技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品特許におけるLCM戦略

医薬品特許におけるLCM戦略

~後発品を有効に排除できる事例とは~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年1月29日(金) 12時30分16時30分

プログラム

 近年、製薬会社からは新薬が以前ほど開発/上市しにくいとよく耳にします。各種生活習慣病の治療/予防に対しては、既に一定レベルに達した完成された医薬品が市場を占めており、これからの新薬において承認を得るためには、それらを上回る医薬品の開発が必要となり、その高い開発のハードルや、それに伴う開発費用の高騰が、近年の新薬開発/承認の難しさの大きな要因となっております。このような状況の中で、各製薬会社では新薬開発だけでなく、既存の商品の延命の重要性が注目されつつあり、自社の既存の医薬品や開発途中の候補医薬品の将来の特許期間切れ後の対策が生き残りを掛けた重要な課題となっております。
 本講演では、医薬品のライフサイクルについて、特許戦略を通じて如何に延ばしていくかを、医薬品開発の観点も踏まえて特許実務の観点からお話しいたします。具体的には、特許期間延長制度の欧米の制度と比較しながらの説明を含め、基本的な特許期間に関する制度の説明から、医薬品の物質特許に付随する第二医薬用途、製剤、結晶、選択発明、投与計画などの間接的な発明の特許取得の特許実務経験からのポイント、製品の用法に直接関与しない特許が後発品を有効に排除できる事例など、直接の事例や仮想事例を含め、実務経験に基づく応用的な内容までをお話しいたします。また、特許性が認められにくい間接的発明の特許取得における、これまでの実務経験で特許庁審査官とのやり取りの中で得たコツのようなものもお話しできると思います。

  1. 特許期間延長制度を含めた特許期間の日欧米制度の比較
    1. 日本
    2. アメリカ
    3. 欧州
  2. 医薬品の各対象別の特許延命化戦略
    1. 物質・結晶多形特許
    2. 製剤特許
    3. 用途特許 (第二医薬用途)
    4. 投薬方法
    5. 選択発明
  3. 医薬品関連発明の海外での特許可能性の現状
    1. 米国での傾向
    2. 欧州での傾向
    3. 第二医薬用途などに関して
  4. 後発品を有効に排除できる事例
    1. 特許法29条の2の利用
    2. 限定的な用法特許による後発品の排除
    3. その他
  5. 特許性が認められにくい間接的発明の特許取得ポイント
    1. 審査官とのやりとり
    2. データの有効活用
    3. その他

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/12/16 技術者・研究者が知っておきたい経営・知財の要点 オンライン
2025/12/16 分析法バリデーション基礎講座 オンライン
2025/12/16 分析法バリデーションのための統計解析入門と分析能パラメータ計算および基準値設定法入門 オンライン
2025/12/16 インド・中国・ASEANにおける医薬品薬事・薬価戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/12/16 はじめての化学系特許出願 オンライン
2025/12/16 医薬品事業化のために必要な開発・上市戦略 オンライン
2025/12/16 GMPに対応した洗浄バリデーションは具体的に何を計画し、何を行い、何を証明すればよいのか オンライン
2025/12/16 バイオ医薬品・ウイルスベクター・遺伝子治療薬における超遠心分析の基礎と品質評価における具体的な分析検討方法 オンライン
2025/12/16 製薬用水の品質確保、PIC/S GMP Annex 1改訂で新たに定義された汚染管理戦略の製薬用水への適用 オンライン
2025/12/16 患者数・市場規模ベースで検討する医薬品の売上予測と事業性評価 オンライン
2025/12/17 GMP省令/行政査察対応を踏まえた変更/逸脱管理と処理手順書作成 オンライン
2025/12/17 スケールアップ・ダウン検討および実験計画の進め方・データのとり方 オンライン
2025/12/17 生体親和性材料の界面設計・評価・スクリーニング オンライン
2025/12/17 オーファンドラッグの患者数、売上予測と事業化のポイント オンライン
2025/12/17 戦略的なターゲットプロダクトプロファイル (TPP) 策定プロセスと競争環境および規制要件を見据えた差別化戦略の構築方法 オンライン
2025/12/17 メディカルライティング入門講座 オンライン
2025/12/17 CSV (コンピュータ化システムバリデーション) 実務の基礎 オンライン
2025/12/18 RMP (リスク管理計画) ・リスク最小化活動の適時適切な検証・更新とRWD活用スキル オンライン
2025/12/18 海外販売も見据えた薬価算定ルール・薬価妥当性判断と当局交渉/戦略立案/シナリオ策定のポイント オンライン
2025/12/18 新規事業テーマ、アイデア創出における生成AI活用の仕方 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/10/8 P&G 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2018/10/8 P&G 技術開発実態分析調査報告書
2018/10/1 軸受の密封 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/12/27 「特許の棚卸し」と権利化戦略
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書