すべき項目やその留意点、査察時の指摘事項について、これまで規制当局による査察、委受託製造における委託元の監査に対応した経験を元に解説する。

  1. はじめに
    1. 洗浄・洗浄バリデーション、なぜ重要なのか
    2. 洗浄と洗浄バリデーション、規制文書の記載内容
      1. JGMPにおける洗浄バリデーション
      2. EU GMPにおける洗浄バリデーション
      3. cGMPにおける洗浄バリデーション
  2. 洗浄バリデーションを実施するために必要となる文書
    1. バリデーションマスタープランとは
    2. マスタープラン作成上の留意点
      1. 洗浄バリデーションマスタープランに記載すべき事項
      2. 洗浄バリデーションマスタープランと洗浄手順書の関係
      3. マスターバッチレコードと洗浄記録
  3. 洗浄バリデーション実施における検討事項
    1. 洗浄バリデーションの評価対象
    2. 洗浄方法 (マニュアル洗浄、CIP、SIP)
      1. マニュアル洗浄、CIP、SIP
      2. 専用部品と共用部品
    3. ワーストケースプロダクトからワーストケースリスクへ
      1. ワーストケースとは何か
      2. ワーストケース設定上の注意点
      3. ワーストケースリスクへ
    4. ダーティホールドタイムとクリーンホールドタイム
      1. ダーティホールタイムの設定方法
      2. クリーンホールドタイムの設定
    5. 残留限度値設定の考え方
      1. 10ppm、0.1%、に科学的な根拠はあるか
      2. 毒性に基づいた基準
      3. 目視基準採用時の課題
    6. サンプリングにおける留意点
      1. サンプリング箇所の設定
      2. サンプリング方法の選択
      3. 分析方法の選択
    7. キャンペーン生産への対応
  4. 再バリデーションへの対応
    1. 再バリデーション実施時期の決定
    2. 生産数の少ない製品に対する効率的な再バリデーション
  5. 作業者の教育訓練時の留意点
    1. 洗浄作業者の適格性確認
    2. 目視検査員の適格性確認
  6. 洗浄バリデーション時の逸脱・変更管理
    1. 逸脱事例と逸脱発生時の対応
    2. CAPAと変更管理
  7. 査察時に留意すべき事項
    1. 査察手順
    2. 準備すべき文書
    3. 回答者が留意すべき事項
    4. 指摘事項の具体例
  8. 高活性医薬品製造エリアにおける洗浄バリデーション
  9. Data Integrityと報告書作成上の留意点
    1. Data Integrityとは
    2. Data Integrityと記録作成・報告書作成上の留意点
  10. まとめ
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/13 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2025/3/13 申請をふまえCMCレギュレーション対応とCTD作成入門講座 オンライン
2025/3/14 ザ・治験薬のGMP2025 東京都 会場・オンライン
2025/3/14 薬物の消化管吸収について - 評価・予測 オンライン
2025/3/14 バイオ医薬品の製造・品質管理・品質保証のポイントと査察対応 オンライン
2025/3/14 信頼性基準適用試験における運用への落とし込み・記録の残し方と (国内外) 委託時の信頼性保証 オンライン
2025/3/14 メディカル系分野 (体外診断薬・医療機器・再生医療) における情報収集戦略とAIを駆使した情報収集事例と分析 オンライン
2025/3/14 成功例・失敗例を踏まえた適切な医薬品売上予測とデータ収集法 オンライン
2025/3/14 DMFの登録・作成・変更・照会対応 入門講座 オンライン
2025/3/14 アクティブターゲティング型DDSの現状と展望 オンライン
2025/3/14 各種製剤におけるヒト経口吸収予測法と品質規格の設定 オンライン
2025/3/17 中国における薬事規制 / 薬価・保険制度と現地対応ノウハウ オンライン
2025/3/17 界面活性剤の上手な使い方 オンライン
2025/3/17 FDA/EMAの早期審査・早期承認制度の課題と対応 オンライン
2025/3/17 医薬品工場の空調設備設計とバリデーション実施のポイント及びトラブル対策 オンライン
2025/3/17 臨床試験を行う上で知っておくべき臨床医薬統計 基礎講座 オンライン
2025/3/17 臨床QMSを意識した治験のIssue分析とCAPAマネジメント実践的運用 オンライン
2025/3/17 データ駆動型がんバイオマーカー探索のポイント オンライン
2025/3/18 FDA査察指摘2,500事例に基づくラボと製造のデータインテグリティ実務の必須ポイント オンライン
2025/3/18 開発早期段階における患者数、売上、薬価予測 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/4/8 ウォータージェット技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/8 ウォータージェット技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/1 ファインバブル (微細泡) 活用技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/1 ファインバブル (微細泡) 活用技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/9/29 先端半導体製造プロセスの最新動向と微細化技術
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)