技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ポリマーおよび添加剤の赤外吸収スペクトルの読み方

ポリマーおよび添加剤の赤外吸収スペクトルの読み方

~スペクトルによるポリマー・添加剤の定性: 基礎 & 実践講座~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、プラスチック中の添加剤の分析法について、基礎から解説し、スペクトルの読み方のコツを詳解いたします。

開催日

  • 2016年12月16日(金) 10時00分 16時30分

受講対象者

  • 高分子材料を用いた製品の設計、成形、品質、評価に関連する技術者
    • プラスチック製品
    • 樹脂製品
    • フィルム
    • 自動車・自動車内装
    • 家電
    • 携帯電話・スマートフォン
    • PC
    • 食品容器
    • 建築材料 など
  • 高分子材料の劣化防止、機能付与を行いたい技術者、開発者
    • 耐熱
    • 耐衝撃
    • 帯電防止
    • 難燃性
    • 透明性向上
    • 酸化防止
    • 光安定 など
  • 高分子材料の添加剤分析で課題を抱えている方

修得知識

  • 高分子材料の添加剤分析の基礎
  • スペクトルの解釈の基礎
  • 構造の違いとスペクトルとの対応
  • 未知のスペクトルを定性する実践的な方法

プログラム

 赤外法はポリマーや添加剤の定性分析で最も多用されているが、企業の分析担当者からは次の声を聞くことが少なくない:
 「コンピュータ検索では十分ではないため自分でもスペクトルを読めるようになりたいが、教科書はなく学ぶ機会もない」
 このような要望に応えるべく企画されたセミナーで、対象は「プラスチックとエラストマー」および「プラスチック用添加剤」に特化し、技術内容は「赤外スペクトルの読み方」に特化している。
 一般論ではなく、講師がデータ集刊行のため実測したスペクトル (ポリマー580種類、添加剤630種類) を基に得た具体的な知見および指針を提供する。

  1. 共通基礎:振動分光法の基礎
    • ポリマーおよび添加剤のスペクトルの解釈に必要かつ有用な理論的事項を説明する
      1. 赤外吸収の原理
      2. 基準振動およびグループ振動という概念
      3. グループ振動のシフト
      4. 特性吸収帯のまとめ&波数領域分割の勧め
      5. 赤外スペクトルによる定性の基本
      6. 赤外スペクトルの読み方:こんな点に注意
  2. 赤外およびラマンスペクトルによるポリマーの定性:基礎
    • 各種ポリマーのスペクトルの特徴を抽出し、定性に結びつける実践的なやり方を提示する
      1. 主要ポリマーの赤外スペクトルパターン:総論
      2. 主要ポリマーの赤外スペクトルパターン:各論
      3. 領域別の特徴の整理
  3. 実践ガイド:ポリマーの未知スペクトルの定性
    • この位置に、こういうピークがあればこのポリマーである ということを纏めた、そのまま利用できる独自の実践ガイド
      1. 未知スペクトルの定性法:基本的な考え方
      2. 独自方式の実践ガイド:ポリマーの未知スペクトルの定性法
  4. ポリマーの定性:ラマンの効果的な利用法
  5. 赤外吸収スペクトルによるプラスチック用添加剤の定性:基礎
    1. プラスチック用添加剤の種類と効用
    2. 主要添加剤の赤外スペクトルの特徴
    3. 主要添加剤の赤外スペクトルの特徴:領域別
    4. 添加剤分析上の注意
  6. 実践ガイド:添加剤の未知スペクトルの定性
    • この位置に、こういうピークがあればこの添加剤である ということを纏めた、そのまま利用できる独自の実践ガイド
  7. 混合物の解析法
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 高山 森
    スペクトラ・フォーラム
    代表

会場

東京流通センター

2F 第4会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/29 UV硬化接着剤の材料設計と深部硬化 オンライン
2024/11/29 エポキシ樹脂の最新技術動向と設計技術および今後の課題 オンライン
2024/11/29 トライボロジー 入門講座 オンライン
2024/12/3 加速する国内外のプラスチック規制の動向とリサイクルの最新事情 オンライン
2024/12/4 エポキシ樹脂の基礎および各硬化剤の使い方・選び方 オンライン
2024/12/4 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ オンライン
2024/12/4 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2024/12/4 高分子結晶化の基礎と解析技術および結晶成長 オンライン
2024/12/5 高分子の結晶化と結晶高次構造の特徴・各種分析法 オンライン
2024/12/5 乳化重合・ソープフリー乳化重合によるポリマー微粒子の合成と粒子径・形状制御 オンライン
2024/12/6 プラスチック用添加剤の作用機構と使い方 東京都 会場
2024/12/9 FT-IR測定・同定の実務実践とアプリケーションテクニック・コツ オンライン
2024/12/9 高分子材料の末端基・構造解析テクニック オンライン
2024/12/9 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ オンライン
2024/12/9 架橋技術によるポリマーの性能向上と物性・特性改良方法 オンライン
2024/12/10 樹脂部品の特性と材料費/加工費/型費の概算法から検図法まで学ぶ超実務設計 オンライン
2024/12/10 高分子材料の劣化・変色技術の基礎と防止処方技術 オンライン
2024/12/10 フィラー最密充填構造設計とポリマー系複合材料の高熱伝導化 オンライン
2024/12/11 FT-IRによる異物分析とサンプリングの基礎・スペクトルの読み方 東京都 オンライン
2024/12/11 低誘電特性樹脂の技術開発動向と設計手法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2016/2/20 自動車用プラスチック部品・材料の新展開 2016
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/11/26 エンプラ市場の分析と用途開発動向 2013
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/6/26 UV・EB硬化型コート材の基礎、各種機能向上技術
2013/6/3 プラスチックのタフニングと強度設計
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)