技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

歯周病治療で求められる薬剤と歯科材料の開発

歯周病治療で求められる薬剤と歯科材料の開発

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年2月22日(月) 13時00分 16時15分

プログラム

第1部. 歯周病の薬物療法と臨床ニーズ

(2016年2月22日 13:00〜14:30)

 成人の80%以上が罹患していると言われる歯周病は、細菌感染症であるにもかかわらず薬物の使用は補助的な域を出ていない。しかし、我々は適切な薬剤を有効に用いることで、歯周病の劇的な改善と治療期間の短縮、さらに再発の抑制が生じることを見出した。本講座では抗菌薬併用全顎スケーリング・ルートプレーニングの基礎的データと臨床効果を紹介する。その上で、歯周病治療に適した薬剤について考察したい。

  1. 歯周病の総説
  2. 歯周病と細菌感染
  3. 歯周治療のゴールドスタンダード
  4. プラークコントロールの変遷
  5. 歯周環境の安定化とは
  6. AZM FM-SRPの基礎
  7. AZM FM-SRPの臨床
    1. 慢性歯周炎
    2. 侵襲性歯周炎
    3. インプラント周囲炎
  8. AZMの歯周病に対する作用
  9. 歯周治療に有効な薬剤
    1. 含嗽剤
    2. 局所薬物送達療法
    3. コラゲナーゼ抑制
    4. Dental Drug Delivery System
    • 質疑応答

第2部. 歯周組織再生療法で使用される歯科材料と臨床ニーズ

(2016年2月22日 14:45〜16:15)

 歯周病は口腔のみならず全身の健康を脅かしています。治療では,歯周病原細菌のバイオフィルムをはじめとする病因やリスクファクターをコントロールすることが重要です。歯周炎が中等度以上に進行した場合,歯周外科治療が効果的な治療戦略となり,なかでも歯周組織再生療法は治療の可能性を大きく広げています。歯周組織の再生は,歯肉・歯根膜という軟組織と,セメント質・歯槽骨の硬組織が絶妙な調和のもと行われる必要があります。今回,組織再生に必須の要素である細胞,担体,シグナル分子について概説し,臨床で求められているものについてお話します。

  1. 歯周病とリスクファクター
    1. 歯周病とは
    2. わが国における罹患状況
    3. 病因とリスクファクター
    4. 歯周病原細菌とバイオフィルム
    5. 歯周病治療の流れ
  2. 歯周組織再生療法
    1. 歯周組織再生の概念
    2. 再生療法の種類
    3. 臨床応用
  3. 歯周組織再生の研究展開
    1. 細胞
    2. 担体
    3. シグナル分子
  4. 臨床で求められているもの
    • 質疑応答

講師

  • 五味 一博
    鶴見大学 歯学部 歯周病学講座
    教授
  • 齋藤 淳
    東京歯科大学 歯周病学講座
    教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/9/30 医薬品・部外品・化粧品分野で必要な品質管理/検査に役立つ化学分析の基礎 オンライン
2024/9/30 改正GMPに対応する技術移転/移管での同等性評価とバリデーション/作業者教育 オンライン
2024/9/30 医薬品包装工程におけるバリデーションの基礎とクオリフィケーション & PV実施の考え方 東京都 会場・オンライン
2024/9/30 医薬品や医療機器の早期承認取得のためのPMDA申請戦略とスムーズに合意を得る方法 オンライン
2024/9/30 GMP管理ではない (non-GMP) 原材料供給業者における特有の製造・品質管理の要求事項と監査 (書面・実地) ポイント・事例 オンライン
2024/10/1 オーファンドラッグの開発戦略と事業性評価の考え方 オンライン
2024/10/1 医薬品ライセンスにおけるデューデリジェンスのプロセスと実務対応 オンライン
2024/10/1 バイオ/抗体医薬品 CMC申請・CTD作成/品質試験・規格設定コース オンライン
2024/10/1 バイオ医薬品/抗体医薬品におけるCMC薬事申請・CTD作成とCMC薬事デザインのポイント オンライン
2024/10/1 バイオ医薬品開発を目的としたタンパク質溶液の安定化と添加剤の効果/選定 オンライン
2024/10/2 GDPガイドライン入門講座 オンライン
2024/10/2 GDP対応のための文書整備、流通業者管理と実務対応のポイント オンライン
2024/10/2 中国・香港・台湾・韓国・インド・ASEAN主要国の薬事規制比較と現地対応ノウハウ オンライン
2024/10/2 治験に関わるベンダーの要件調査と監査 オンライン
2024/10/4 メディカルライティング入門講座 オンライン
2024/10/4 医薬品の品質保証 (QA) / 品質管理 (QC) における具体的対応手法 オンライン
2024/10/4 新規モダリティの事業価値評価とGO/No-go意思決定のポイント オンライン
2024/10/7 現場で役に立つCAPA (是正予防・予防処置) 導入手順・事例と根本的原因分析入門講座 オンライン
2024/10/7 医薬品製造における異常・逸脱管理とインシデンツ対応 オンライン
2024/10/7 バイオシミラーの診療報酬評価と開発、普及への取り組み オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/29 生体吸収性外科材料の使い方と新しい材料の有用性
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)