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粘着・剥離の現象解明と制御技術

粘着・剥離の現象解明と制御技術

~粘着・剥離の基礎、他物性との関係、剥離過程の可視化・モデリング技術とその応用~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、粘着・剥離現象を界面科学、高分子レオロジー、破壊力学などの観点から捉え、粘着・剥離特性が他の物性との関係について、実際の解析事例を交えながら詳解いたします。

開催日

  • 2017年5月29日(月) 13時00分16時30分

受講対象者

  • ゲル状・粘弾性をもった製品に携わる技術者
    • インク
    • 塗料
    • 食品
    • 高分子
    • 医薬品
    • 化粧品 など
  • レオロジー、粘弾性に関連する技術者
    • 表面処理
    • 界面・表面分析
    • 分散系

修得知識

  • 界面科学・高分子レオロジー・破壊力学の基礎的
  • 粘着剤の粘着・剥離メカニズム
  • 粘着・剥離過程の可視化手法、物理モデリング

プログラム

 粘着・剥離現象を、界面科学、高分子レオロジー、破壊力学などの視点から捉え、粘着剤の粘着・剥離特性が他の物性とどのような関係を持っているかについて解説する。また、可視化実験や物理モデリングなどを含めた解析事例の紹介を行いながら、目の前で起こっている現象をどのように理解し、どのように制御すればよいかを考える。

  1. 粘着・剥離の基礎
    1. 粘着・剥離とは?
    2. 粘着の界面科学
      1. 粘着力の起源
      2. 表面張力,界面張力
      3. 接着仕事
      4. 接着仕事に関する理論
    3. 高分子レオロジーの基礎
      1. 線形粘弾性
      2. 非線形弾性,大変形挙動
    4. 接触・剥離過程における変形とレオロジー
      1. 接触過程のレオロジー
      2. 剥離過程のレオロジー
      3. 良い粘着剤とは?
    5. 様々な剥離試験の物理的特性の違い
    6. 引離しによる試験:プローブタックテスト
  2. 剥離過程の可視化実験
    1. 可視化実験の意義
    2. 可視化実験の具体例
      1. プローブタックテストにおける底面からの観察
      2. 粘着剤内部変形の立体構造の可視化
      3. 可視化実験のまとめ
      4. 今後の課題
  3. 剥離過程のモデリング
    1. 剥離に関する理論・シミュレーション
      1. エネルギーバランス
      2. 梁の理論と応力分布
      3. 線形粘弾性モデル
      4. 分子動力学法と有限要素法
    2. 粘着剤の剥離過程のモデリング
      1. キャビテーションと糸曳きのモデリング
      2. 計算結果の具体例
      3. モデリングのまとめ
      4. 今後の課題
  4. 全体のまとめ・今後の展望
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 山口 哲生
    東京大学 大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻
    准教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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