技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

次世代二次電池に向けた電解質技術

次世代二次電池に向けた電解質技術

~固体電解質の設計 / イオン液体の高分子化~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年3月8日(火) 10時00分 17時00分

修得知識

  • 全固体二次電池の電極-電解質界面制御とシミュレーション
  • 硫化物固体電解質の作製と全固体電池への応用
  • イオン液体の基礎知識、基本的特徴、電気化学的特性、電池用電解質の研究事例など

プログラム

1. 全固体二次電池の電極 – 電解質界面制御とそのシミュレーション

(2016年3月8日 10:00〜12:00)

  1. 全固体電池開発の歴史
    1. 全固体電池の特徴
    2. 全固体電池の課題と解決への取り組み
    3. リチウムイオン電池の課題
  2. リチウムイオン電池の全固体化
    1. 全固体化の利点
    2. 全固体化における課題
    3. 正極/硫化物固体電解質界面
    4. ナノイオニクスに基づく高出力界面設計
  3. 高出力界面の構築
    1. 高イオン伝導性緩衝層材料
    2. ナノシート
    3. 自己形成コア-シェル構造
  4. 第一原理計算によるシミュレーション
    1. 正極/硫化物固体電解質界面
    2. リチウムイオンの挙動
    • 質疑応答

2. 硫化物固体電解質の作製とその全固体電池への応用

(2016年3月8日 12:45〜14:45)

  1. 硫化物固体電解質
    1. 導電率
    2. 電気化学的安定性
  2. 硫化物ガラス系電解質を用いた全固体リチウム二次電池
  3. 電極活物質/硫化物電解質の界面制御
    • 質疑応答

3. イオン液体の電気化学特性と電解質としての応用

(2016年3月8日 15:00〜17:00)

 イオン液体が活躍する分野はイオニクスデバイスからバイオサイエンスと多岐にわたる。本講演では、イオン液体の電池用電解質用途としての応用に着目し、研究事例を交えつつ解説する。

  1. イオン液体とは
    1. 定義
    2. 合成方法
    3. 物理化学特性
    4. 電気化学特性
  2. イオニクスデバイスへの応用
    1. 電気二重層キャパシタ
    2. リチウムイオン電池
    3. 色素増感太陽電池
    4. 燃料電池
    5. アクチュエータ
    6. その他デバイス
  3. イオン液体の高分子化
    1. イオンゲル
    2. 双性イオン型イオン液体
    3. ポリカチオン型イオン液体
    4. ポリアニオン型イオン液体
  4. 中間相を活用した電解質の分子設計
    1. 液晶性イオン液体
    2. イオン性柔粘性結晶
    • 質疑応答

講師

  • 高田 和典
    国立研究開発法人 物質・材料研究機構 エネルギー環境材料研究拠点
    拠点長
  • 松田 厚範
    豊橋技術科学大学 大学院 工学研究科 電気・電子情報工学系
    教授
  • 藤田 正博
    上智大学 理工学部 物質生命理工学科
    教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/9 燃料電池、水素・アンモニアエネルギーの最新動向と今後日本企業がとるべき事業戦略 オンライン
2025/1/10 導電性カーボンブラックの特性、選定、分散技術 オンライン
2025/1/15 電気化学反応と電極反応のメカニズム、電気化学測定法および電極・溶液界面の解析技術 オンライン
2025/1/16 FT合成による液体燃料の製造とその触媒技術 オンライン
2025/1/17 アンモニア利用の最新動向と利用技術 オンライン
2025/1/21 固体酸化物形セルを用いた水素製造・利用技術の基礎と最新動向 オンライン
2025/1/21 フレキシブル熱電変換デバイスの基礎と最新技術動向 オンライン
2025/1/21 全固体リチウム二次電池の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/1/21 核融合発電の産業化に向けたイノベーション技術と応用 オンライン
2025/1/22 導電性カーボンブラック導電材の分散性向上技術と電池特性の向上 オンライン
2025/1/22 有機分子を活物質とするリチウムイオン電池とレドックスフロー電池 オンライン
2025/1/23 カーボンニュートラル (CN) 社会における水素の現状と将来および技術動向 オンライン
2025/1/23 リチウムイオン電池の高性能化、安全性確保のための最新技術動向と業界動向・市場展望 オンライン
2025/1/23 バイオマスとSAF (持続可能な航空燃料) を取り巻く最新動向と今後のビジネス・チャンス オンライン
2025/1/24 リン酸鉄 (LFP) 系リチウムイオン電池の開発動向と電極特性 オンライン
2025/1/27 フレキシブル熱電変換デバイスの基礎と最新技術動向 オンライン
2025/1/28 二酸化炭素の有効利用技術とその最新動向 会場・オンライン
2025/1/29 カーボンニュートラル (CN) 社会と新しい再生可能エネルギーの技術動向 オンライン
2025/1/29 核融合発電の産業化に向けたイノベーション技術と応用 オンライン
2025/1/29 バイオマス利用のエタノール製造技術と課題 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/6/19 半導体・磁性体・電池の固/固界面制御と接合・積層技術
2024/2/25 2024年版 水素エネルギー市場の実態と将来展望
2024/1/26 2024年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2023/11/30 EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023 [書籍 + PDF版]
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023
2023/11/24 2024年版 脱炭素エネルギー市場・技術と将来展望
2023/9/8 2024年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/5/31 アンモニアの低温・低圧合成と新しい利用技術
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/17 2023年版 水素エネルギーの市場予測と将来展望
2023/1/20 2023年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2022/11/21 海洋エネルギーの活用技術
2022/11/21 海洋エネルギーの活用技術 (CD-ROM版)
2022/11/11 2023年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ (書籍 + PDF版)
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ
2022/9/30 水素の製造とその輸送、貯蔵、利用技術