技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

バイオ医薬品のCTD (CMC-1) :「製造方法」及び「構造決定・特性解析及び不純物」のまとめ方

バイオ医薬品のCTD (CMC-1) :「製造方法」及び「構造決定・特性解析及び不純物」のまとめ方

~委託製造時の注意点と製法変更時の同等性にも着目して~
東京都 開催 会場 開催

関連するセミナーとの同時申し込みで特別割引にて受講いただけます。

開催日

  • 2017年5月29日(月) 10時30分 16時30分

プログラム

 昨今の規制当局の意向は、製造方法の管理及び順守を正確に把握できるように詳しい製造方法の記載並びに重要工程の説明や管理パラメータの根拠の提示を望んでいる。
 バイオ特有の製造方法 (培養・精製) 並びに確保すべき安全性に起因する製造プロセスについて、制御因子とモニタリング項目の必要性を解説する。
 また、不均一性を有するバイオプロダクトについては、詳細な特性解析を行い、目的物質を明確に規定し、均一な品質が確保できる製法を提示する必要がある。
 この特性解析並びに不純物の説明資料は、バイオプロダクト固有の同等性・同質性のの説明にも直接影響するため、申請資料への提示方法についても解説する。

講習会のねらい

  • なぜ、欧米での申請で義務付けられるマスターバッチレコードが提示できないのか?
  • なぜ、QbDのデザインスペースのような社内変更手続きだけで
    認されるような記載もしくは軽微変更プロセスが可能な記載を申請者は好むのか?
  • 工程由来不純物はどのように管理すべきか?
  • バッチ混合の妥当性説明はどのようにするのか?
  • なぜ、バイオ医薬品では常用標準品が必要となるのか?
  • 常用標準品と一次標準品とで異なる管理項目はどのように決めればよいか?
  • バイオ医薬品にとってのリスクマネージメントとは何か?
  • スケールアップのリスクはあるのか?
  • 原薬の製法変更を行った場合の製剤での同等性確認はどこまで必要なのか?
  • なぜ、「規格及び試験方法」に合致しただけでは、同等であると説明できないのか?
  • 申請時に本生産設備での実測結果が提示できないときは…?
  1. 製造方法
    1. 重要工程の特定と一変対象事項
    2. 原薬
      • 製造プロセスの概略
      • 管理すべき重要プロセス
      • 培養工程:WCBから拡大培養
      • ハーベスト:培養液から生産細胞の分離
      • 精製工程:目的物質の単離と不純物の分離
      • ウィルス安全性保証プロセス
      • 使用原材料・製造資材の管理プロセス
    3. 製剤
      • 製造プロセスの概略
      • 管理すべき重要プロセス
      • 原薬のロット混合
      • 注射剤の無菌性保証
      • フィルターバリデーション
      • 容器・施栓系の品質確保
  2. 製造方法の経緯
    1. 製造プロセスの変更 (貯蔵方法の設定)
    2. スケールアップ
    3. 製造場所変更
    4. 原材料・容器の変更
    5. 同等性・均一性確保のための手法とデータ提示
    6. プロセスシミュレーションと継続的プロセス確認
      • Un-processed bulkとpost-production cellsの評価
  3. 構造決定と特性解析
    1. 目的物質の特定
      • 遺伝子組み換えによる想定アミノ酸配列との同一性
      • 一次構造の決定と立体構造の推定
      • 分子量
      • 糖鎖構造の同定と均一性 (不均一性) の説明
      • 生物活性:有効性の根拠
      • 免疫学的性質
      • タンパク質含量
    2. 目的物質の不均一性と目的物質関連物質
      • 製造のバラツキ
      • 同等性の判断根拠と有効性の保証
    3. 一次標準物質の設定
  4. 不純物
    1. 目的物質関連不純物
      • 重合体
      • 切断体
      • 酸化体
      • 脱アミド体…
    2. 工程由来不純物
      • 測定感度と除去能 (クリアランス) の提示
      • 安全性の説明と工程管理状況
    3. ウィルス安全性
      • 不活化方法と除去能力の提示
    4. 微生物学的評価項目
    5. 製法変更時の同等性の判断根拠
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 伊東 雅夫
    大杉バイオファーマ・コンサルティング 株式会社
    代表取締役社長 / CMCコンサルタント

会場

三田NNホール&スペース

スペースAB

東京都 港区 芝4丁目1番23号 三田NNビル地下1階
三田NNホール&スペースの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

全2コース申込セット受講料について

  • 通常受講料 : 92,340円(税込) → 全2コース申込 割引受講料 61,560円(税込)
  • 通常受講料 : 85,500円(税別) → 全2コース申込 割引受講料 57,000円(税別)

2日間コースのお申込み

割引対象セミナー

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/7 薬価算定の基礎と希望薬価取得ノウハウ オンライン
2025/2/7 医薬品工場の空調設備設計とバリデーション実施のポイント及びトラブル対策 オンライン
2025/2/7 CMC試験におけるOOS・OOT 判断/発生時の対応 オンライン
2025/2/10 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練 オンライン
2025/2/10 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Cコース:製造技術・品質管理/品質審査編) オンライン
2025/2/10 希少疾患治療薬開発にむけた治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2025/2/10 敗血症の病態/診断/治療の現状と医療現場が求める新薬像 オンライン
2025/2/12 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2025/2/12 改正GMPを踏まえた医薬品品質システム (PQS) 構築と品質照査の実務・統計的手法の活用 オンライン
2025/2/12 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/2/12 高薬理活性物質を扱うマルチパーパス設備での洗浄評価基準と洗浄管理の留意点 オンライン
2025/2/12 製薬業界で必要となる創薬企画の発想法とBeyond-the-pill/Around-the-Pillのトレンド オンライン
2025/2/12 特定臨床研究での求められる信頼性レベル・逸脱対応と監査実施 (事例をふまえ) オンライン
2025/2/12 エクソソームを用いた薬物送達・診断における開発・技術動向と実用化に向けた課題 オンライン
2025/2/13 ニトロソアミン原薬関連不純物 (NDSRI) に対する分析技術、試験法開発 オンライン
2025/2/14 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 オンライン
2025/2/14 洗浄バリデーションにおけるリスク評価と残留許容値設定/運用 オンライン
2025/2/14 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2025/2/17 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Dコース:CMC申請・薬事デザイン編) オンライン
2025/2/17 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Bコース:非臨床安全性評価・臨床開発編) オンライン