技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

安定性試験における統計的手法を用いた評価および有効期間の設定

安定性試験における統計的手法を用いた評価および有効期間の設定

~Excelを用いて実際の統計処理手法を学ぶ~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年6月20日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • Excelを用いた実際の統計処理手法
  • PMDAの承認情報を参照し、安定性試験のポイントをおさえる
  • 実験データの統計解析処理
  • 試験評価が行える

プログラム

 安定性試験は、施設、設備、装置、職員、試験項目の選定、試験実施、結果のまとめなど管理が大切なものです。 どのようなことに注意しながら行ってゆくのがよいか、PMDAの承認情報を参照します。
 安定性試験結果のQ1Eに基づく解析では、エクセルのデータ分析の基礎統計量、一元配置分散分析と回帰分析を使います。事前にエクセルのファイルを配布しますので、検証しておいてください。

  1. 開発初期における安定性試験
    • 試験目的
      1. 原薬・製剤の長期保存試験条件下での品質安定性の予測
      2. 分解生成物の確認
      3. 治験薬処方選択のための基礎データ取得
      4. 暫定保管条件設定のためのデータ取得
  2. 開発中期における安定性試験
    • 試験目的
      1. 開発中のスケールアップとAPI及び製剤の品質安定性の関係確認
      2. 保存及び輸送に用いる「適切な包装並びに容器」の選定
      3. 分解物の検索
      4. 原薬・製剤の暫定保管条件の確認
      5. 申請用安定性試験計画のための基礎資料
      6. 上市製品の処方選択・決定
      7. ICH安定性試験の苛酷試験実施
  3. 開発後期・承認申請用安定性試験
    • 試験目的
      1. 承認申請用のデータを取得すること
      2. 検討方法のトピックス
      3. ブラケティング法あるいはマトリキシング法
      4. 安定性データ解析によるretest period/shelf-lifeの設定
      5. 承認審査報告書から考える安定性試験と注意点など
  4. その他の安定性試験
    • 配合性試験
      1. 製剤開発における配合性試験
      2. 他剤との配合性試験-特に注射剤について
      3. サイクルテスト
      4. 使用時の安定性試験
        • 輸送時、病院と家庭における使用時取り扱いを予測して行う安定性試験
  5. 試験結果のまとめ方
    1. 安定性試験の結果で述べること
    2. 物理的品質評価と化学的品質評価
    3. 表とグラフで内容がわかるか
  6. retest period/shelf-life設定に使う計算処理 (ICH-Q1E)
    1. 回帰分析と分散分析の応用
      • 1ロットの場合
      • 3ロットの場合
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

大田区産業プラザ PiO

6F D会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/26 医薬品のグローバル開発に必要な実践英語講座 オンライン
2024/7/26 正確でロジカルかつ説得力のある販売予測の進め方 オンライン
2024/7/26 動物用体外診断用医薬品の開発ポイントと承認申請時の注意点 オンライン
2024/7/26 製造・試験室におけるGMP記録/データインテグリティ管理 オンライン
2024/7/29 分析法バリデーションにおける統計解析の基礎 オンライン
2024/7/29 ICH-Q9改訂をふまえた品質リスクマネジメント/リスクアセスメント/リスク評価の具体的な進め方 オンライン
2024/7/29 医薬品/医療機器等へのQMSの具体的な構築フロー オンライン
2024/7/29 データ分析のための統計入門 オンライン
2024/7/29 DLVO理論に基づくゼータ電位の理解と活用法 オンライン
2024/7/29 中国における体外診断薬の薬事規制及び市場動向と取るべき戦略 オンライン
2024/7/29 再生医療等製品/細胞加工物の製造管理・品質管理におけるSOP作成及び・記録の残し方 オンライン
2024/7/29 バイオ医薬品・再生医療等製品におけるシングルユースの基礎とリスク管理・管理戦略・製造設計 オンライン
2024/7/30 汎用的インフォマティクス&統計的最適化 実践入門 オンライン
2024/7/30 三極 (日米欧) の規制・承認体制に基づいた治験薬GMPのポイントと設備管理・適格性評価 オンライン
2024/7/30 マルチパーパスプラントの設備設計と洗浄バリデーション オンライン
2024/7/30 希少疾病医薬品 (オーファンドラッグ) の開発・薬事・事業戦略の構築 オンライン
2024/7/30 医薬品不純物管理のための許容量 (PDE) 設定の基礎と実践 オンライン
2024/7/30 バイオ医薬品におけるタンパク質の凝集分析と処方決定までの具体的事例 オンライン
2024/7/30 製造・品質試験/輸送・安定性試験/承認申請コース 全3コース オンライン
2024/7/31 乾燥技術のすべて。 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/5/29 凍結乾燥工程のバリデーションとスケールアップおよびトラブル対策事例
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場