技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ゲル化剤・増粘剤の基礎・特性・評価法

ゲル化剤・増粘剤の基礎・特性・評価法

~ゲル化・増粘効果の評価法/粘弾性データの見方・評価法~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ゲル化剤・増粘剤について基礎から解説いたします。
また、実際のデータの解釈やゲル化・増粘効果を評価する便利な測定法を詳解いたします。

開催日

  • 2017年5月22日(月) 12時30分16時30分

受講対象者

  • ゲル化剤・増粘剤に関連する技術者、研究者、品質担当者

修得知識

  • ゲル化剤・増粘剤の種類と分子構造
  • 弾性・粘性特性発現の分子的原動力の基礎
  • ゲル化・増粘効果の評価法
  • 粘弾性データの見方・評価法

プログラム

 ゲル化剤や増粘剤は多くの産業分野で広く利用されている。両者ともに主にゲル化や粘度を調整するために使用される。ゲル化剤・増粘剤の多くは高分子物質であり、その種類も多様である。従ってゲル化・増粘効果を有効的に発揮する方法も、分子量、濃度、温度、更にはその取り扱う条件で多様に異なり、統一的理解が困難である。
 当講演では、ゲル化剤、増粘剤の種類について述べるとともに、多くのゲル化・増粘剤の効果を統一的に理解するための機構を、現象論的にさらには分子的観点から解説する。またそれらを統一的に理解する評価法について講述する。また適宜、上記のことを理解するための基礎的事項についても解り易く解説する。

  1. ゲル化剤、増粘剤の分類
    1. 高分子系、天然高分子とその誘導体、合成高分子
    2. 無機微粒子系
    3. 低分子ゲル化剤系
  2. 代表的なゲル化・増粘剤の特性
    1. 多糖類及びその多糖誘導体
    2. 合成高分子
    3. 無機系微粒子
    4. 低分子ゲル化剤 (oil gelator)
  3. ゲル化、増粘機構とその原動力
    1. ゲル化・増粘機構のいろいろ
    2. 分子間に作用するいろいろな力
  4. 粘性の起源
    1. 流動とは何か
    2. 粘度の濃度依存性
  5. 弾性の起源
    1. 弾性変形とは何か
    2. エネルギー弾性とエントロピー弾性
  6. ゲル化剤・増粘剤の効果と評価
    1. ゲル化・増粘効果をレオロジーの共通語で理解する
    2. 緩和時間とは何か
    3. ゲル化・増粘効果と緩和時間
  7. 実際のデータの解釈
    • セルロース系
    • アルギン酸溶液系
    • カードラン溶液系
    • キトサン・キチン誘導体系
    • 低分子ゲル化剤系
    • その他の系
  8. ゲル化・増粘効果を評価する便利な測定法
    • その他、ゲル化・増粘効果を理解するための基礎的事項についての解説

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/26 高分子材料の構造、物性分析 オンライン
2025/11/26 「ポリプロピレン」の材料としての基本的な構造、特性、その応用 オンライン
2025/11/26 熱伝導材料・放熱材料の設計ノウハウと特性評価 オンライン
2025/11/26 プラスチック・ゴム成形におけるブリードアウトの発生メカニズムと防止対策 オンライン
2025/11/27 ヒートシールの基礎、接合のメカニズムと品質管理・不具合対策 オンライン
2025/11/27 高分子成形加工を理解するための高分子レオロジー入門 オンライン
2025/11/27 粘着・剥離のメカニズムとその制御 オンライン
2025/11/27 PPS樹脂の種類、特性と応用展開 オンライン
2025/11/27 エポキシ樹脂の基礎、硬化剤との反応および副資材による機能化 オンライン
2025/11/28 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的な配合・添加方法 オンライン
2025/11/28 ケミカルリサイクル技術の基本、手法の適用・選択と技術開発動向 オンライン
2025/12/1 押出混練機内の樹脂挙動と混練評価、最適化技術 オンライン
2025/12/1 粘着・剥離のメカニズムとその制御 オンライン
2025/12/2 樹脂部品の特性と材料費/加工費/型費の概算法から検図法まで学ぶ超実務設計 オンライン
2025/12/4 ゴム・タイヤ材料の低環境負荷技術と今後の展望 オンライン
2025/12/4 プリント基板用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤の種類と特徴および新技術 オンライン
2025/12/4 シリコーン 全容理解と活用の技術 東京都 オンライン
2025/12/4 ラジカル重合の基礎とリビング重合・材料設計への応用 オンライン
2025/12/4 添加剤を活用するタンパク質の凝集制御と酵素の活性化 (製薬・化学・食品) オンライン
2025/12/5 高分子材料の構造、物性分析 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例