技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬ライセンスとデューデリジェンスの基礎講座 (2日間)

第1回 + 第2回

医薬ライセンスとデューデリジェンスの基礎講座 (2日間)

~医薬ライセンスの特殊性、交渉プロセスと化合物評価~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーは「医薬ライセンスとデューデリジェンス」のセミナーを2テーマセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
通常受講料 : 99,960円 (税込) → 全2コース申込 割引受講料 64,800円 (税込)

開催日

  • 2016年1月28日(木) 10時30分 16時30分
  • 2016年2月24日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 失敗しない交渉の進め方
  • 化合物評価から秘密資料による再評価
  • デューデリジェンスによる最終評価のポイント

プログラム

第1回「医薬ライセンスとデューデリジェンスの基礎講座」

 国内製薬企業の医薬ライセンス部門の担当者は研究・開発部門を中心に製薬事業に関わる各部門から集められることが多いと思います。実際、ライセンス業務は製薬業務全般にわたっていますし、それぞれの部門に精通している人材が必要です。一方、多くの国内製薬企業のライセンス部門は欧米に比べて本格的な活動を始めてから日が浅く研修体制が整っていないところが多いように思います。社外のライセンス関連講座は比較的頻繁に行われているのでこれを利用することもできますが、大部分の講演会は時々のトピックスを取り上げる傾向が強く、ある程度実務経験を積んだライセンス担当者を対象にしているように思います。
 そこで、ここではライセンス部門に配属されてまだ日の浅い担当者を主な対象として医薬ライセンス全般にわたる講座にしたいと考えています。
 第1回では、医薬ライセンスの特殊性と基礎的な知識についてお話しします。また、実務では交渉プロセスと化合物評価を取り上げます。
 交渉プロセスでは契約書締結の流れに沿って説明し、失敗しない交渉の進め方についてもお話したいと思います。化合物評価では候補化合物探索のための化合物評価から秘密資料による再評価、デューデリジェンスによる最終評価までの化合物評価全般について説明します。また、相場観についても触れたいと思います。

  • はじめに
    1. 医薬ライセンスの特徴
      1. 医薬品の承認認可制度と研究開発
      2. 他の産業におけるライセンスとの違い
    2. 医薬ライセンスの基礎知識
      1. 契約形態について
      2. ライセンスフィーについて
      3. 共同開発について
      4. 共同販売について
    3. ライセンス交渉の流れ
      1. 社内検討と承認
      2. 相手企業へのアプローチ
      3. ライセンス希望の表明
      4. 秘密資料の入手と注意点
      5. 主要契約条件とタームシートの作成
      6. デューデリジェンスと注意点
      7. 詳細な契約条件と契約書の作成
      8. 契約締結
      9. 失敗しないためのライセンス交渉戦略
        1. ライセンス担当者の裁量範囲の設定
        2. 柔軟で積極的な交渉戦略
    4. 候補化合物の探索
      1. ポートフォリオ分析
      2. 収益性の分析
      3. 候補化合物のイメージ作成
    5. ライセンス化合物の評価
      1. 公開資料の入手方法と一次評価
        1. データベース
        2. ライセンス目的に沿った一次評価
        3. 候補化合物の選定と優先順位付け
      2. 秘密資料の入手と再評価
      3. デューデリジェンスと最終評価
        1. デューデリジェンスのタイミング
        2. デューデリジェンスの実務
        3. 最終評価
      4. 相場観
        1. 相場観とは
        2. 標準的な収益性評価法とWin-Win条件との違い
        3. 不確定要素の取り扱い方
    6. おわりに

