技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

電子データの取扱い・ER/ESとコンピュータバリデーション入門講座

新任/新入社員/もう一度基本を学びたい人のための

電子データの取扱い・ER/ESとコンピュータバリデーション入門講座

~やってはいけないこと、気を付けなければいけないこと~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年8月29日(月) 10時30分 16時30分
  • 2016年8月30日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 電子データの取扱い、ER/ES、CSV、データインテグリティの基礎
  • 電子データでやってはいけないこと、気を付けなければいけないこと

プログラム

 “データ改ざん”や“データ偽装”が社会問題となっている。医薬品産業においても臨床データの改ざんや電子データの取り扱いミスによる「データの完全性」 (データインテグリティ) が重要な課題となっている。
 電子データの取り扱いには2つの大きな規制適合が不可欠である。一つはCSV (コンピュータバリデーション) であり、もう一つはERES (電子記録・電子署名) への対応である。最近ではこれに加えて「データインテグリティ」への対応が強く求められている。
 本セミナーでは、電子データの取扱いという観点からこれらに対する基本的な取組みを新人や新任の方、あるいはもう一度基礎に戻って学習したい人に2日間かけてじっくり解説する。
 電子データの取り扱いやER/ES、コンピュータバリデーションあるいはデータインテグリティの基礎および、やってはいけないこと、気を付けなければいけないことを学べる機会といたします。

  1. CSVの基礎知識
    1. CSV取り組みの背景
    2. なぜ規制当局はCSVを求めるか
    3. 各国のCSV要件 (米国FDA、EU及びPIC/S、製薬団体等)
    4. ユーザーとサプライヤの役割分担
    5. コンピュータシステムとコンピュータ化システムの違い
  2. GAMP5の概要とポイント
    1. GAMP5の基本概念
    2. GAMP ガイドの構成
    3. 「V字モデル」とライフサイクルモデル
    4. カテゴリ分類の正しい考え方とその例
    5. GAMP5の付属資料の概要とその重要ポイント
    6. トレーサビリティマトリックスとその記述方法
  3. 厚労省「コンピュータ化ガイドライン」の要件とCSV取組みの進め方
    1. 医薬品製造コンピュータシステム構成例と適用範囲
    2. ガイドライン要件の解説と取組みのポイント
    3. CSV管理規程体系のあり方
    4. 適格性評価DQ、IQ、OQ、PQ
    5. 厚労省「コンピュータ化ガイドライン」Q&Aの重要点とその解説
  4. PIC/S GMP におけるコンピュータ関連の要件
    1. 製薬企業とPIC/S加盟の意味
    2. PIC/S GMPガイドの構成
    3. PIC/S GMP Annex11 Computerized Systemの要件と厚労省ガイドラインとの差
    4. PIC/S GMP Annex15 (適格性評価とバリデーション) のポイントと“データインテグリティ (データの完全性) ”の要求
    5. Annex11の最重要要件であるITインフラの適格性確認とその取り組み方法
    6. 国内初のITインフラ適格性の取組み事例の紹介
  5. 回顧的バリデーションの考え方と取組み方法
    1. 回顧的バリデーション要件の根拠
    2. 回顧的バリデーション取組みの手順
    3. GAMP GPG 「レガシー (既存) システムバリデーション」の解説
  6. ERES (電子記録・電子署名) とその対応
    1. アメリカ (FDA) :21CFR Part11の要件
    2. 日本 (厚労省) :ER/ES指針の経過とその要件
    3. 欧州及びPIC/S におけるER/ES要件
    4. ERESへの対応をどう進めるか
  7. データの取り扱いとやってはならないこと、気を付けなければいけないこと
    1. データの取り扱いとデータインテグリティ
    2. データの取り扱いに関するFDAのワーニングレター
    3. MHRA (英国当局) やFDAのデータインテグリティの要件のポイント
    4. データインテグリティ要件に対する対応方法
    • 質疑応答
    • 演習問題
    • 個別ミニコンサル

講師

  • 荻原 健一
    株式会社シー・キャスト
    代表取締役

会場

機械振興会館

B3-2

東京都 港区 芝公園3-5-8
機械振興会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 57,000円 (税別) / 61,560円 (税込)
複数名
: 30,000円 (税別) / 32,400円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 30,000円(税別) / 32,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 57,000円(税別) / 61,560円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/24 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2024/12/24 核酸医薬品の品質管理および分析・評価のポイント オンライン
2024/12/24 体外診断用医薬品における承認申請書作成ノウハウおよびPMDA相談のポイント オンライン
2024/12/25 PIC/Sを踏まえた治験薬GMPガイドラインと運用上の注意点および三極 (日米欧) 規制の解説 オンライン
2024/12/25 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文ライティング入門 オンライン
2024/12/26 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2024/12/26 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント (入門講座) オンライン
2024/12/26 原薬GMP/ICH Q7・Q11の要件理解と原薬プロセスバリデーション実施時の注意点 オンライン
2024/12/27 英文メディカルライティング基礎講座 オンライン
2024/12/27 医薬品製造現場におけるコスト削減と少人数体制のQC/QA業務効率化 オンライン
2024/12/27 ICH品質関連ガイダンス視点から考えるCTD-Q記載要求事項と効率的申請資料作成法 オンライン
2024/12/27 医薬品製造施設 (バイオ、合成原薬、固形製剤、無菌製剤) の構造設備に関わるGMP講座 オンライン
2025/1/6 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2025/1/6 改正GMP省令、PIC/S DIガイドをふまえたGMP文書・記録の再点検 (データ改竄、捏造、隠蔽防止のための工夫) オンライン
2025/1/6 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2025/1/6 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2025/1/7 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/8 失敗成功事例から学ぶ原薬の各ステージでのスケールアップ製造のポイント オンライン
2025/1/8 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)