技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子材料・コーティングにおける自己修復化のメカニズムとその応用例

高分子材料・コーティングにおける自己修復化のメカニズムとその応用例

~自己修復による製品の高付加価値化の実例紹介と今後の展開の予測~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、プラスチックの自己修復について、原子レベルの主鎖切断の再結合からクラックのカプセルによる自己修復まで、自己修復機能を発現するメカニズムについて基礎から解説いたします。

開催日

  • 2017年4月28日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • プラスチックの自己修復に関連する技術者
  • 自己修復材料の応用製品に関連する技術者
    • 自動車ボディ
    • 自動車塗料
    • ノートパソコンの筐体
    • 地下構造物
    • ゴミ処分施設
    • 排気ガス触媒
    • 宇宙開発
    • 戦闘機など国防関連 など
  • セラミックス、コンクリート、金属の自己修復に関連する技術者
  • 商品の高付加価値化や他との差別化を企画している開発担当者
  • あらたな消費者ニーズに応える技術・方策を求めている研究者

修得知識

  • 部材・機器・構造物の自己修復の現状
  • 材料・部材・機器の自己修復方法・メカニズム
  • 製品の高信頼性化・高付加価値化のための自己修復
  • 高分子・コーティングの自己修復の今後の展開

プログラム

 重要部材に使用されるが耐久性が不十分な高分子材料や表面の傷みが機能や外観を損なうコーティングには自己修復が求められており、研究開発と商品化が積極的に進められている。
 高分子材料とコーティングの損傷とその自己修復メカニズム及び研究開発の現状と商品化の実例について紹介します。

  1. 自己修復材料の研究開発の経緯と現状
    1. 米国における宇宙機器・戦闘機用高分子材料の自己修復化
    2. ヨーロッパにおけるインフラ・医療用材料・部材の自己修復化
    3. わが国における生活快適化のための自己修復コーティングの商品化
  2. 高分子材料の自己修復とメカニズム
    1. 高分子材料の損傷生成と自己修復メカニズム
    2. 高分子材料・複合材料の自己修復の事例
    3. 高分子材料の自己修復とリサイクル・リユース
  3. 表面コーティングの自己修復とメカニズム
    1. 表面コーティングの擦り傷と自己修復メカニズム
    2. 表面コーティングの切り傷と自己修復メカニズム
    3. 表面コーティング自己修復の商品化・市場化事例
  4. 高分子材料・コーティング自己修復・自己クリーニングの潜在ニーズと商品化
    1. 生活空間の快適さのための表面の自己修復・自己クリーニング化とメカニズム
    2. 生体材料、貴金属触媒の自己修復化
  5. 高分子材料・コーティングの自己修復化戦略
    1. 修復処理が困難で高価な部材・デバイスの自己修復、高密度デバイスなど
    2. 多機能部材・コーティングの自己修復、生活支援ロボットの人工皮膚など

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/23 高分子延伸による分子配向・結晶化制御技術 東京都 会場
2024/12/24 プラスチックフィルムの種類、添加剤、 製膜、応用、評価 オンライン
2024/12/25 プラスチック廃棄、海洋汚染防止、再生プラスチック、PFAS問題に関する国内外規格規制の動向と対応 オンライン
2024/12/25 加工の基礎と機械加工技術 オンライン
2024/12/26 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/12/27 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/12/27 静的・動的光散乱法を中心とした粒径計測の基礎と応用 オンライン
2025/1/6 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法 オンライン
2025/1/7 高感度化フォトレジスト材料の合成・設計・開発技術 オンライン
2025/1/8 高分子・ポリマー材料の合成、重合反応の基礎、プロセスと工業化・実用化の総合知識 オンライン
2025/1/10 欧州連合 (EU) の食品包装規制と安全問題の最新動向 オンライン
2025/1/15 高分子の劣化・変色メカニズムと対策技術、評価方法 オンライン
2025/1/15 高分子重合反応の基礎とモノマー・開始剤の選定、プロセス最適化 オンライン
2025/1/15 分子シミュレーションによる高分子材料の内部構造と破壊メカニズムの解析 オンライン
2025/1/16 プラスチック・樹脂における耐衝撃性向上技術と衝撃特性解析 オンライン
2025/1/17 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ オンライン
2025/1/20 「ポリプロピレン」の材料としての基本的な構造、特性、その応用 オンライン
2025/1/20 化学反応型樹脂の硬化率・硬化挙動の測定・評価法 オンライン
2025/1/20 プラスチックのリサイクル促進に向けた材料設計・成形加工の技術と知識 オンライン
2025/1/21 UV硬化の基礎と硬化不良対策および影部の硬化 東京都 会場

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望 [書籍 + PDF版]
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/12/31 容器包装材料の環境対応とリサイクル技術
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/6/28 GFRP & CFRPのリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発