技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ナノコンポジットによる高分子の絶縁性、熱伝導性向上技術

ナノコンポジットによる高分子の絶縁性、熱伝導性向上技術

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年6月23日(木) 10時30分16時00分

プログラム

第1部 絶縁放熱シートの劣化現象と対策

(2016年6月23日 10:30〜12:00)

  1. 絶縁劣化の定義とその要因
  2. 充填材入りシート内部の電界分布
    1. 分極による電界の歪み
    2. 繰り返しインパルスによる空間電荷の蓄積
  3. 繰り返しインパルスによる放熱絶縁シートの劣化機構の検討事例
    1. 試料および実験方法
    2. 実験結果および検討
    • 質疑応答

第2部 ナノコンポジット絶縁材料の設計技術

(2016年6月23日 12:45〜14:15)

  1. 一般的なエポキシ複合絶縁材料の熱伝導性
  2. ナノコンポジット化技術
    1. ナノコンポジット材料の概要
    2. ナノ・マイクロコンポジットの特徴
      1. 熱伝導性
      2. 絶縁特性
      3. 誘電特性
    3. 短時間絶縁破壊と長時間絶縁破壊
      1. 部分放電劣化
      2. 電気トリー
    4. 導電性フィラーへのナノアルミナコーティング効果 (体積抵抗率と比誘電率)
  3. ポリマーナノコンポジットはどうやって作る?
    1. ポリマー~エポキシ樹脂
    2. フィラー
      1. アルミナ
      2. シリカ
      3. 窒化ホウ素
      4. 窒化アルミ
  4. 電気絶縁特性は向上する?
    1. 絶縁耐力
    2. 耐コロナ性
    3. 耐トリー性
  5. 熱伝導性は向上する?~熱伝導パスの有効形成~
  6. 高熱伝導性と電気絶縁性の双方向上は可能か?
    • 質疑応答

第3部 高熱伝導絶縁シート適用パワーモジュールの放熱性、絶縁性の向上

(2016年6月23日 14:30〜16:00)

  1. 電子機器の構造と高熱伝導樹脂材料のニーズ
    - パワーモジュール適用例を中心に –
  2. 高熱伝導複合材料の基礎と応用
    1. 樹脂/無機フィラー複合材料の熱伝導率
    2. モールド型パワーモジュールへの応用
  3. 複合材料の熱伝導率向上技術
    1. 高熱伝導フィラー (BN) の高充填化
    2. 高熱伝導フィラー (BN) の配向制御
    3. マトリクス樹脂の高熱伝導化
  4. 高熱伝導絶縁シート適用パワーモジュールの放熱性の向上
  5. 高耐熱・高熱伝導絶縁シートの開発
    • 質疑応答

講師

  • 門脇 一則
    愛媛大学 大学院理工学研究科 電子情報工学専攻
    教授
  • 小迫 雅裕
    九州工業大学 大学院 工学研究院 電気電子工学研究系 電気エネルギー部門
    教授
  • 平松 星紀
    三菱電機 株式会社 先端技術総合研究所 パワーモジュール開発プロジェクトグループ パッケージング技術グループ
    グループマネージャー

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/9/29 ベーパーチャンバーの高熱伝導化、設計と実装技術 オンライン
2025/9/29 バリアフィルム作製の基礎とガス透過性メカニズム・評価技術および最新技術動向 オンライン
2025/9/29 断熱材の開発動向と熱特性評価技術 オンライン
2025/9/29 車載用プラスチックの基礎と最新動向 愛知県 オンライン
2025/9/29 5G/6G時代の高周波基板向け低誘電損失材料に対する材料設計・技術開発動向とその実際技術 オンライン
2025/9/30 ポリウレタンの原料・反応・特性およびフォーム・塗料・複合材料用途の新技術 オンライン
2025/9/30 高分子材料 (プラスチック・ゴム) の基礎知識とその劣化・破壊原因と対策 オンライン
2025/9/30 高分子材料における微生物劣化のメカニズムと対策技術 東京都 会場
2025/9/30 PVA (ポリビニルアルコール) の基礎知識と機能化設計 オンライン
2025/10/1 化学プロセスの評価と熱エネルギー効率の最適化 / プロセスシミュレーションとピンチテクノロジーの活用 オンライン
2025/10/1 ポリウレタンの原料・反応・特性およびフォーム・塗料・複合材料用途の新技術 オンライン
2025/10/2 高分子絶縁材料の評価技術と劣化対策 オンライン
2025/10/3 高分子の難燃化・不燃化技術と難燃材料の開発及び規制動向 オンライン
2025/10/3 廃プラスチックのリサイクル技術の最新動向と今後の課題 オンライン
2025/10/6 押出成形のトラブル対策 Q&A講座 オンライン
2025/10/6 AI時代におけるデータセンターの放熱・冷却技術とその課題 オンライン
2025/10/6 人工皮革・合成皮革の基礎知識 オンライン
2025/10/6 インフォマティクスと近赤外光による高分子材料の劣化予測 オンライン
2025/10/7 導電性フィラーの種類、特性と配合・分散技術 オンライン
2025/10/7 シリカ微粒子の用途および先端分野における役割と活用例 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/9 熱交換器〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/6/9 熱交換器〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/5/30 熱、排熱利用に向けた材料・熱変換技術の開発と活用事例
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発