技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

抗体医薬における品質・不純物の分析とシングルユースの導入

抗体医薬における品質・不純物の分析とシングルユースの導入

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年7月6日(木) 10時30分 16時40分

プログラム

第1部. 培養環境の細胞代謝への影響と代謝産物の測定・ピックアップのポイント

(2017年7月6日 10:30〜12:00)

  • 細胞代謝のメカニズム
  • 代謝モデルを用いた品質測定
  • 培地中の代謝産物の検出
  • 培養環境による細胞代謝への影響
  • 質疑応答

第2部. 抗体医薬高品質生産にむけた原薬不均一性評価技術

(2017年7月6日 12:50〜14:50)

 医薬品の製造において最も大切なことは、その安全性と有効性を確保することであり、その達成は原薬および製薬の品質保証により実現されている。分析評価技術は、これらの品質保証のための重要な要素である。
 本講座では、抗体医薬品の品質分析に関する実務を概説するとともに、高品質生産にむけた原薬不均一性評価技術の開発状況に関して解説する。

  1. バイオ医薬品の品質分析試験
    1. 品質分析の目的と原則
    2. バイオ医薬品のICH品質ガイドライン
    3. バイオ医薬品を構成する成分
    4. 申請前/申請後に行われる品質分析
    5. バイオ医薬品の特性解析
    6. バイオ医薬品の規格及び試験方法
    7. 原薬・製剤の安定性試験
  2. 品質管理からみた化学合成医薬品との違い
    1. バイオシミラーとジェネリック
    2. 分子不均一性
    3. バイオシミラーのためのガイドライン
  3. バイオ医薬品の品質分析の課題と原薬不均一性評価技術の開発
    1. FDAの指摘
    2. 品質分析のフロンティア – 翻訳後修飾、凝集化、立体構造変化
    3. 免疫原性のリスク管理
    4. 次世代抗体医薬等の製造技術プロジェクト
    5. バイオ医薬品の立体構造変化に伴う不均一性評価技術の開発
    • 質疑応答

第3部. バイオ医薬製造設備におけるシングルユース製品の導入とバリデーション

(2017年7月6日 15:10〜16:40)

 バイオ医薬品の製造工程では、単回使用のシングルユース製品が使用される。シングルユース製品の内、シングルユースバッグを中心にサプライヤーの製品設計思想、およびバリデーションについて概説する。
 また、ユーザーが導入する時の注意点、バリデーションについても紹介する。さらに、シングルユース製品の技術や規制の最新動向についても紹介する。

  1. シングルユースバッグとは?
    1. シングルユースの製造プロセス
    2. シングルユース製品のメリット、デメリット
    3. ガイドラインについて
    4. シングルユース製品に使用される素材/製造工程
  2. シングルユースバッグの設計
    1. リスクアセスメント
    2. 製造工程のリスク
    3. 材質由来のリスク
    4. 輸送、使用状況のリスク
  3. シングルユースのバリデーション
    1. 不純物について
    2. 無菌性の保証
    3. シングルユース製品の安定供給
    • 質疑応答

講師

  • 渋谷 啓介
    株式会社 日立製作所 研究開発グループ
    主任研究員
  • 本田 真也
    産業技術総合研究所 生命工学領域 バイオメディカル研究部門
    副研究部門長
  • 松田 博行
    藤森工業株式会社 ウェルネス事業本部 先端医療事業推進部 培養技術研究センター 技術開発課
    課長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/30 一般医薬品における技術移転 (製法・試験法) の手順と同等性の評価方法 オンライン
2025/1/30 変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) オンライン
2025/1/30 導入品 (アカデミアへの委託試験も含む) の信頼性基準対応と信頼性基準試験の生データの取扱い オンライン
2025/1/31 リスクベースのGCP監査 オンライン
2025/1/31 データインテグリティ (DI) における各手順書への落とし込み・作成と記載レベル オンライン
2025/1/31 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Bコース:非臨床安全性評価・臨床開発編) オンライン
2025/1/31 GMP工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2025/2/4 体外診断用医薬品の保険申請戦略と申請書の書き方 オンライン
2025/2/4 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/2/5 高効率を目的としたGVPにおける情報収集と自己点検、教育訓練 オンライン
2025/2/5 無菌医薬品の滅菌選択順位の考え方と無菌性保証における無菌試験の限界、並びにパラメトリックリリースの推奨 オンライン
2025/2/5 GMP省令が要求するQAの逸脱の防止対策とCAPA/変更管理 オンライン
2025/2/7 GMP工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (2日間) オンライン
2025/2/7 GMP工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2025/2/7 CMC試験におけるOOS・OOT 判断/発生時の対応 オンライン
2025/2/10 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練 オンライン
2025/2/10 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Cコース:製造技術・品質管理/品質審査編) オンライン
2025/2/10 希少疾患治療薬開発にむけた治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2025/2/12 改正GMPを踏まえた医薬品品質システム (PQS) 構築と品質照査の実務・統計的手法の活用 オンライン
2025/2/12 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書