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材料力学、応力集中・切欠き係数、主応力・ミーゼスの相当応力とその使い方

機械の開発・設計とCAEに必要になる

材料力学、応力集中・切欠き係数、主応力・ミーゼスの相当応力とその使い方

~入門~
神奈川県 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年11月30日(水) 10時30分16時30分

プログラム

 3次元CADにアドオンして使用できる設計者向けCAE (有限要素法などによる数値解析ソフト) の普及で、機械設計においてCAEは “電卓感覚” で使用できるようになってきていますが、その解析結果の妥当性検証にまずは材料力学の知識が必要不可欠です。
 本講座では、材料力学・弾性力学・塑性力学における内容を互いに連携してわかりやすく解説し、実務に運用できる基礎的な能力を身につけて頂くための講座です。
 また、材料力学を設計現場でより活用できるようになるために、応力集中係数、切欠き係数、主応力 (最大主応力、中間主応力、最小主応力) 、ミーゼスの相当応力についてもわかりやすく解説致します。

  1. 技術の分野では、物体には3種類ある
    1. 物体 (3種類) とは?
    2. 質点 (大きさが無く質量はある) は何お役に立つのか?
    3. 剛体とは?
    4. 実際の物体とは?
    5. 物体の直線運動 (力) と回転運動 (モーメント) とは?
  2. 材料力学とは何か? 材料力学により何ができるのか?
    1. 材料力学とは?
    2. 材料力学での取り扱い方
    3. 材料力学の概念図
    4. 外力と内力 (応力) 、そしてそれらの整理
      なぜ「応力」が必要なのか?
    5. 軟鋼の応力 – ひずみ線図
    6. 実は大変重要な線形と非線形、線形と非線形とは?
    7. アルミ、鋳鉄などの応力 – ひずみ線図
    8. なぜ「ひずみ」という量が必要なのか?
      変位とひずみの違いは? いろいろなひずみを整理
  3. 力学量と変形量の間の関係とは?
    1. 力学量と変形量の整理
    2. 応力とひずみにもフックの法則
    3. 力と変形量にもフックの法則
  4. 材料力学のハイライトの1つである断面2次モーメントなどとは?
    1. 物質的特性値 (物性値)
    2. 単位について
    3. SI 単位に用いる主な接頭語
    4. 単位の換算
    5. 機械的物性値
    6. 一般材料の物性
    7. 幾何学的特性値
      1. 断面2次モーメント (慣性モーメントとの違いは?)
      2. 断面2次極モーメント
      3. 断面係数
      4. 極断面係数
      5. 断面2次半径
    8. 計算問題
  5. はり
    (どんなに複雑な製品でも、シンプルな部品の組合せで出来上がっています。はりが単純だからといって軽視できません)
    1. 曲げに強い断面形状とは? 曲げ応力とは?
    2. せん断力と曲げモーメントの符号
    3. せん断力図 (SFD) と曲げモーメント図 (BMD) なぜ、SFDとBMDを描くのか?
    4. 最大曲げモーメントの発生場所
    5. 曲げ剛性を改善する方法
    6. はりのたわみ量の求めかた
    7. 計算問題
  6. 許容応力と安全率とは?
    1. 許容応力とは?
    2. 基準強さは一概に決められない!それではどうするか?
  7. 応力集中係数と切欠係数とは?
    1. 許容応力、応力集中係数、切欠き係数についてのわかりやすい解説と計算問題
  8. CAE (有限要素法など) の応力解析結果にて重要になる各種応力とは?
    1. 応力テンソル、主応力とは?
      • 最大主応力
      • 中間主応力
      • 最小主応力
    2. ミーゼスの相当応力とは?
    3. 計算問題
  9. 最近の動向
    1. 材料力学・機械設計へのCFRP (炭素繊維複合材料) の活用
  10. 質疑応答

講師

会場

おだわら市民交流センター (UMECO)
神奈川県 小田原市 栄町1丁目1番27号
おだわら市民交流センター (UMECO)の地図

主催

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