第2回「医薬ライセンスとデューデリジェンスの基礎講座」

 国内製薬企業の医薬ライセンス部門の担当者は研究・開発部門を中心に製薬事業に関わる各部門から集められることが多いと思います。実際、ライセンス業務は製薬業務全般にわたっていますし、それぞれの部門に精通している人材が必要です。一方、多くの国内製薬企業のライセンス部門は欧米に比べて本格的な活動を始めてから日が浅く研修体制が整っていないところが多いように思います。社外のライセンス関連講座は比較的頻繁に行われているのでこれを利用することもできますが、大部分の講演会は時々のトピックスを取り上げる傾向が強く、ある程度実務経験を積んだライセンス担当者を対象にしているように思います。
 そこで、ここではライセンス部門に配属されてまだ日の浅い担当者を主な対象として医薬ライセンス全般にわたる講座にしたいと考えています。
 第2回では、多様なライセンスストラクチャーと契約書への反映について説明します。また、ライセンスリスクとその回避方法や医薬ライセンスの最近の傾向も取り上げます。
 契約書ではタームシートの作成から契約書各条項の意味や注意点についてライセンスストラクチャーと関連付けながら説明します。また、開発早期の化合物のライセンスが増えるにしたがって急激に高まっているライセンスリスクとその回避方法について事例を挙げて説明します。最後に医薬ライセンスの最近の傾向、特に、ライセンスフィーに対する考え方の変化やライセンスストラクチャーの多様化についてお話ししたいと思います。

  • はじめに
    1. ライセンスストラクチャー
      1. 一方向のライセンスの場合
      2. 交換化合物がある場合
      3. 条件付きライセンス契約
      4. 包括的ライセンスと企業買収
    2. タームシート
      1. タームシートとは
      2. タームシートの一般的な内容と作成
      3. タームシートの締結
    3. 契約書
      1. 必用な条項
        1. 対象と種類
        2. 目的
        3. 経済条件とその本来の意味
        4. 主要な契約条項
      2. 独占禁止法による制限行為
        1. 販売価格や再販価格について
        2. 研究開発活動について
        3. 改良技術について
        4. 不公正な取引方法と原則として不公正な取引とは見なされない場合
      3. 契約満了あるいは解約時の注意点
        1. 契約期間と解約条項
        2. 条件付き解約条項
        3. 解約条件の注意点
        4. 医薬品原体や製品の供給期間
        5. 企業買収や契約終了時に返還すべきもの
        6. 改良発明や共同研究成果
    4. ライセンスリスクとその回避方法
      1. ライセンスリスク増加の背景
        1. ライセンスにおける開発初期化合物の増加
        2. ベンチャー企業の台頭
      2. ライセンス失敗例の考察
      3. リスク低減方法
        1. ライセンスストラクチャー
        2. POCとオプション契約
        3. デューデリジェンス
        4. リスクシェア
    5. 医薬ライセンスの最近の傾向
      1. ライセンスフィー
      2. ライセンスストラクチャー
      3. 自社研究開発化合物の客観的評価
    6. おわりに

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 30,000円 (税別) / 32,400円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 基礎から学ぶやさしいGMP超入門講座 オンライン
2024/4/22 リアルワールドデータ (RWD) を活用するための薬剤疫学基礎セミナー オンライン
2024/4/22 製造/ラボにおける監査証跡の具体的な運用方法・管理と効率的なレビュー手順 (どこまですべきか) オンライン
2024/4/22 改正GMPに対応した空調設備の管理とバリデーション オンライン
2024/4/22 安全性定期報告書等の作成にむけた安全性集積データの見方・評価と文章作成のコツ オンライン
2024/4/22 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/4/23 医薬品開発における事業性評価・ポートフォリオ分析と意思決定手法 オンライン
2024/4/23 新規モダリティにおける特許の現状および特許戦略 オンライン
2024/4/23 薬物動態の基礎と活用 オンライン
2024/4/23 非GLP試験の書面調査と過剰に陥らない効率的な信頼性確保の基準 オンライン
2024/4/24 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 東京都 会場・オンライン
2024/4/24 信頼性基準適用試験における運用への落とし込みと(国内外) 委託時の信頼性保証 オンライン
2024/4/24 アメリカにおける体外診断薬の事業戦略策定と参入のポイント オンライン
2024/4/24 医薬品・バイオ技術のライセンスと研究提携における「経済条件」 の決め方及びリスク対策 オンライン
2024/4/24 フロー合成・連続生産・マイクロリアクター/スケールアップコース (2日間) オンライン
2024/4/24 ラボにおけるデータインテグリティ実務対応 オンライン
2024/4/25 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/4/25 具体的データ事例を用いた安定性試験の統計解析と規格設定 オンライン
2024/4/25 滅菌の基礎と滅菌バリデーション入門 オンライン
2024/4/25 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/12/27 「特許の棚卸し」と権利化戦略
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)